蛭ヶ岳
ひるがたけ 1673m 丹沢山地
アクセス
圏央道 相模原ICから35分 黍殻山登山口付近駐車場
ルート
①日目 黍殻山登山口〜八丁坂ノ頭分岐〜黍殻山避難小屋[泊]
②日目避難小屋〜姫次〜蛭ヶ岳山頂〜姫次〜青根分岐〜登山口
主観的難易度… 中上級
- 天気:①日目 晴れ ②日目晴れ
- 人数:2人(K)
- 行動時間:①日目 データなし ②日目 約9時間(休憩等含む)。標準コースタイム ①日目 2時間5分 ②日目 6時間10分
丹沢最高峰、蛭ヶ岳。この時は1週間ほど前に関東にも大雪が降り、丹沢もしっかり雪山に。雪山デビューです!
もともと丹沢の深部にあって、アプローチ困難な上にまあまあの積雪。時間が掛かりそうなので避難小屋泊とし、こちらもデビュー戦となりました。
避難小屋は寝具が用意されていません。となれば必要なものがシュラフ(寝袋)とマットです。
山を始めてから貧困生活続きですが… 買ってしまいます。この時既にテントもやるつもりだったので、大きいザック(75リットル)も用意しました。
Nanga(ナンガ) オリジナルシュラフ ダウンバッグ 600STD KHA レギュラー
国産、防水コーティング、永久保証。ナンガ最高です! 今でも使ってます。
現行モデルは挟み込み軽減ファスナーなどグレードアップしてます。それにしてもこれはほぼ厳冬期用。私もやる気満々ですね。
THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用マットレス クローズドセルマットレス Zライト ソル シルバー/レモン S(51×130×厚さ2cm) R値2.6 30669 【日本正規品】
すぐに横になれる敷くだけタイプ。これは後に山で失くし、今はインフレータブルタイプ(膨らますやつ)を使ってます。
グレゴリー バルトロ75 BALTORO 75 ネイビーブルー M 657801598
後のテント山行を見越して75リットル。値段が高いし、本体がちょっと重い…。でも背中にぴったりフィットさせると、不思議と楽に担げます。内部のコーティングが剥がれて来ましたが、こちらもまだ現役です。
現行モデルは背面の通気性、ウェストベルトの小さいポケット、レインカバーは別売、などのネガが解消されているようです。
ノースフェイスの冬用ジャケットも買いましたが、これはゴアテックスじゃなかったので、後にスノーボード用のウェアになりました。
その他の装備は、6本歯アイゼン、ゲイター(スパッツ)、ポールに取り付けるスノーバスケットなど。
靴は通常の縦走用。グローブなどの防寒具はスノーボード用を流用しました。
総重量は20㎏近いですが装備は万全、出発です!
初日は2時間くらいしか歩かないのでのんびりです。
取り付いたのは昼過ぎでした。
駐車場所ははっきり覚えていませんが、黍殻山登山口付近にあった駐車スペースに駐めたような気がします。
しばらく続く舗装路が終わり、急な登山道になってから雪が出て来たと思います。
過去何度かアイゼン歩行はありましたが、今までで一番雪が深く6本歯アイゼンでは若干大変でした。荷物も今までで一番重くペースが上がりませんでした。
そしてやっと宿に到着!
黍殻(きびがら)避難小屋。(写真は翌日の出発時)
薪ストーブ付きですが、この翌年小屋が建て替えられた時、ストーブは無くなってしまった様です( ´・ω・`)
薪は小屋の外にありました。
湿っていたので点火にちょっと手間取りましたが、こりゃーぬくい!
しかし煙が凄っ! ジャケットなどからしばらく美味しそうなスモーク臭が消えませんでした…
他に誰も居なかったので我が家のごとく寛がせてもらいました(^^;)
と、かなり快適だったので宴会も盛り上がり… 翌日はすっかり寝坊。
初日はローペースだったので早く起きようと言っていたのに、起床は7時半くらいかな? それでもなぜかしっかり朝食。
当然小屋の掃除もしっかりしました。
出発は8時半でした。遅っ!
慣れない雪と重い荷物にやはりペースが上がらない…
姫次(ひめつぎ)に着くと富士山の眺めが素晴らしい!
しかし山頂はまだ遠い…
姫次から山頂は登り返しもあって精神的にも疲れます。
しかも結構踏み抜きポイントがありました。
山頂まであとちょっと! の登りがきつい(^^;)
そしてやっと辿り着いた山頂。
快晴です。ちょっと白飛びですが…
南アルプスもくっきり。
丹沢山と右端は塔ノ岳。
東京方面と宮ヶ瀬湖。
360度の展望! しばし時間を忘れ魅了されます。
しかし魅了され過ぎ、気付けばいい時間。とにかく今回はペースが遅いし早く降りないと!
ちなみに昼食は蛭ヶ岳山荘の自炊室をお借りして取りました。
帰りもアップダウンがかったるい…
確かに雪に慣れてなきゃこんな道は歩きにくい。
と、結局ペースは上がらぬまま姫次に着くと、なんか薄暗い…。富士山を見ると日が落ちそう。
ん? このままダイヤモンド富士になりそうだ(゚∀゚) もうここまで来たら待ってしまおう!
と、待つこと10分から20分。
あとちょっと…
蛭ヶ岳も少し赤く染まってます。
来ました! ハレーション?だかゴースト?だか酷いですが。iPhoneの限界です。
マジックアワーで富士山が奇麗に浮かび上がる。
こんな感じで時間潰してたので、当然ヘッデン(ヘッドライト)下山です。
暗い中登って来たおじさん2人組は黍殻避難小屋に泊まるとかで、ウハウハしてました(^^;)
つーか思えば、余計な荷物は避難小屋にデポって行けばよかったんです…
100均のカルパスをかじりつつ、真っ暗の中ヘロヘロで無事下山です。雪に慣れてないとは言え、何故こんなに時間が掛かったか謎ですが、とにかく無事下山です。
やはり雪山は短時間の日帰りで練習してからにしましょう!
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温泉
道志の湯
当時どこへ行ったか覚えてませんが、この辺の定番です。雰囲気のよい露天風呂に、レストラン、大広間と充実の施設。
数年前にリニューアルしました。
【個人的おすすめ度…☆☆☆★★】
【自分用データ】
山行回数:29 踏破数:35 百名山:11 撤退:2