硫黄岳 横岳 赤岳
いおうだけ 2760m よこだけ 2829m あかだけ 2899m
八ヶ岳 日本百名山
アクセス
中央自動車道 小渕沢ICより35分。
赤岳山荘駐車場《80台、1000円(1日)、トイレ 有》
ルート
①日目 赤岳山荘〜北沢ルート〜赤岳鉱泉〜赤岩の頭〜硫黄岳〜硫黄岳山荘[小屋泊]
標準コースタイム 4時間30分
②日目 硫黄岳山荘〜横岳〜赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋〜南沢ルート〜赤岳山荘
同CT 5時間20分
ヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ
難易度 …中級
トータルの行動時間は10時間くらいですが、横岳や赤岳の前後に険しい岩場があります。
チャレンジ前にそれなりに経験を積んだ方がいいと思います。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:両日 くもり時々晴れ
- 人数:4人(O、K、Y)
- 行動時間:①日目 5時間20分。②日目 8時間20分。
今回のルートは美濃戸からスタートし、南八ヶ岳の主稜線を縦走する 王道ルートです。
しかし天気は、う〜ん… な感じでした( ´д`)
※過去(2017年)の山行記です。
スタート地の赤岳山荘駐車場。
さっそく曇ってるけど、とりあえずGO〜
美濃戸山荘の分岐。
この看板見ると「さー 行くぞ〜」って気になりますね。
道標 写真切れてますが、北沢コース、南沢コースに分かれてます。
硫黄岳に近い北沢コースから行きます。
しばらくは歩きやすい林道。
関係者はこの先の堰堤(えんてい)広場までクルマで行けるようです。
堰堤広場から先は沢沿いの道。
沢が赤いです。なんかの成分が混じってそうですね。
おしゃれコップみたいなウスタケ。
マーマレードがかかってておいしそうですが、食べない方がいいそうです。
そうこうしているうちに赤岳鉱泉に到着。夕食にステーキが出るという…(出ない時もあるらしい)
泊まったことないですが、前にクッッソ寒い真冬にテン泊しました。
マイナス15℃の中での野営と、ぬくぬく小屋内でのステーキとじゃエラい違いですね。次はステーキだな…
赤岩の頭まで樹林帯を歩きながら、高度を上げていきます。
森林限界を超えたところで、赤岩の頭到着。オーレン小屋への分岐にもなってます。
硫黄岳山頂は もうすぐそこですが、ガッスガスやないの…
ガスに覆われ 足どりも重いメンバー達。
硫黄岳山頂 到着! も、やっぱり 泣。
広い山頂。雲が切れる瞬間もありましたが…
肝心な爆裂火口は、湯気が立つ鍋のよう。なんか煮込んでんのか?
晴れそうもないので、20分ほど降りてすぐの硫黄岳山荘へ向かいます。
小屋の近くにはコマクサがたくさん咲いていました。名前の由来は、花の形が馬(駒)の顔に似ているから。
全部 馬の顔だったらコワイんですけど。
硫黄岳山荘。硫黄岳山荘
稜線のちょい下にあり、素晴らしいロケーションです。
そしてロケーションの他にも素晴らしいものが。
な、なんと! シャワー&ウォシュレット!! ( ;゚Д゚)スゲェ
どっちも山小屋で初めて見ましたが、以前 皇太子さま(現令和天皇)が泊まられたとのことなので 納得。
ちなみにシャワーは別料金(500円)でした。
夕食。
実はあまり営業小屋に泊まらないので、ご飯が嬉しい。
夕食 その2。
カレイと、林間学校かなんかで来てた中学生達が作ってくれたという、カレーが出てきました。
いいですね。狙ったとしか思えません 笑。
寝床は屋根裏部屋。ちと暑かったです。
②日目。ご来光は小屋のすぐ上から見えました。
雲が出てるけど、太陽は出そう…。
おおっ なんか出たっぽい。
うん、出たことにしましょう(^^;)
朝日を受ける赤岳と 朝露に濡れるコマクサ。
と、Kさん持参の自分人形。なんだよこれ… 笑。
朝食。納豆が嬉しい。
では出発! 雲海がキレイですね。
後ろに見えるのは浅間山だと思いますが、噴煙出てない…?
今日は横岳、赤岳と縦走して、文三郎尾根で降りていきます。
小屋と硫黄岳を振り返ったところ。
山肌にびっしり群生していたコマクサが壮観でした。
そして富士山も! こんなに雲が出てるのに…
目指す横岳。岩の稜線が手強い。
横岳山頂(奥ノ院)の手前に核心部となる、トラバース状の鎖場があります。
足元はしっかりしてます。
慎重に〜
この次がちょっとヤバめ。難しさはないけど…
絶対落ちたくないところ。下を見てはいけません。
景色はとてもいいです。
大きい岩は「大同心」。よくクライマーさんが登ってます。
横岳山頂(奥ノ院)です。
横岳はギザギザしていて いくつかピークがありますが、この奥ノ院が一番高いみたいです。
硫黄岳方面。
左から赤岳、中岳、阿弥陀岳。早口言葉ではありません 笑。
赤岳へ続く稜線のトレイル。
奇麗に見えたのはこの辺が最後だったかと思います 泣。
地蔵の頭までは、ギザギザの小ピークを越えたり巻いたりして進んでいきます。
あっ 何しとんの〜?
高度感のあるハシゴは慎重に!
荒々しい横岳を振り返る。
横岳はその小ピークにそれぞれ日ノ岳、鉾岳など名前がついています。が、どれがどれかは良く分かりません…
あっ 今度はOさんの仕返し。楽しそうですなー(^^;)
イブキジャコウソウ。
地蔵の頭へ向け高度を下げていきます。
ホントはここから赤岳がカッコよく見えるのに…( ´д`)
ちなみに、手前のぽっこりした岩は二十三夜峰です。
地蔵の頭。
地蔵尾根の下降点です。お地蔵さん、くまモンの羽織ものがステキ。
赤岳天望荘。以前泊まったことがあります。
天水の沸かし湯ですが、お風呂があるんですよ。南八ヶ岳と赤岳天望荘 | 赤岳天望荘・美濃戸山荘・八ヶ岳山荘・ヒュッテ夏沢
そして、ここまで来たら赤岳まであと一息。
一気に急な岩場を登っていきます。
赤岳頂上山荘の辺りから、山頂が見えてきます。
赤岳山頂到着〜
もちろん、360度の大ガス望です(T ^ T)
待っても晴れそうにないので降りましょ。
南側から降りる道は、いきなり急な岩場になっています。
滑落だけでなく落石にも注意です。
こういう所は上りの方が楽しい。
両手両足使って、ぜーはー言いながら登りたいですねー。
文三郎尾根の分岐まで降りてきました。
目の前に見えているのは中岳。ホントはその先に阿弥陀岳が ばーんと見えるんですが。
この中岳経由の阿弥陀岳は未踏ということもあり、行けたら行こうと話していました。
しかしYさんがなかなかの疲労っぷり。どうするか聞いてみます。
「Yさん、阿弥陀岳…」「無理っ」
はい、降りましょか〜(^^;)
文三郎尾根は、マムートのマークが入ってることで有名ですね。
これは、マムートが登山道の整備の協賛をしているからだそうです。
そして、しばしひたすらの下り…
2時間ほどで行者小屋へ到着。
ようやくシーメー(飯)の時間です。
ラーメンの具にしてやりたいくらい、虫がウザかったです。
あとは南沢コースで美濃戸まで帰るだけです。
北沢コース同様、全体的にゆるめの道。
でも少し急なとこもあります。
キレイな苔。
ゴールの赤岳山荘へ着くと、自然と手が伸びる様なところに ジュースが売られています。
しかし、この辺にも虫がいっぱいいて、しかも襲ってくる勢い( ;゚Д゚)
あわててクルマへ逃げ込みました。
まとめ
天気は残念でしたが、八ヶ岳のこの王道ルートは稜線の展望、岩場、高山植物、シャワー&ウォシュレット付きの宿、など魅力がいっぱい詰まっています。
そして 赤岳、横岳、硫黄岳は何度登っても楽しい山ですね!
冬も楽しい(ちょっと危険)赤岳!
八ヶ岳南端。権現岳から赤岳を眺める!
⬇︎もしよければ応援お願いします(^^)
温泉
八峯園 鹿の湯
4つの大地のプレートがひしめき合う、「フォッサマグナの湯」。この辺に多いやつです。
この鹿の湯は時間帯によって、温泉の色が翠(みどり)になるという珍しいもの。
【個人的おすすめ度…★★★☆☆】
ホテル八峯苑 鹿の湯(富士見高原リゾート) - ホテル八峯苑 鹿の湯(公式サイト)
【自分用山行データ】
山行回数:139 踏破数:146 百名山:33 撤退:5