荒船山
あらふねやま 1422m
群馬県 日本二百名山 ぐんま百名山
アクセス
上信越道自動車道 下仁田ICより40分。
内山峠登山口駐車場《無料、約15台、トイレ 有》
ルート
内山峠登山口〜鋏岩修験道場跡〜一杯水〜艫岩〜経塚山〜[ピストン]内山峠
標準コースタイム 5時間20分
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難易度 …初中級
山頂部へ登り詰める所で 急な箇所がありますが、難しくはなく初心者でも可です。全体的にも道は歩きやすいです。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:曇りのち晴れ
- メンバー:2人(A)
- 行動時間:5時間26分(休憩等含む)
荒船山は山頂部が平坦で船に見えることと、ギザギザしている周囲の山が荒波に見えることから この名が付いたようです。
12年前の冬に登りましたが、時間切れ撤退だったのでリベンジマッチです。
前回と同じ内山峠から出発。
今 九州に住んでるんで「クマ出没」は新鮮。
会いたくはないけど。
序盤は平坦で歩きやすいです。
夜から朝に掛けて少し雨が降っていたので、日が射しているところに水蒸気が発生。
途中で船体が確認できます。
急な所がちょくちょく出てきます。
山では見ないタイプの防護柵。
謎のぶくぶく…
これは雨水が木の幹を流れる「樹幹流(じゅかんりゅう)」が木の表面に付着した色々な物質を流し、地面に落ちた際に泡をつくるようです。
誰かがキレイキレイを掛けたわけじゃなかった(^^)
まだ半分かー
そして早くも崖の注意。既に脳内に危険を刷り込む作戦です。
登山道は整備が行き届いています。
鋏岩修験道場跡。
建物の土台らしき物も残っています。
こんな横穴を見てると つい坐禅でもしたくなって… は来ませんねー
上から水がポタポタ。この量では滝行も出来ないですね。
坐禅は後でするとして(しないけど)先へ急ぎます。
あのもっこりちゃんは経塚山か?
船のブリッジみたいですね。
崖が近い道も出てきました。
一杯水。かなり身を乗り出さないと飲めません。
この辺りから登山道は変貌を遂げます。
さっきまであんなにユルかったのに 急に何だよっ
ってくらい岩場とか出てきます。
柵も斜めになる勢い。
まあほとんどロープもあるし、落ち着いて歩けば大丈夫です。
わー めっちゃ急。
前回 手こずったとこかな?
平坦になりました。船のデッキに出たようです。
てか、「マツダランプ」が気になる。ここ以外でも前にどこかで見たことある気がするし…
で、調べてみると… 「マツダランプ」はかつて東芝が作っていた電球だそうです。
東芝の山岳部が谷川岳で遭難したのをきっかけに、山にこのような看板が設置されたのだとか。
ちなみに「マツダランプ」はアメリカのゼネラルエレクトリック社が商標を持つライセンス商品。
東芝がライセンス製造をしていたのは1962年までということなので、この看板はその頃からあるってこと??
まあ マツダランプはさておき、またユルくなった登山道を楽しみましょう。
しかしすぐに崖の近くを歩きます。
と言っても、みんなが崖を覗き込むから道ができてるみたいですが、近寄らないでも先へ行けます。
でも覗いちゃう(^^) 玉ヒュン〜
あ! すみません、もう覗いちゃいました…
東屋がありました。避難小屋も兼ねているようです。
ここにも注意喚起。
この近くの艫岩は「クレヨンしんちゃん」の作者 臼井儀人氏が転落死したことでも有名ですが、その後も転落事故が後を絶たないようです。
んで艫岩(ともいわ)です。
そろーりそろーりと崖の方に歩み寄ります。
景色は抜群。
でも雲で浅間山は見えず…
前に来た時は ここに花が供えられていて、しんみりした記憶があります。
崖下。影でもわかる通り め〜いっぱい腕を伸ばしてます。
押すなよ! 絶対に押すなよ〜 もちろんフリではありませんっ
あの断崖絶壁も見てるだけでゾワゾワします。
いい感じに玉もヒュンヒュンした所で先へ進みます。
前回は時間切れのため 東屋でご飯食べて終了でしたが、今回は山頂の経塚山を目指します。
東屋の脇の道から南下します。
ここからしばらく、というか経塚山直下まで平坦な道が続きます。
相沢コースはなかなかマイナーなようです。
沢がありました。
ここは山頂部で 西側がわずかに高いくらいなので水が湧いているのが実に不思議です。
しかしこの平坦で歩きやすいのはほんと助かる。
街中の公園を散歩してるのと変わらん(^^)
途中にある皇朝最古修武之地の石碑。
なんか地味ですが…
戦さを起こそうとした神さまたちがこの地で和解したとかなんとか。
しかし、殺生はダメなのに戦はいいというのはどーいう思考?
これまたひっそりと荒舩山神社奥宮。
奥宮ってだいたい山頂にあるもんだと思ってましたが 。
クリンソウの見頃は6月上旬〜中旬のようです。
荒船不動への分岐。
これまでずーっと平な道を歩いてきましたが、ここからいきなり急になります。
先行パーティーもぜぇぜぇ言ってます。
着きました経塚山。荒船山の最高峰。
さっき神社の奥宮があったけど、ここのは何宮なんでしょう?
狭くて景色もなくて山頂感ないなー
ご飯は艫岩まで戻ってからにします。
相変わらず楽勝の道。もうチャリで疾走したい。
お昼時に賑わう艫岩。
ここでご飯にしました。
もうひと覗きしてから帰ろう。
ひぇー やっぱ怖っ
帰りは同じ道を戻るだけです。
おっ ロレックスのマークみたい(元時計関係)
なんたらキンバイ?
リンドウ。
スミレだな…
草花はいつまで経っても苦手です。
到着〜
帰り道で荒船丸を激写。
ここから見ると結構斜めやん。
まとめ
2回目でしたが、前回は12年前だし、冬だし、経塚山に行ってないしで かなり新鮮な気持ちでした。
ほとんどユルい登山道なのに岩場もちょっと楽しめて、艫岩でスリルも味わえる楽しい山でした。
行かれる方は ぜひ滑落・転落事故には気をつけてください。
落っこちたら痛いじゃ済まされません!
冬の荒船山はどうだった?
温泉
妙義ふれあいプラザ 妙義温泉「もみじの湯」
近くに「荒船の湯」という温泉がありますが、毎回休み…(T ^ T)
ちょっと遠いけど、何回も来ているこちらへ。
広くて眺めのいい露天風呂がお気に入りです。
【個人的おすすめ度…★★★★☆】妙義ふれあいプラザ 妙義温泉「もみじの湯」 | しるくるとみおか 富岡製糸場 富岡市観光 公式ホームページ
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【自分用山行データ】
山行回数:193 踏破数:225 百名山:39 撤退:6