荒川岳 赤石岳
あらかわだけ 3141m あかいしだけ 3120m
南アルプス 日本百名山(両山)
アクセス
新東名高速道路 新静岡ICより120分。
畑薙第一ダム 夏季臨時駐車場。
ルート
①日目 椹島〜清水平〜千枚小屋[テント泊]
標準コースタイム 6時間25分(バス移動含まず)
②日目 千枚小屋〜東岳〜中岳〜前岳〜赤石岳〜赤石岳避難小屋[小屋泊]
同CT 7時間
③日目 赤石岳避難小屋〜富士見平〜東尾根(大倉尾根)〜椹島
同CT 6時間20分(バス移動含まず)
主観的難易度… 中上級
- 天気:①日目 晴れ ②日目 晴れのち曇り ③日目 晴れ
- 人数:3人(K、Y)
- 行動時間:①日目 7時間10分 ②日目 10時間20分 ③日目 6時間20分
南アルプス南部に位置し、国内の標高ランキングで6位と7位を誇る両山。
しかし南アルプスは元々アクセスの良くない山が多い中、この2座はとりわけ悪いのでは無いでしょうか?
とにかく出発地点が山奥です。新東名の新静岡ICを降りてから山道を延々2時間走り、やっとたどり着くのが畑薙(はたなぎ)第一ダム(ハイシーズンは臨時駐車場あり)。
運転に不慣れな人は、もうこれで温泉でも入って帰りたいレベルですが、これで終わりではありません。
ここからバスに乗ります。
ここいらの山々は特殊東海フォレストの所有地で、同社の管理する山小屋を利用しないとバスに乗れません。
そう、このバスは小屋の送迎バスになっているのです。
送迎バス | 造園緑化から南アルプスのサービス事業まで 特種東海フォレスト
駐車場の近くの受付で3000円だかの利用券を購入しバスに乗る。
山小屋で利用券を見せ差し引いた額を払い、帰りは小屋の領収書を見せるとバスに乗れる… といった感じだったと思います。
ちなみに小屋は一回泊まればいいので、他はテントで何泊しようがOKです!
てな感じで、ダムからバスに揺られること1時間!
ようやくスタート地点の椹島(さわらじま)に到着です。「島」といっても山奥ど真ん中です。
ここは宿泊施設があり、荒川岳、赤石岳の他に聖岳(ひじりだけ)、笊ヶ岳(ざるがたけ)などへの登山拠点になっています。
我々は千枚小屋へ向かいます。
滝見橋の手前からひょいっと登山道に入り、
滝の前を歩いて行きます。
ちょっと歩くと奥西河内に掛かる吊橋。
実は2018年にこの近くに新しく吊橋ができ、登山口やルートが少し変わりました。
千枚小屋までのルートは、序盤や所々に急な登りがありますが、全体的になだらかな樹林帯です。
ビーチク×パックマン なキノコ。
こんな写真しか残ってませんでした…( ;゚Д゚)
清水平。小屋まで唯一の水場です。
千枚小屋にちょっと遅めの到着。
小屋は外観も中も奇麗でした!
私とK師匠はテント。
テン場はちょっと小屋から離れてます。
初日の夜は、移動の疲れもあってスヤスヤ寝た気がします…zzZ
②日目。小屋の前からご来光が見えました。
雲海と富士山。こりゃー素晴らしい!
今日は荒川三山を越え、赤石避難小屋まで。気合いを入れて出発〜
小屋を出て数十分で森林限界をこえます。ここからが今回の山旅の本番って感じです。
赤石岳見えたー! 真ん中奥には聖岳も。
荒川三山も見えてきた。
千枚岳山頂です。展望が素晴らしい!
南アルプス北方面。
どれがなんの山か分かんない…(^^;)
霞の中からヘッドを突き出す富士山。
景色を堪能したら、ずんずん先へ進みますよー
千枚岳の山頂付近は少し岩々しています。
花がたくさん咲いていました。
タカネマツムシソウ。…でいいのかな?
キレイなので気になったのか、唯一アップの写真がありました。
千枚岳から逆方面への下りは、岩場があります。
あっ! 前を歩いてたおじさんが堂々と✖️マークの方へ…!
「そっちじゃないっすよー!」「右!右!」とみんなで叫んで教えたげました。
自分たちも急な岩場を降ります。
ここは細心の注意を払いました。
荒川岳の前に丸い丸山があります。
登山道の脇にもお花が。
草花にはそんなに興味ないけどいい感じだ〜
丸山山頂到着。ん〜 ガースーが…
これからがいい所、って時にガスが出始めました…( ´д`)
丸山から荒川東岳まで30分ほどですが、山頂が近づくと岩稜帯になります。
デカい岩ゴロゴロ。
っしゃ〜 山頂見えてきたー!
荒川東岳(悪沢岳)山頂です。
ホントは360度パノラマのはずですが、この山頂標の写真しか残ってないので、ガースーが出ていたのでしょう…
荒川東岳は悪沢岳(わるさわだけ)の別称があります。由来は、この山に流れる川が急で危険なので、古く地元でそう呼ばれたとか…
なんにせよ、「悪沢岳」の方が強そうだしカッコイイですね! ちなみに日本で第6位の標高です。
悪沢岳は荒川三山の一発目。この日のルートではまだまだ序盤です。先へ急ぎます(汗
中岳方面への下りは急斜面です。
急斜面をだーっと降りつつ、後編へ続きます!
後編はこちら↓↓
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