登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【荒川岳〜赤石岳】椹島から周回。南アルプスの山深い絶景を堪能!【前編】《小屋・テント泊登山》2016年7月29日〜31日

荒川岳 赤石岳

あらかわだけ  3141m    あかいしだけ  3120m

南アルプス 日本百名山(両山)

アクセス

新東名高速道路  新静岡ICより120分。

畑薙第一ダム 夏季臨時駐車場。

ルート

①日目  椹島〜清水平〜千枚小屋[テント泊]

標準コースタイム  6時間25分(バス移動含まず)

②日目  千枚小屋〜東岳〜中岳〜前岳〜赤石岳〜赤石岳避難小屋[小屋泊]

同CT  7時間

③日目  赤石岳避難小屋〜富士見平〜東尾根(大倉尾根)〜椹島

同CT  6時間20分(バス移動含まず)

主観的難易度… 中上級
  • 天気:①日目  晴れ ②日目  晴れのち曇り ③日目  晴れ
  • 人数:3人(K、Y)
  • 行動時間:①日目  7時間10分    ②日目  10時間20分    ③日目  6時間20分

f:id:NACK-y:20210228230133j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ

 

南アルプス南部に位置し、国内の標高ランキングで6位と7位を誇る両山。

しかし南アルプスは元々アクセスの良くない山が多い中、この2座はとりわけ悪いのでは無いでしょうか?

 

とにかく出発地点が山奥です。新東名の新静岡ICを降りてから山道を延々2時間走り、やっとたどり着くのが畑薙(はたなぎ)第一ダム(ハイシーズンは臨時駐車場あり)。

 

運転に不慣れな人は、もうこれで温泉でも入って帰りたいレベルですが、これで終わりではありません。

 

ここからバスに乗ります。

ここいらの山々は特殊東海フォレストの所有地で、同社の管理する山小屋を利用しないとバスに乗れません。

 

そう、このバスは小屋の送迎バスになっているのです。

送迎バス | 造園緑化から南アルプスのサービス事業まで 特種東海フォレスト

 

駐車場の近くの受付で3000円だかの利用券を購入しバスに乗る。

山小屋で利用券を見せ差し引いた額を払い、帰りは小屋の領収書を見せるとバスに乗れる… といった感じだったと思います。

 

ちなみに小屋は一回泊まればいいので、他はテントで何泊しようがOKです!

 

てな感じで、ダムからバスに揺られること1時間

ようやくスタート地点の椹島(さわらじま)に到着です。「島」といっても山奥ど真ん中です。

 

ここは宿泊施設があり、荒川岳、赤石岳の他に聖岳(ひじりだけ)、笊ヶ岳(ざるがたけ)などへの登山拠点になっています。

 

我々は千枚小屋へ向かいます。

滝見の手前からひょいっと登山道に入り、

f:id:NACK-y:20210302224044j:image滝の前を歩いて行きます。


f:id:NACK-y:20210303150850j:imageちょっと歩くと奥西河内に掛かる吊橋。

 

実は2018年にこの近くに新しく吊橋ができ、登山口やルートが少し変わりました。

椹島・千枚岳登山道新登山口のお知らせ | nanpusu

 

千枚小屋までのルートは、序盤や所々に急な登りがありますが、全体的になだらかな樹林帯です。

 

f:id:NACK-y:20210306013208j:imageビーチク×パックマン なキノコ。

こんな写真しか残ってませんでした…( ;゚Д゚)

 

f:id:NACK-y:20210306014123j:image清水平。小屋まで唯一の水場です。

 

f:id:NACK-y:20210306121830j:image千枚小屋にちょっと遅めの到着。

小屋は外観も中も奇麗でした!

 

f:id:NACK-y:20210310000656j:image私とK師匠はテント。

テン場はちょっと小屋から離れてます。

 

初日の夜は、移動の疲れもあってスヤスヤ寝た気がします…zzZ

 

②日目。小屋の前からご来光が見えました。

f:id:NACK-y:20210307074957j:image雲海と富士山。こりゃー素晴らしい!

 

今日は荒川三山を越え、赤石避難小屋まで。気合いを入れて出発〜

 

小屋を出て数十分で森林限界をこえます。ここからが今回の山旅の本番って感じです。


f:id:NACK-y:20210307074936j:image赤石岳見えたー! 真ん中奥には聖岳も。


f:id:NACK-y:20210307074842j:image荒川三山も見えてきた。


f:id:NACK-y:20210307074913j:image千枚岳山頂です。展望が素晴らしい!


f:id:NACK-y:20210307074835j:image南アルプス北方面。

どれがなんの山か分かんない…(^^;)


f:id:NACK-y:20210307074854j:image霞の中からヘッドを突き出す富士山。

 

景色を堪能したら、ずんずん先へ進みますよー


f:id:NACK-y:20210307074939j:image千枚岳の山頂付近は少し岩々しています。


f:id:NACK-y:20210311170523j:image花がたくさん咲いていました。


f:id:NACK-y:20210312150338j:imageタカネマツムシソウ。…でいいのかな?

キレイなので気になったのか、唯一アップの写真がありました。

 

f:id:NACK-y:20210312005203j:image千枚岳から逆方面への下りは、岩場があります。

 

f:id:NACK-y:20210312005732j:imageあっ! 前を歩いてたおじさんが堂々と✖️マークの方へ…!

「そっちじゃないっすよー!」「右!右!」とみんなで叫んで教えたげました。

 

f:id:NACK-y:20210312010320j:image自分たちも急な岩場を降ります。

ここは細心の注意を払いました。


f:id:NACK-y:20210307074923j:image荒川岳の前に丸い丸山があります。

 

f:id:NACK-y:20210312165603j:image登山道の脇にもお花が。

f:id:NACK-y:20210307075027j:image草花にはそんなに興味ないけどいい感じだ〜


f:id:NACK-y:20210312143256j:image丸山山頂到着。ん〜 ガースーが…


f:id:NACK-y:20210307074948j:imageこれからがいい所、って時にガスが出始めました…( ´д`)

 

丸山から荒川東岳まで30分ほどですが、山頂が近づくと岩稜帯になります。


f:id:NACK-y:20210312145038j:imageデカい岩ゴロゴロ。


f:id:NACK-y:20210312145035j:imageっしゃ〜 山頂見えてきたー!


f:id:NACK-y:20210312150314j:image荒川東岳(悪沢岳)山頂です。

 

ホントは360度パノラマのはずですが、この山頂標の写真しか残ってないので、ガースーが出ていたのでしょう…

 

荒川東岳は悪沢岳(わるさわだけ)の別称があります。由来は、この山に流れる川が急で危険なので、古く地元でそう呼ばれたとか…

 

なんにせよ、「悪沢岳」の方が強そうだしカッコイイですね! ちなみに日本で第6位の標高です。

 

悪沢岳は荒川三山の一発目。この日のルートではまだまだ序盤です。先へ急ぎます(汗

 

f:id:NACK-y:20210312163031j:image中岳方面への下りは急斜面です。

 

急斜面をだーっと降りつつ、後編へ続きます!

後編はこちら↓↓ 

 

 

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