登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【大船山〜久住山〜中岳(くじゅう連山)】坊ガツルでテント泊。温泉と雄大な景色に癒される!【前編】《テント泊登山》2022年5月24〜25日

大船山   久住山   中岳

たいせんざん  1786m     くじゅうさん  1786m    なかだけ  1791m

日本百名山(久住山)   九州百名山(大船山、久住山)

アクセス

大分自動車道 由布岳ICより35分。

吉部登山口駐車場《約100台、300円(宿泊500円)、トイレ 有》

ルート

①日目  吉部登山口〜坊ガツル[テント設営]〜段原〜大船山〜北大船山〜大戸越〜坊ガツル[テント泊]

標準コースタイム  5時間35分

②日目  坊ガツル〜北千里ヶ浜〜久住分れ〜久住山〜天狗ヶ城〜中岳〜稲星山〜白口岳〜鉾立峠〜法華院温泉山荘〜坊ガツル[テント撤収]〜吉部登山口

同CT  8時間15分

f:id:NACK-y:20220604032614j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ

難易度    …中級

難所は少ないです。体力的にはそれなりですが、1泊すれば楽です。

2日目はアップダウンがありますが、登りの累積の標高差は1000mないです。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:両日 晴れ
  • 人数:単独
  • 行動時間:①日目  5時間30分(休憩、テント設営等含む。温泉入浴含まず)。②日目  8時間55分(休憩、テント撤収等含む)。

 

 

くじゅう連山は日本百名山にも数えられ、九州を代表する山の一つで、東西南北に10キロほど広がる火山群です。

表記は、主峰は「久住山」、連山全体を指すときは「九重山」「九重連山」が多く使われているようです。

 

しかし麓の九重町(ここのえまち)と久住町(くじゅうまち)で論争があり、九重山全体を「くじゅう山」「くじゅう連山」とすることで合意されたようです。

あー ややこし(^^;)

 

さて、コースは吉部(よしぶ)からです。ここから2時間ほどで着く、坊ガツル キャンプ場を目指します。

 

f:id:NACK-y:20220603011151j:image広い駐車場があります。

 

仮設トイレがあり、入口の方へ回ってみると…
f:id:NACK-y:20220606202910j:imageえー  いーの?( ;゚Д゚)

 

スッキリしたよーな しないよーな気分でスタート!

登山口へは駐車場前の道を左に進みます。

 

f:id:NACK-y:20220606171937j:image吉部登山口。登山届けもここで。


f:id:NACK-y:20220603011200j:image登山道に入ると 程なくして急な登りに。

 

しかし その急なところを過ぎれば、このコースはずっと平坦です。

f:id:NACK-y:20220603010727j:image岩や根っこもあまりなく 歩きやすい。あ〜 楽っ。


f:id:NACK-y:20220603010753j:image滝があるようなので、ザックを置いて観に行きました。


f:id:NACK-y:20220603010737j:image暮雨の滝(くらぞめのたき)。

いいです。マイナスイオンがたっぷり出てました!多分!

 

戻ってまたまた平坦な道を行きます。


f:id:NACK-y:20220606222431j:imageずっとこれは嬉しすぎる〜


f:id:NACK-y:20220603010843j:image林道と合流。

この先の道は関係者のクルマも通ります。


f:id:NACK-y:20220603010729j:imageおぉ 広〜っ ってところに出ました。


途中で坊ガツルへの道標があったので、左に入ります。

 

f:id:NACK-y:20220606182723j:image奥にテントがちらほら見えてきました。

テントは1500張り張れるとか。1500とか桁が違いますね。聞いたことない!

 

f:id:NACK-y:20220606232212j:imageしかし本当に広いな〜

東京ドーム何個分だろ?

どっからどこまでが坊ガツル キャンプ場か分かりませんが、この辺の平らな草原は全部そうでしょう。

 

で、なんとなく皆んながテントを張ってる辺りに着きました。

 

このテン場というかキャンプ場は、なんと無料です。

なので受付等もなく適当なところにテントを張ってOKです。

 

地面は平らで草付き。設営は楽でした。


f:id:NACK-y:20220603011222j:image後ろに三俣山(みまたやま)がそびえ立っています。

 

そして無料にもかかわらず、ここにはトイレ、炊事場、休憩舎などが揃ってるという、なんとも寛大なキャンプ場ですね〜

 

テント張ったら ザックを軽くして大船山(たいせんざん)に登ります。


f:id:NACK-y:20220603010708j:imageやはり炊事場の近くはテントが多い。

炊事場、ちょうど道標で隠れちゃってますが(^^;)

大船山の登山口はこの先です。


f:id:NACK-y:20220603011045j:image登山道へ入ると いきなり樹林が生い茂り、さっきまでの開放感がウソのようです。


f:id:NACK-y:20220603011110j:image坊ガツルの草原から 急に異世界。空どこいった?


f:id:NACK-y:20220603011058j:imageピンクテープはそこここにしっかり付いてますが…

 

そのうち道が増えたり、背丈ほどの草木が出てきて、どっちへ向かってるか よく分からなくなってきました。


f:id:NACK-y:20220603011020j:image道が見えない…

 

感覚的に違う方向へ進んでる気がしたので、YAMAPで確認すると、やや東の方へ外れて歩いてました 汗。ちゃんとテープをたどってたんですけどね。

 

大きい道と合流して 指導標を見返すと、

f:id:NACK-y:20220603011100j:imageやっぱ違う道から来てた!

立中山(たっちゅうやま)からの道でした。


f:id:NACK-y:20220603011023j:imageこの辺からは岩がゴロゴロしてます。

f:id:NACK-y:20220603011154j:image段原(だんばる)到着。

この辺りは「原」は「はる、ばる」と読むことが多いようです。

 

f:id:NACK-y:20220603010832j:image大船山までもーちょいです。


f:id:NACK-y:20220603010811j:image避難小屋はまさかのコンクリ製。

これは非常時にもリッチな気分に… なるわけねーか。

 

f:id:NACK-y:20220607025113j:imageイワカガミ。いっぱい咲いてました。


f:id:NACK-y:20220603011143j:imageまた岩がゴロゴロ。


f:id:NACK-y:20220603011212j:image途中で振り返ると、北大船山と下に坊ガツル。奥は三俣山。


f:id:NACK-y:20220603010941j:image大船山 山頂到着!

奥に九重の主峰が並びます。


f:id:NACK-y:20220603011050j:image御池。噴火口跡でしょうか?


f:id:NACK-y:20220603011018j:image北大船山の所も噴火口みたいですね。

 

ここで軽食&休憩。ザックの中で変形した おにぎりとパンを1個ずつ食べたら、北大船山へ向かいます。


f:id:NACK-y:20220603011007j:image段原へ戻ったら直進。


f:id:NACK-y:20220603010923j:imageん〜  狭くね!? 枝が鬱陶しい(ー ー;)

 

腕に細かい枝が擦れるたびに「痛ぇーなーも〜」と独り言をつぶやきながら、低木をかき分けて進みました。


f:id:NACK-y:20220603011039j:imageでも振り返ったら あらいい景色!

さっき登った大船山ですね。ミヤマキリシマも所々咲いてますね。


f:id:NACK-y:20220603010840j:image北大船山(きたたいせんざん)。ま、スルーです。


f:id:NACK-y:20220603011001j:image所々、大船山頂から見えた火口跡が見えます。

 

相変わらず道は狭く、容赦なくHPを削ってきます。


f:id:NACK-y:20220603011205j:imageしかもついに背丈 超えたし 汗。

かんべんして…

 

しばらくすると一気に急な下りになります。

f:id:NACK-y:20220603011133j:image坊ガツルが見えてきた。


f:id:NACK-y:20220603011037j:image火山特有の軽石がやっかいでした。


f:id:NACK-y:20220603010907j:image大戸越(うとんごし)到着。

正面は平治岳(ひいじだけ)。ミヤマキリシマで山頂付近がピンクになってますね。

登りたかったですが、時間とお腹と相談してやめました。

 

しかしこの辺の山や地名は難読ですね。まともに読めるのがないくらい (^^;)


f:id:NACK-y:20220603010711j:imageそばばっけ? だと??

気になりますが、坊ガツルへ戻ります。


f:id:NACK-y:20220603011034j:imageここは泥の道に難儀しました。


f:id:NACK-y:20220603010928j:imageはい?

特に石用BOXとか見当たらないですが。そもそもなんで?

 

しばらく行くと…
f:id:NACK-y:20220603010714j:imageなるほど。合点がいきました。

でも「入れる」って変じゃない?


f:id:NACK-y:20220603011146j:imageキャンプ場到着。

 

お腹が減ってましたが、かなり汗をかいたので温泉に行きます。

坊ガツルから少し歩いたところに法華院温泉(ほっけいんおんせん)があるのです!


f:id:NACK-y:20220603011048j:image間違いなく温泉成分マシマシの川。

f:id:NACK-y:20220603011136j:image木道をつたって向かいます。

f:id:NACK-y:20220603010925j:image法華院温泉山荘法華院温泉山荘

九州で最も高いところにある温泉だとか。

ちなみにここにもテン場がありますが、有料です。


f:id:NACK-y:20220608163617j:image日帰り入浴は500円

ジュースの自販機が嬉しいですね。山小屋にしては割安だったし。

 

温泉は少し濁りのある、硫酸塩泉。

露天風呂はなく デッキがありますが、裸の上半身を道行く登山客にさらすことになります 笑。

とにかく山中で入る温泉は気持ち良すぎて、なんも言えねーですね。


f:id:NACK-y:20220608174348j:imageテントに戻ると三俣山に日が落ちそう。

暗くなる前にご飯にしましょー。


f:id:NACK-y:20220603010827j:image 夕飯は〜  焼肉だっ!

凍らせて来たのが溶けきってたけど、よく焼けば平気でしょ!?

 

山→温泉→焼肉の黄金パターンで明日への英気を養いつつ、後編へ続きます!↓↓

 

 

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