大船山 久住山 中岳
たいせんざん 1786m くじゅうさん 1786m なかだけ 1791m
日本百名山(久住山) 九州百名山(大船山、久住山)
アクセス
大分自動車道 由布岳ICより35分。
吉部登山口駐車場《約100台、300円(宿泊500円)、トイレ 有》
ルート
①日目 吉部登山口〜坊ガツル[テント設営]〜段原〜大船山〜北大船山〜大戸越〜坊ガツル[テント泊]
標準コースタイム 5時間35分
②日目 坊ガツル〜北千里ヶ浜〜久住分れ〜久住山〜天狗ヶ城〜中岳〜稲星山〜白口岳〜鉾立峠〜法華院温泉山荘〜坊ガツル[テント撤収]〜吉部登山口
同CT 8時間15分
ヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ
難易度 …中級
難所は少ないです。体力的にはそれなりですが、1泊すれば楽です。
2日目はアップダウンがありますが、登りの累積の標高差は1000mないです。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:両日 晴れ
- 人数:単独
- 行動時間:①日目 5時間30分(休憩、テント設営等含む。温泉入浴含まず)。②日目 8時間55分(休憩、テント撤収等含む)。
くじゅう連山は日本百名山にも数えられ、九州を代表する山の一つで、東西南北に10キロほど広がる火山群です。
表記は、主峰は「久住山」、連山全体を指すときは「九重山」「九重連山」が多く使われているようです。
しかし麓の九重町(ここのえまち)と久住町(くじゅうまち)で論争があり、九重山全体を「くじゅう山」「くじゅう連山」とすることで合意されたようです。
あー ややこし(^^;)
さて、コースは吉部(よしぶ)からです。ここから2時間ほどで着く、坊ガツル キャンプ場を目指します。
広い駐車場があります。
仮設トイレがあり、入口の方へ回ってみると…
えー いーの?( ;゚Д゚)
スッキリしたよーな しないよーな気分でスタート!
登山口へは駐車場前の道を左に進みます。
吉部登山口。登山届けもここで。
登山道に入ると 程なくして急な登りに。
しかし その急なところを過ぎれば、このコースはずっと平坦です。
岩や根っこもあまりなく 歩きやすい。あ〜 楽っ。
滝があるようなので、ザックを置いて観に行きました。
暮雨の滝(くらぞめのたき)。
いいです。マイナスイオンがたっぷり出てました!多分!
戻ってまたまた平坦な道を行きます。
ずっとこれは嬉しすぎる〜
林道と合流。
この先の道は関係者のクルマも通ります。
おぉ 広〜っ ってところに出ました。
途中で坊ガツルへの道標があったので、左に入ります。
奥にテントがちらほら見えてきました。
テントは1500張り張れるとか。1500とか桁が違いますね。聞いたことない!
しかし本当に広いな〜
東京ドーム何個分だろ?
どっからどこまでが坊ガツル キャンプ場か分かりませんが、この辺の平らな草原は全部そうでしょう。
で、なんとなく皆んながテントを張ってる辺りに着きました。
このテン場というかキャンプ場は、なんと無料です。
なので受付等もなく適当なところにテントを張ってOKです。
地面は平らで草付き。設営は楽でした。
後ろに三俣山(みまたやま)がそびえ立っています。
そして無料にもかかわらず、ここにはトイレ、炊事場、休憩舎などが揃ってるという、なんとも寛大なキャンプ場ですね〜
テント張ったら ザックを軽くして大船山(たいせんざん)に登ります。
やはり炊事場の近くはテントが多い。
炊事場、ちょうど道標で隠れちゃってますが(^^;)
大船山の登山口はこの先です。
登山道へ入ると いきなり樹林が生い茂り、さっきまでの開放感がウソのようです。
坊ガツルの草原から 急に異世界。空どこいった?
ピンクテープはそこここにしっかり付いてますが…
そのうち道が増えたり、背丈ほどの草木が出てきて、どっちへ向かってるか よく分からなくなってきました。
道が見えない…
感覚的に違う方向へ進んでる気がしたので、YAMAPで確認すると、やや東の方へ外れて歩いてました 汗。ちゃんとテープをたどってたんですけどね。
大きい道と合流して 指導標を見返すと、
やっぱ違う道から来てた!
立中山(たっちゅうやま)からの道でした。
この辺からは岩がゴロゴロしてます。
段原(だんばる)到着。
この辺りは「原」は「はる、ばる」と読むことが多いようです。
大船山までもーちょいです。
避難小屋はまさかのコンクリ製。
これは非常時にもリッチな気分に… なるわけねーか。
イワカガミ。いっぱい咲いてました。
また岩がゴロゴロ。
途中で振り返ると、北大船山と下に坊ガツル。奥は三俣山。
大船山 山頂到着!
奥に九重の主峰が並びます。
御池。噴火口跡でしょうか?
北大船山の所も噴火口みたいですね。
ここで軽食&休憩。ザックの中で変形した おにぎりとパンを1個ずつ食べたら、北大船山へ向かいます。
段原へ戻ったら直進。
ん〜 狭くね!? 枝が鬱陶しい(ー ー;)
腕に細かい枝が擦れるたびに「痛ぇーなーも〜」と独り言をつぶやきながら、低木をかき分けて進みました。
でも振り返ったら あらいい景色!
さっき登った大船山ですね。ミヤマキリシマも所々咲いてますね。
北大船山(きたたいせんざん)。ま、スルーです。
所々、大船山頂から見えた火口跡が見えます。
相変わらず道は狭く、容赦なくHPを削ってきます。
しかもついに背丈 超えたし 汗。
かんべんして…
しばらくすると一気に急な下りになります。
坊ガツルが見えてきた。
火山特有の軽石がやっかいでした。
大戸越(うとんごし)到着。
正面は平治岳(ひいじだけ)。ミヤマキリシマで山頂付近がピンクになってますね。
登りたかったですが、時間とお腹と相談してやめました。
しかしこの辺の山や地名は難読ですね。まともに読めるのがないくらい (^^;)
そばばっけ? だと??
気になりますが、坊ガツルへ戻ります。
ここは泥の道に難儀しました。
はい?
特に石用BOXとか見当たらないですが。そもそもなんで?
しばらく行くと…
なるほど。合点がいきました。
でも「入れる」って変じゃない?
キャンプ場到着。
お腹が減ってましたが、かなり汗をかいたので温泉に行きます。
坊ガツルから少し歩いたところに法華院温泉(ほっけいんおんせん)があるのです!
間違いなく温泉成分マシマシの川。
木道をつたって向かいます。
法華院温泉山荘。法華院温泉山荘
九州で最も高いところにある温泉だとか。
ちなみにここにもテン場がありますが、有料です。
日帰り入浴は500円。
ジュースの自販機が嬉しいですね。山小屋にしては割安だったし。
温泉は少し濁りのある、硫酸塩泉。
露天風呂はなく デッキがありますが、裸の上半身を道行く登山客にさらすことになります 笑。
とにかく山中で入る温泉は気持ち良すぎて、なんも言えねーですね。
テントに戻ると三俣山に日が落ちそう。
暗くなる前にご飯にしましょー。
夕飯は〜 焼肉だっ!
凍らせて来たのが溶けきってたけど、よく焼けば平気でしょ!?
山→温泉→焼肉の黄金パターンで明日への英気を養いつつ、後編へ続きます!↓↓
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