伽藍岳 内山
がらんだけ 1045m うちやま 1275m
大分県 大分百山
アクセス
大分自動車道 由布岳スマートICより10分。
伽藍岳登山口 駐車場《4〜5台、無料、トイレ 無》
ルート
伽藍岳登山口〜塚原越〜伽藍岳〜塚原越〜内山〜塚原越〜登山口
標準コースタイム 3時間55分
ヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ
難易度 …初中級
塚原越〜内山間で少し急な所があります。濡れていると下が滑るので要注意です。
伽藍岳だけなら初心者でも楽勝です。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:晴れのち雷雨
- 人数:単独
- 行動時間:6時間28分(休憩、雨宿り等含む)
伽藍岳は「がらんだけ」と読みます。この山は常に噴煙がもくもく出ていて、その姿を鶴見岳から見た時から登ってみたいと思っていました。
登山口近くに温泉があるのもグッドだし!
登山口の目の前に、数台停められるスペースがあります。
登山口。
温泉や火口見学の人は、左からクルマで もーちょい奥へ行けます。
スタートからしばらく作業道が続きます。
こういう所はあんまり長々と歩きたくない…
景色が一変し、山の中腹からモクモクと噴煙が出ているのが見えてきました。
山頂はガスが少しかかっています。
雲か噴煙か分からんけど(^^;)
ちなみにこの日の天気予報は晴れのち雨。
中腹にちらほらと緑が生えてます。
こんだけ火山性の噴煙が上がってるのに不思議ですね。
登山道は噴火口跡の中って感じです。
今噴火したら特等席で見学できますね。最後の噴火は1000年以上前らしいですが。
塚原越までずっと歩きやすいです。
ガスってるけど 汗。
30分弱で塚原越。色々な分岐点になっています。
案内板はテプラ 笑。伽藍岳へ向かいます。
景色はぼんやり。
ここもしばらく歩きやすい。おっ 晴れ間が。
振り返ると内山&由布岳。晴れて来たし!
ようやく登山道らしくなって来ました。
と思ったら「山頂まで5分」の看板。
山頂着いちゃいました!
またモヤモヤしてます…。
直下から噴煙が上がってますが、違うよな(^^;)
でも晴れそうだな〜、と粘っていると…
キタコレ! 内山&由布岳がハッキリ見えました。
鶴見岳は左の雲の中ですね。
さて、どーするか? 天気予報は午後から雨。西峰含めて伽藍岳だけかなーと思ってましたが、内山行っちゃおうかな?
最近天気予報はあんまり当たらず 降らないパターンが多いし、降っても1ミリ程度の予報…
うん、ウッチー(内山)へ行っちゃいましょ〜
頼むぞ、晴れ男の俺氏。
西峰へは行かず内山へ向かいます。
塚原越を直進!
火口の上部を歩いて行きます。
しばらくは平坦。
なんか不味そうなキノコ… もちろん食べません。
こっちは目玉みたい… これも食べません。
こ、これは? なんかの実?? 15cmくらいあります。
これも食べるのはやめときましょう。
痩せ尾根を歩きます。
登山道のすぐ脇に崩れた崖が 汗。
ガスって下が見えないのにコワイ…。
危なげな所をロープを頼りに歩きます。
おっ これは美味しそう(^^)
食べませんけどね…
この先から徐々に急になっていきます。
ロープが出てきました。使うほど急じゃないですが。
下がぬかるんでたら、下山は大変そう…
わかりやすい案内 笑。
急なところがもーちょい続きます。
辺りはいっそう幻想的になってきました。
うっすら景色が。きっと晴れるよね…?
急なところが終わると歩きやすい道に。
また謎の大きい実?が。
さっきよりも たわわに実ってます。
苔むした岩が廃墟のような佇まい。
山頂手前に、舟底・鶴見岳への分岐が。
でも地図だと大平山行きの分岐っぽいけど… どちらにせよ通行止めとなっています。
フウロソウの一種。
よく知りませんが、地域にちなんだりして「◯◯フウロ」ってのがいっぱいあるようです。
そして急に景色が開けて、いかにも山頂な所に出てきました。
さあ来い、絶景カモン!
ちーん…
まっちろです 泣。とりあえずお腹は空いたので昼飯休憩です。
時折雨がパラつくも 強くなる気配はなく、ヤバそうなグレーの雲もないので、ご飯食べながらちょっと粘ってみます。
ダメだ…
これが限界かー。
そして3度目くらいのパラパラ雨がパラパラじゃなく、ザーっと降りだしやがりました!
もう引き上げようと思ってた時なので、スタコラサッサと樹林帯に逃げ込みレインウェア装着。
樹林帯に入ると雷もゴロゴロ…
降りてる最中、ピシャーっと一発近い所に落ちたっぽいです( ;゚Д゚)アウッ
樹林帯でも雨はしのぎきれず。
行動中でのこんな雷雨は、10年前の中央アルプス縦走中以来ですね。
あの時は稜線上で逃げ場もなく、とてつもなく恐ろしい思いをしました…(あれ以来ちょっと雷恐怖症…)
あの時よりは全然マシですが、足元のズルズル地獄には手を焼きました。
この先かな、あの急坂は…
急な所はほとんどロープがあったので、ゆっくり降りればなんとかなりました。
手が泥だらけになったので、写真はありません(^^;)
こんな泥だらけは、小学生以来じゃないかと思いました 笑。
小雨になり別府湾が見えました。
登りの時、ガスでほとんど見えなかった崖。
下まで見えて玉ヒュンです。
おっ 鶴見岳も見えましたね〜
って、小雨になっても雷は止まず。なんか追っかけて来てるみたいです。
火口近くまで戻りました。
しかしまたこの辺で少し雷雨が復活したので、雨宿り待機。雷がこわいな…
最後に伽藍岳をパシャリ。
雷雨が弱くなったのを見計らって、そそくさと退却!
まとめ
やはり山の天気は読めませんね。山の天気は豹変するというのは常識ですが、自身がほとんどそんなケースに遭遇しなかったせいか、油断してました。
もちろんレインウェアやツェルト、その他諸々 常備してますので、慌てることはありませんでしたが、以前の体験から雷はちょっとコワイな…
伽藍岳の迫力ある火口は見られましたが、内山の絶景を見にリベンジマッチせねばなりませんね!
鶴見岳からももくもく見える!
⬇︎もしよければ応援お願いします(^^)
温泉
塚原温泉 火口乃泉(かこうのいずみ)
登山口からクルマで1分。自然に囲まれた温泉。ここから火口見学もできます。
辺りは硫黄の匂いが立ち込めているので、てっきり硫黄泉かと思ってたら「酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉」だそうです(なげー)。
雰囲気も良くいいお湯なので、雨に打たれた身体がとろけるように癒されました。
【個人的おすすめ度…★★★★☆】
【公式】塚原温泉・火口乃泉(かこうのいずみ)|大分県由布市湯布院町・源泉掛け流しの薬湯
【自分用山行データ】
山行回数:141 踏破数:149 百名山:33 撤退:5