登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【常念岳〜蝶ヶ岳】三股から周回。絶景の槍・穂高展望ルート!《テント泊登山》2016年10月19〜20日

常念岳 蝶ヶ岳

じょうねんだけ  2857m    ちょうがたけ  2677m

北アルプス 日本百名山(常念岳)

アクセス

長野自動車道  安曇野ICより45分。三股駐車場。

ルート

①日目  三股駐車場〜三股〜前常念岳〜常念岳〜常念小屋[テント泊]

標準コースタイム  8時間10分

②日目  常念小屋〜常念岳〜蝶槍〜蝶ヶ岳〜まめうち平〜三股〜駐車場

同CT  8時間40分

主観的難易度… 中上級
  • 天気:晴れ(2日間)
  • 人数:単独
  • 行動時間:不明

f:id:NACK-y:20210519132443j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ

 

 

常念岳は北アルプスの槍・穂高連峰の東側に並行する常念山脈の主峰で、槍・穂高連峰の展望が非常によいことで知られています。

その常念岳(&蝶ヶ岳)にテント泊でやって来ました。北アルプス初ソロテンです!

 

しかし、前日は職場の歓迎会。サッと顔だけ出して(もちろんノー飲酒)そのまま出発&車中泊。

3時間半ほどの睡眠時間でスタートしました。

 

ちなみに駐車場はスタート地点の三股にあり、臨時駐車場も入れると100台以上停められるようですが、ハイシーズンには路駐の列ができるらしいです。

 

登山口に事務所?があり登山届けが出せたり、トイレもあります。

 

出発するといきなり注意書きがあり、毎年疲労での遭難が多いから、体力に自信のない人は違うルートを!的なことが書いてあります。

 

ここまでストレートに「このルートきついよ!」と宣言してるのも珍しい気がするな…

ということで心して行きます!

 

序盤は例によって、写真なしの樹林帯ですが… 急です! きっついです!

寝不足もかなり影響してるとは思いますが、やたらめったら疲れる( +д+)

珍しく、というか初心者期間を除けば初めて、夏の登りでポールを出しました。

 

そして、2〜3時間でようやく景色がひらけてきます。

 

f:id:NACK-y:20210520013007j:image前常念かな?


f:id:NACK-y:20210520013025j:image穂高連峰が見えてくると、疲れも忘れてテンションぶち上がりです↑↑


f:id:NACK-y:20210520013036j:imageしかし前常念へ向けて急な岩場に。

手をついて登るような所もありました。

 

前常念岳に着くともうヘロヘロ…。

気づけばコースタイムより1時間くらい早い。しかし山と高原地図での この区間のコースタイムは、かなりユルめらしいです。

 

とにかく景色もいいので休憩! すんごく疲れてたので ここで食べたおにぎり(コンビニ製)が、やたら美味しかった記憶があります。


f:id:NACK-y:20210520013022j:image穂高もだいぶ見えてきました。


f:id:NACK-y:20210520013010j:image常念岳へ続く稜線。奥には大天井岳(おてんしょうだけ)。


f:id:NACK-y:20210520013028j:image右下には今日の目的地の常念小屋。

以前は前常念と常念岳の間から、小屋にショートカットできる道があったらしいけど、今は廃道みたいです。


f:id:NACK-y:20210520013017j:image常念岳の山頂もすぐそこ。そしてついに槍も〜!


f:id:NACK-y:20210520013000j:image来た道と山頂と小屋への分岐らへん。槍がよく見える。

ここへザックを置き、山頂へ向かいました。

 

山頂へ着くと素晴らしい景色!

 

f:id:NACK-y:20210522175539j:imageようやく槍〜穂高連峰が繋がった!


f:id:NACK-y:20210520013046j:image振り返れば前常念越しに安曇野市。

 

すげーすげ〜、と写真ばっか撮ってましたが、何故か山頂票がない…

 

分岐に戻って来て休んでる時に、初めて泊まりで山に来たと言う若いおにーさんとおしゃべりしました。

いつかテント泊をやりたいので私のザックをちょっと背負わせてくれと言うので、背負わせると「うわっ こんなの担いで歩けません!」と。

がんばれ青年! 鍛えればいつかできるよ、たぶん…(^^;)

 

さ、あとは小屋の方へ降りて、今日のゴール。


f:id:NACK-y:20210520012943j:imageけっこう急。

明日は初っ端からこれか… と思いつつ下ります。


f:id:NACK-y:20210520013054j:image常念小屋

受付までしか入ってませんが、奇麗でいい雰囲気でした。


f:id:NACK-y:20210520013039j:imageテンバは広いですが、ちょっと斜めってました。

奥には横通岳(よことおしだけ)。山の横を通るから横通し岳…

 

槍ヶ岳が見える絶好のロケーションですが、夕方は少し雲が出てしまいました。


f:id:NACK-y:20210522184600j:imageしかし光芒がキレイ。トイレ写ってるのがなんなんですが 笑

 

②日目。出来れば山頂でご来光… と思ってましたが、案の定起きられず。

テンバからご来光を望みました。


f:id:NACK-y:20210520013107j:image少しぼやっとしてるけどキレイなブルーアワー。


f:id:NACK-y:20210520013104j:image出たっ!

 

f:id:NACK-y:20210522185931j:imageモルゲンロートな槍ヶ岳。


f:id:NACK-y:20210522185934j:image常念岳も朝日に染まる。

ご来光見てすぐ出発しました。

 

f:id:NACK-y:20210522190357j:image朝っぱらからキッツい急登。

みんなぜーぜーいってました。

 

f:id:NACK-y:20210522192656j:image街の方は雲海。

 

f:id:NACK-y:20210522193013j:image再びの常念岳山頂で祠とともに。


f:id:NACK-y:20210522192709j:image前日は逆光だったヤリホ。素晴らしい…

 

そして今日は蝶ヶ岳へ向け縦走します。CTは約4時間


f:id:NACK-y:20210522192650j:image蝶ヶ岳へ続く道。


f:id:NACK-y:20210522192659j:image先には御嶽山や乗鞍岳も見えています。



f:id:NACK-y:20210522192636j:image3〜4あるピークのアップダウンを繰り返します。

 

樹林帯もあり、出たり入ったり… と割と単調ですが、樹林帯以外はずっと右側にヤリホが見えっぱなしです。

 

f:id:NACK-y:20210522195353j:image何度も撮ってしまうこのアングル。

f:id:NACK-y:20210522192647j:image振り返って常念岳。どこから登っても急なんだなー

 

ふと進行方向の左側を見るとけっこう雲が出てる…。

右側はめっちゃ晴れてるのに、こんなにも違うんかなーと思ってたら、右から左に流れる風によって雲が押し戻されてるシーンを目撃。


f:id:NACK-y:20210522192640j:imageいいぞ風!

この風で常念山脈を境に天気が違うんですね〜

 

縦走路も終盤に差しかかると、小さく尖った蝶槍に着きます。

f:id:NACK-y:20210522221917j:image蝶槍から蝶ヶ岳方面。


f:id:NACK-y:20210522221935j:image相変わらずの絶景。って何回撮るねん!


f:id:NACK-y:20210522221904j:image常念岳方面。蝶槍降りた辺りですかね。


f:id:NACK-y:20210522221910j:image蝶ヶ岳へ向け広い稜線を歩きます。

 

昔は横尾への分岐の辺りに山頂があったらしいですが、今は蝶ヶ岳ヒュッテの先にあります。

で、ようやく蝶ヶ岳へ到着!

といっても、ヒュッテの手前らへんで写真撮ってもらって、その流れでそこでご飯食べちゃいました。

 

f:id:NACK-y:20210523004452j:imageとにかく絶景のてんこ盛りでお腹いっぱいですね。

 

f:id:NACK-y:20210523005009j:image穂高連峰アップ。

左から前穂、奥穂、涸沢岳、北穂、凹みが大キレット。

 

この後、蝶ヶ岳山頂を踏み(写真ないっ( ;゚Д゚) )三股へ下山。

降り始めなんかは急ですが、蝶ヶ岳でご飯をご一緒した方々と喋りながら歩いてたらあっという間でした。

 

f:id:NACK-y:20210523011535j:image途中にあるゴジラみたいな木

ぜったい誰か造ったやつでしょ!?


f:id:NACK-y:20210523011539j:image終盤の沢。紅葉が始まってました。

 

まとめ

今回は天気に恵まれ最高の山行でした。気温も10月下旬にしては寒くなく、ちょうどよかったです。

三股〜常念岳の登りはキツかったですが、下山に使うのが嫌であえてこのルートにしました。

急な下山が平気な人は逆周りの方がいいかもしれません。

素晴らしい山&ルートなので また来たいですが、その前に未踏の大天井岳かな…

 

 

向こうからこっちを見るのもよし!の穂高連峰!

 

 

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温泉

安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆ~四季の郷

宿泊もできる大きい温泉施設。露天風呂の開放感がよいです。

帰り道沿いにあるので みんなここへ寄るのか、平日でもそこそこ混んでました。

【個人的おすすめ度…☆☆☆★★】

信州安曇野 ほりでーゆ~ 四季の郷[公式サイト] 北アルプス常念岳を望む天然温泉(ラドン)を利用した公共の温泉宿泊施設です

 

【自分用山行データ】

山行回数:105   踏破数:106   百名山:32   撤退:4