登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【甲斐駒ヶ岳】テント担いで噂の(?)黒戸尾根! 寝不足&暑さでキツかった…《テント泊登山》2014年8月6日〜7日

甲斐駒ヶ岳

かいこまがたけ  2967m

南アルプス 日本百名山 山梨百名山

アクセス

中央自動車道  須玉ICより25分。

竹宇駒ヶ岳神社(尾白川渓谷駐車場)

ルート

①日目  竹宇駒ヶ岳神社〜笹ノ平〜刃渡り〜五合目小屋跡〜七丈小屋[テント泊]

標準コースタイム  6時間40分

②日目  七丈小屋〜八合目御来迎場〜駒ヶ岳山頂〜[ピストン]竹宇駒ヶ岳神社

同CT  8時間10分

f:id:NACK-y:20210926012657j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう!-ヤマレコ

難易度… 中上級

黒戸尾根は長く急な尾根で、後半には岩場も出てきます。それなりの経験を積んだ健脚向きといえます。

※難易度はあくまでざっくりとした私の主観です。

  • 天気:①日目  曇り時々晴れ ②日目  晴れ
  • 人数:3人(Y、Y)
  • 行動時間:両日データなし。

 

 

全国にたくさんある「駒ヶ岳」。甲斐駒ヶ岳はその中でも一番高い山です。

中央自動車からもそのぽっこりした山容がよく見え、山好きな人はついつい見てしまうのではないでしょうか?

 

そんな人気者の甲斐駒ヶ岳に黒戸尾根から登りました!

ちなみに黒戸尾根は日本三大急登の一つで、標高差は2,200mです…( ;゚Д゚)

 

出発地点は竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社尾白川渓谷の広い駐車場があります。

尾白川渓谷(おじらがわけいこく) | ほくとナビ

 

f:id:NACK-y:20210926013704j:image同行者の体力、歩行スピードを考慮し、ちょっと早めのスタートです。

 

f:id:NACK-y:20210926013842j:imageキャンプ場を抜け、神社でお詣りして、この橋を渡ったらいよいよ登山道です。


f:id:NACK-y:20210926013901j:imageいきなりカブトムシ現る。

実物を久々に見た。なんか嬉し〜

 

序盤はとにかくひたすら樹林帯ですが、結構急斜面です。

車中泊だった為の寝不足と、暑さでみんなヘロってました…


f:id:NACK-y:20210926014015j:image休憩中、背中から肉まんのように湯気を出すYさん…

 

もう一人のYさんも、疲労で撤退するか否かの瀬戸際でしたが、なんとか踏ん張りました。


f:id:NACK-y:20210926014045j:imageそこでキノコを食べてHP回復。う、うそです…

毒キノコベニテングタケです。ドントイート!

 

横手駒ヶ岳神社からのルートと合流する笹ノ平前後で、少し緩やかになります。

そしてしばらくすると見せ場の一つ刃渡りへ。


f:id:NACK-y:20210926014123j:image両側が切れ落ちたナイフリッジ。


f:id:NACK-y:20210926014228j:image鎖があるので、落ち着いて行けば大丈夫です。

 

しかし無事刃渡り通過も束の間、この後ハシゴや鎖場が続きます。

 

f:id:NACK-y:20210925020243j:imageま、そこまで危ない所じゃないので適度に楽しい。


f:id:NACK-y:20210926015124j:imageギンリョウソウ。別名ユウレイタケというそうです。

なるほど、っぽいな。

 

刃利天狗、黒戸山付近を越えると少し下って、五合目小屋跡に出ます。

 

広く平らな所なので休憩にぴったり、なのをいいことにちょっと横になったら、寝てしまいました…

 

f:id:NACK-y:20210926014903j:imageがっつり寝るヤツら 笑

20〜30分は寝たみたいで、元気になって再出発。

 

ここからは岩場の連続。でもその前に少し降りてからの登り返し。若干イラっときますわ…

 

f:id:NACK-y:20210926015254j:image深い谷にかかる橋を渡ったり、


f:id:NACK-y:20210926015324j:image垂直のハシゴを登ったり、


f:id:NACK-y:20210926015412j:image垂直の岩場を登ったり、セーフティーネットのないアスレチック。

 

ここを越えるともう小屋は間近。


f:id:NACK-y:20210926015455j:imageおおっ その前にまたもやベニテングタケ。

今度こそ食べ… られませんっ

f:id:NACK-y:20210925020017j:image毒キノコを楽しそうに激写するYさん(≧∀≦)

 

そしてやっと七丈小屋(しちじょうごや)に到着しました(写真なし…)。

すると小屋の前から水が出ているのを発見。

コップを持ってダーッシュ! そう、暑くて死にそうだったのです( ;゚Д゚)

 

テン場はさらにちょっと登ったところにあります。


f:id:NACK-y:20210926015520j:imageしかし展望はバツグン。

 

テントを張って少し横になったら、また30分くらい寝てしまいました。

 

昼寝から起きて夕食。隣にはどこぞのワンゲル部らしき集団が賑やかに楽しそうにしてましたが、それを尻目にまた爆睡しました(寝てばっか)

 

 

②日目。朝起きるともうワンゲル部らしき人達は居なくなってました。


f:id:NACK-y:20200325064825j:imageそして空が奇麗に染まっています。


f:id:NACK-y:20200325065610j:image出ました!

f:id:NACK-y:20200325064752j:image雲海と富士山もキレイ。


f:id:NACK-y:20210925020049j:image御来光を拝みつつ朝ご飯。

f:id:NACK-y:20210926015714j:image寝袋など余計なものをテントにデポって出発!


f:id:NACK-y:20210926015933j:image鳳凰山の向こうに富士山。


f:id:NACK-y:20210926015953j:image八合目御来迎場。鳥居が壊れてる…


f:id:NACK-y:20210926020014j:imageどこまでも続く雲海。下界は曇り空かな?


f:id:NACK-y:20210926020142j:image山頂方面も雲が増えてきた…。

突き出た二本の剣がカッコいい。


f:id:NACK-y:20210925020112j:image八合目〜山頂も鎖場がちょいちょい出てきます。


f:id:NACK-y:20210926020236j:image振り返るとまだ雲海。

雲海のおかげで鳳凰山が際立ってますね。

f:id:NACK-y:20210926020316j:image他の方面も全体的に雲が多い…


f:id:NACK-y:20210926020337j:image山頂近くの急登。

先行パーティーの中には大きいザックを背負った女性も。


f:id:NACK-y:20210926020401j:image山頂まであとちょっと。

左奥は雲をかぶる仙丈ヶ岳

 

f:id:NACK-y:20210925020130j:image山頂着きました〜


f:id:NACK-y:20210925020148j:image祠にぶら下がってるワラジにはどんな意味が…?

 

展望は360度素晴らしいですが、周りは結構雲が出てました。


f:id:NACK-y:20210926021011j:image仙丈ヶ岳の山頂は、計算されたかのようにずっと雲がかかり続けていました(ー ー;)

 

f:id:NACK-y:20210926021108j:image東側かな? こちらもすっきり晴れず。


f:id:NACK-y:20210926021126j:image北岳はもう全然…

つーかなんか雲上がって来てねーか??

ってことで退散〜

 

テン場まで戻って昼食、テントを撤収してひたすら下山したのでした。

写真も記憶もほとんどなく、登り同様暑かったことと、精神的には登りよりキツかったのだけはよく覚えてます…

 

まとめ

キツかったけど刃渡りや鎖場が楽しく、また来たいと思い、後年一人でまたテント泊しました。

次回こそは北沢峠から楽に登りたいですね!

 

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温泉

甲斐駒ヶ岳温泉  尾白の湯

尾白の森名水公園内にある温泉。開放的な露天風呂に赤いお湯がなんか効きそうです。何度も行ってます!

【個人的おすすめ度…★★★★☆】

https://www.verga.jp/onsen/

 

【自分用山行データ】

山行回数:60   踏破数:70   百名山:20    撤退:4