登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【三俣山(くじゅう連山)】大曲登山口から坊ガツルテント泊。猛暑の九重山!《テント泊登山》2024年8月1〜2日

三俣山

みまたやま  1744m

くじゅう連山

アクセス

大分自動車道  九重(ここのえ)ICより35分。

大曲駐車場《無料、7〜8台、トイレ 無》

ルート

①日目  大曲登山口〜諏蛾守越〜三俣山西峰〜本峰〜南峰〜坊ガツル[テント泊]

標準コースタイム  3時間50分

②日目  坊ガツル〜諏蛾守越〜大曲駐車場

同CT  2時15分

f:id:NACK-y:20241222024132j:imageYAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォーム

難易度 【中級】

諏蛾守越や三俣山は急登があります。特に三俣山南峰から坊ガツルへ降りるルートが急で、地図上でも破線ルートになっています。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:両日晴れ
  • メンバー:単独
  • 行動時間:①日目  4時間50分(テント設営、入浴含まず)  ②日目  2時間50分(テント撤収含まず)

 

 

前回、前々回と暑さに打ちのめされた山行だった為、最後の砦のくじゅう連山にやって来ました。

ここなら涼しいはず!

それにしてもブログの更新がズルズルと遅れて、書いてる今は寒くなって来ましたね…

 

くじゅうでテン泊の時は必ず吉部からでしたが、初めて違う場所からのスタートです。

 

その名も大曲登山口。その名の通り やまなみハイウェイのヘアピンカーブの所にあります。

 

f:id:NACK-y:20241219010008j:image駐車場はヘアピンカーブの中。

 

f:id:NACK-y:20241218205713j:image左斜めに横断した所に登山口があります。

 

横断の際はドリフトしてくるクルマに注意しましょう。

まー そんなのいないけど(^^)


f:id:NACK-y:20241218204804j:image登山届け出してゴー

しかし こういう扉開ける時、ヘビとかぴょーんて出てこないか心配になります…


f:id:NACK-y:20241218205620j:image堰堤を渡ります。


f:id:NACK-y:20241218205334j:imageしばらくはちょっと歩きにくい道。

狭かったり、滑りやすかったり…


この後 舗装路に合流し、そのまま舗装路を歩いていきます。


f:id:NACK-y:20241218205732j:imageこの小屋には「噴火対策監視装置」があるみたいです。

 

この先にある硫黄山は1995年に噴火してるんですよね。

ヤダなー コワいな〜


f:id:NACK-y:20241218204658j:imageタデ原がキレイ。


f:id:NACK-y:20241218205123j:image三俣山が近づいてきました。

 

看板には落石があるから休憩するな、とあります。


f:id:NACK-y:20241218204701j:imageおおっ ホンマや!

こんなん休憩中に落ちてきたら お弁当が台無しですね。


f:id:NACK-y:20241218205518j:image林道終点。

この先はかつての硫黄採掘場があり、立ち入り禁止です。


f:id:NACK-y:20241218204525j:image左から枯れ沢の方へ降ります。


f:id:NACK-y:20241222024255j:image荒涼とした雰囲気がイイ。

 

 硫黄山のこちら側は、九重の主峰群からは見えないので新鮮ですね。


f:id:NACK-y:20241218205435j:image枯れ沢を渡ると急登が始まります。


f:id:NACK-y:20241218204541j:imageくじゅうのこのエリアは目印のペンキマークが常に増量中。


f:id:NACK-y:20241218205204j:imageこのダブルいる?

まあ、マーク自体は迷わないので ありがたいですが。


f:id:NACK-y:20241218204655j:imageそれにしても急だしガレてるし…

何より苦手な暑さがヤヴァい( ´д`)  帰りたい…


f:id:NACK-y:20241218204940j:image草木の生えない斜面…

向かいの山は星生山(ほっしょうざん)ですね。

以前に登りましたが、あちらからの景色も壮大です。


f:id:NACK-y:20241218205010j:image石垣があらわれました。

諏蛾守越(すがもりごし)に到着〜

 

f:id:NACK-y:20241221161440j:imageやたらといかつい東屋があります。

 

ここにはかつて「すがもり小屋」という営業小屋があり、解体時に小屋の外壁を利用して この東屋を作ったようです。


f:id:NACK-y:20241218205110j:image目の前にはこれから登る三俣山。

この圧さと暑さで撤退の2文字が頭をよぎりました…

 

しかしこの休憩所には、とても涼しい風が吹いているので とりあえず休みます。

 

で、休むこと15分。もう金払ってでも涼しい風を浴び続けたいところですが、意を決して三俣山に登ることにします。


f:id:NACK-y:20241218205003j:image行くかぁ…(イヤイヤ)


f:id:NACK-y:20241218204727j:image暑いよー 急だよー 帰りたいよー

ついでに久々のテント泊でザックも重いし〜


f:id:NACK-y:20241218205251j:imageでも振り返ると いい景色…

f:id:NACK-y:20241218204705j:image山頂部付近から 北千里ヶ浜越しに見える久住系の山々。

この景色は、個人的にくじゅう山域でも指折りの絶景じゃないかと思います。


f:id:NACK-y:20241218204715j:image山頂部から最初に訪れるのが、この西峰です。

 

三俣山は名の通り3つに分かれています。しかしピークは西峰、本峰、北峰とほかにも南峰、Ⅳ峰があります。

 

で、次は本峰目指します。


f:id:NACK-y:20241218205215j:image山頂部に こんな広いとこあるの面白い。


f:id:NACK-y:20241218204642j:image本峰はいったん降りて、正面の斜面を登ります。

まだこんなに登るなんて ダル過ぎですわ…


f:id:NACK-y:20241218205255j:image暑い…( ;゚Д゚)


f:id:NACK-y:20241218205432j:image平らになりました。


f:id:NACK-y:20241218204920j:image本峰です。 360度の展望!


f:id:NACK-y:20241218205201j:image手前が北峰。遠くに由布岳。


f:id:NACK-y:20241218205327j:image湧蓋山(わいたさん)と右の平らなやつは万年山(はねやま)。


f:id:NACK-y:20241218204810j:image左から平治岳(ひいじだけ)、北大船山(きたたいせんざん)、大船山(たいせんざん)。

 

って 普通に読めねーのばっか 笑


さて、次の北峰はどーするか… と、しばらく笹やミヤマキリシマをかき分けながら道を探します。


f:id:NACK-y:20241218205045j:image看板めっけ。ん? 北峰から先の道は使えませんよと。


f:id:NACK-y:20241218204522j:imageいや、そもそも北峰への道もヤバそうだし。

 

ん〜 撤退ですな。もう暑のはイヤっ


f:id:NACK-y:20241218205155j:image南峰を経て坊ガツルへ降ります。

f:id:NACK-y:20241218205738j:imageここもまた降りていきます。


f:id:NACK-y:20241218205448j:image登り返しはユルめです。


f:id:NACK-y:20241218205245j:imageここにも北峰への分岐が。

こっちのルートもヤバそうですね。


f:id:NACK-y:20241218205042j:image南峰


f:id:NACK-y:20241218204817j:image下山ルートを探してちょっとうろうろ。


坊ガツルの方向へ歩いてみると道っぽいの発見。


f:id:NACK-y:20241218204751j:imageこれですね。

てか、いきなり真下に登山口見えてるって急過ぎじゃね?


f:id:NACK-y:20241218204953j:imageもちろん急です。

去年の冬にここから登ってるので知ってましたが。

 

とにかく急な下りが1時間半くらい続きます。


f:id:NACK-y:20241218205020j:imageロープもあるし。

f:id:NACK-y:20241218205654j:imageポールは置いて両手使って降りるとことか。


f:id:NACK-y:20241218204737j:image途中でちょいちょい坊ガツルが見える。

早くあそこ行きたい…


f:id:NACK-y:20241218205429j:imageこの急角度で滑るとこは マジで泣けてきます。


f:id:NACK-y:20241218204923j:imageロープが千切れんばかりのパワーで握りしめます。


f:id:NACK-y:20241218205419j:image下から見たところ。垂直やんけ…( ;゚Д゚)


f:id:NACK-y:20241218204820j:imageこんなとこで絶対コケたくねぇ。


f:id:NACK-y:20241218205232j:imageヒェッ。でもこれは登る人向けです。

それにしても血も涙もないお言葉。


f:id:NACK-y:20241218204730j:image視線を感じ横を見ると、うんちくんに見つめられてました。


f:id:NACK-y:20241218205657j:imageふ〜 平坦になってきたー  と思ったら道が分からん…

とりあえず東の方へ進めばなんとかなるか。


f:id:NACK-y:20241218205415j:imageピンテを発見。


f:id:NACK-y:20241218204534j:imageつ、着いた〜


f:id:NACK-y:20241218205409j:imageコイツから頑張って降りて来ました。


広大な坊ガツルのキャンプ場のいつもの場所にテントを張って、法華院温泉山荘へ向かいます。


f:id:NACK-y:20241218205211j:image温泉タイムだー(^^)


f:id:NACK-y:20241218205514j:imageここで受付。日帰り入浴は500円

 

露天風呂はないけど、こんな山の中で温泉に入れるなんて最高すぎです。


f:id:NACK-y:20241222024428j:image山荘前から見る坊ガツル。

 

さ、戻ってご飯です。


f:id:NACK-y:20241222024504j:image今日のお宿。


f:id:NACK-y:20241218204850j:image最近のテン泊の定番、焼肉!

ちょっと変色? 焼いたら全部同じ色になるでしょ 笑

f:id:NACK-y:20241218205403j:image疲れた身体に溶け込みます。


それにしても、あんなに暑かったのに 日が暮れると一気に涼しくなります。

 

夜はもう半袖短パンじゃ寒いです。


f:id:NACK-y:20241218205305j:imageそして星がめっちゃキレイでした。

iPhone(12Pro)でもなかなか綺麗に撮れるんだな…

 


f:id:NACK-y:20241218204544j:image朝。おっ キレイな空。

トイレで目が覚めただけですが。


f:id:NACK-y:20241218204930j:image晴れわたる空の下 出発。

今日は久住とか中岳とか攻めるぞ〜


f:id:NACK-y:20241218205039j:image 法華院温泉山荘の中を抜けて北千里ヶ浜を目指します。

f:id:NACK-y:20241218205647j:image樹林帯へ入ります。

そしてこの時すでに思ってました。「あ、暑い…」


f:id:NACK-y:20241218205614j:imageこの辺はそんなに急じゃないんですが、暑さで はーはー言ってます。


f:id:NACK-y:20241218205218j:image樹林帯を抜けると おなじみ、黄丸だらけの岩場。

ここは結構急です。ぜーぜー言っちゃいます。


f:id:NACK-y:20241218205610j:image北千里ヶ浜へ着きました。

 

そして とんでもなく暑いです。風はほとんどありません。こりゃたまらんです。


f:id:NACK-y:20241218205347j:image平な地面に容赦なく太陽が照りつけます。

初めてホットプレートの上で転がされる ウィンナーの気持ちがわかりました。


f:id:NACK-y:20241218204827j:image諏蛾守越への分岐付近。

久住山へはここを真っ直ぐですが…

 

あまりの暑さに撤退の2文字が 昨日以上に色濃く頭に浮かびます。

少なくともザックはデポしようと、とりあえず諏蛾守越まで行くことにしました。


f:id:NACK-y:20241218205457j:image実は結構な登りですけどね。

黄色いマークも安定の量。


f:id:NACK-y:20241218205722j:image昨日も立ち寄った諏蛾守越に到着。

 

昨日同様 とても涼しい風が吹いています。この風がどこでも同じように吹いてればいいんですが…

 

しかも北千里ヶ浜は日陰もなく、逃げ場がないです。

万一のことがあったら 干からびるしかありません。

 

そもそも自分はめっちゃ暑さに弱いし…  残念ながら撤退を決めました。


f:id:NACK-y:20241218204917j:imageもう三俣山を眺めながらのんびりします。

 

ここで居合わせた方々としばらく談笑し、40分くらいは休んでました。


さあ帰ろー


f:id:NACK-y:20241218204601j:imageもうこの黄丸は夢に出るな(^^)


f:id:NACK-y:20241218205142j:image例の落石ゾーン。確かにヤバそう。

f:id:NACK-y:20241218205006j:imageもちろん休憩はしません。


f:id:NACK-y:20241218205607j:image舗装路から入る道。ここを見落とすと大変です。

 

そーいえば序盤の樹林帯は滑りやすい道でした。


f:id:NACK-y:20241218204947j:image滑り止めの杭かな?

この上で尻もちついたらヤバいことに…


f:id:NACK-y:20241218205104j:image無事戻りました!

まとめ

くじゅうは景色も良くて、ルートも多彩で、テント泊もできてと九州屈指の山塊ですが、さすがに1700m程度の標高では 猛暑に対抗できませんでした。

 

暑さに耐性がある方なら大丈夫かもしれませんが、やはりもう少し涼しい時期がおすすめです。

ちなみに夜は寒く、昼夜の寒暖差はかなりありますね。

 

年越し坊ガツルテント泊&ご来光登山!

 


 

温泉

牧の戸温泉  九重観光ホテル

いつも行く九重星生ホテルは、火・金曜日は14:30からで まだ営業前だったのでこちらへ。

ほのかに硫黄臭がする温泉。露天風呂は壁がちょっと高くて景色が今ひとつかな…

【個人的おすすめ度…★★★☆☆】
f:id:NACK-y:20241218205242j:image阿蘇くじゅう国立公園|牧の戸温泉 九重観光ホテル|公式サイト

 

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【自分用山行データ】

山行回数:202   踏破数:234   百名山:39   撤退:7