登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【三俣山〜大船山(くじゅう連山)】坊ガツル年越しテント泊。からの快晴ご来光を拝む!【前編】《テント泊登山》2022年12月31日〜2023年1月1日

三俣山    大船山

みまたやま  1744m    たいせんざん  1786m

くじゅう連山    九州百名山(両山)

アクセス

大分自動車道 由布岳ICより35分。

吉部登山口駐車場《約100台、300円(宿泊500円)、トイレ 有》

ルート

①日目  吉部登山口〜暮雨の滝〜坊ガツル[テント設営]〜三俣山南峰〜北峰〜西峰〜すがもり越〜法華院温泉山荘〜坊ガツル[テント泊]

標準コースタイム  6時間5分

②日目  坊ガツル〜段原〜大船山〜坊ガツル[テント撤収]〜吉部登山口

同CT  4時間45分

f:id:NACK-y:20230107020347j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう!-ヤマレコ

 

難易度    …中上級

三俣山の直登ルートはなかなかハードです。大船山は初中級くらいですが、アイゼン必須です。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:両日 晴れ
  • 人数:単独
  • 行動時間:①日目  6時間33分(休憩、テント設営等含む、温泉入浴含まず)。②日目  7時間10分(休憩、テント撤収等含む)

 

 

当方、サービス業につき 元旦しかお休みがありませんが、たまたま大晦日がお休み。せっかくなので年越し登山に九重山にやって来ました。

 

吉部からスタートし 夏に来たきりの坊ガツルでテント泊し、元旦早朝にご来光を目指します!


f:id:NACK-y:20230105021657j:image吉部登山口駐車場

スタッドレスで来た方がいいと思います。

 

f:id:NACK-y:20230111002018j:image夏にも見たやつ。

ここはそういうルールみたい(^^;)

 

ボックスに駐車料金入れて出発!


f:id:NACK-y:20230105021703j:image登山届け出します。

冬は手がかじかんで 字が汚くなりますね。まー もともと汚いけど。

 

吉部から坊ガツルまでは2時間ほどで ほぼ道も平らですが、序盤に一瞬急な登りがあります。


f:id:NACK-y:20230105021711j:image結構キてます。岩や根っこの部分はトゥルっトゥル。

ここだけのためにアイゼン着けたくないので、全身全霊ロープに頼りまくります。


f:id:NACK-y:20230105021716j:imageふー 着いた〜。

って どこにも着いてないけど、この急登を登り切ると平坦な道が続きます。


f:id:NACK-y:20230105021719j:imageらくちん♪

 

途中で暮雨滝(くらぞめのたき)へ寄ります。

ちょっと下りますが、ここもアイゼン装着めんどいんで慎重に…

 

f:id:NACK-y:20230105021734j:imageさすがに氷瀑にはなっていませんでした。


f:id:NACK-y:20230105021745j:image林道と合流。

ここからは関係者の車も通る 車道を行きます。

 

そして10分もしないうちに視界が開けます。


f:id:NACK-y:20230105021750j:image坊ガツルキター。


f:id:NACK-y:20230105021753j:image広すぎてどっからどこまでがそうか分からんけど、キャンプ場。


f:id:NACK-y:20230105021756j:image夏と同じ場所っぽいところに張りました。

 

この後登る三俣山が でんと待ち構えてます。そうです、メインのご来光は明日。今日は三俣山にチャレンジです。


荷物を軽くして 気合を入れたら出発します。


f:id:NACK-y:20230105021801j:imageキャンプ場のトイレと右奥が催事場。

大船山はここを直進ですが三俣山は逆です。


f:id:NACK-y:20230105021812j:image三俣山取り付き点。


f:id:NACK-y:20230105021817j:imageちょっと道は分かりづらいですが、トレースはしっかりあります。

 

三俣山の直登ルートは急なことで知られています。

凍結はしてないので 途中までアイゼンは着けませんでしたが、九重特有の滑る黒土が厄介です。

f:id:NACK-y:20230105021851j:imageしかも雪とミックスなのがイヤーん。


f:id:NACK-y:20230105021856j:image泥に染まるロープと岩場。

足元がズルズルなんで、泣く泣くロープ様のお世話に…


f:id:NACK-y:20230105021908j:image雪が張り付いてホールドが全然ない岩場。

ここで仕方なくアイゼン装着です。


f:id:NACK-y:20230105021930j:image雪、黒土、岩のミックスはしばらく続きます。

なんか疲れる…

 

そんな中、振り返ると景色が凄いことになっていました。


f:id:NACK-y:20230105021937j:image坊ガツルが丸見えやー。

正面の一番高い山は 明日登る大船山ですね。

 

しかし上を見上げると、
f:id:NACK-y:20230105021951j:imageまだまだあんじゃん…(ー ー;)


そうこうしてるうちに山頂部の一部と思われるやや平らなところに出ました。

と思ったらここで3人組の方々がご飯してました。山頂(南峰)は吹きっさらしで寒いのだとか。

 

てことで私もここでおにぎりとパンを補給。


f:id:NACK-y:20230105022000j:image眺め最高すぎ。

 

おにパン補給後 すぐに南峰目指します。


f:id:NACK-y:20230105022003j:image写真はちょっと急に見えるけど、緩い登りです。


f:id:NACK-y:20230105022006j:image南峰着いた!

確かに強風が吹き荒れていて、この中でパンを出したら飛んでいってしまいそうです。

 

なので長居せず先へ進みます。

あんまり時間ないので、お鉢巡りはやめて本峰目指します。

 

トレースは風に消されているので、YAMAP見ながらしばらくウロウロ…


f:id:NACK-y:20230105022013j:image地図通りちゃんと北側に道ありました。


f:id:NACK-y:20230105022022j:imageトレースたどって行ったら なんか道外れてるっぽい…


f:id:NACK-y:20230105022027j:imageそれっぽい方向に歩いてるうちに太いトレースと合流。

これも合ってるのか分からんけど、YAMAPでは大体合ってる(^^;)

まあ冬道なんてこんなもんでしょー。

 

南峰同様、北峰の山頂部も広いのでしばらく平らなところを歩きます。


f:id:NACK-y:20230105022035j:imageひと気もなく荒涼とした雰囲気がいい。


f:id:NACK-y:20230105022041j:image右手に見えるのは火口跡の「大鍋」か。

 

f:id:NACK-y:20230111152404j:image本峰到着。

山頂標柱がぶっ倒れていましたが、どう刺さっていたかも分からず直しようがないです。


f:id:NACK-y:20230105022055j:image右奥は涌蓋山(わいたさん)かな?

 

ここも360度絶景なので もうちょっとウロつきまわって景色を堪能したかったんですが、どこ歩いても膝下まで潜ってしまうので 次の西峰へ向かいます。


f:id:NACK-y:20230105022108j:imageここはトレースがしっかりありました。


f:id:NACK-y:20230105022111j:image南峰への分岐を右方向へ。


f:id:NACK-y:20230105022119j:image目指す西峰に誰か立っています。


f:id:NACK-y:20230105022125j:image降りて左の方へ登り返して行きます。

 

登り返しにさしかかり 一生懸命登ってると、西峰を巻いていることに気づく…(いや 早よ気づけよ 笑)

でも西峰は前からでも後ろからでも登れるようです  汗。

 

f:id:NACK-y:20230105022135j:image西峰。三俣山 三つ制覇!でいいのかな?

 

f:id:NACK-y:20230111163545j:imageすがもり越目指して降りて行きます。


f:id:NACK-y:20230105022149j:image噴煙を上げる硫黄山。

9月に登った ちょうど向かいの星生山から 硫黄山越しのこっちの眺めもよかったなー


f:id:NACK-y:20230105022214j:image歩きづらい岩&雪&たまに黒土。

 

f:id:NACK-y:20230111164100j:imageそれにしても絶景…

北千里ヶ浜と久住系の山々の景色がハンパない。

ほえ〜って感じですね(なんだそれ)


f:id:NACK-y:20230105022222j:imageすがもり越(諏蛾守越)

石垣がありますが、かつてここに小屋があった時の名残りらしいです。


f:id:NACK-y:20230111165608j:image鳥避けかってくらいのマーキングをたどって北千里ヶ浜へ降ります。

f:id:NACK-y:20230105022236j:image北千里ヶ浜へ降り立ちました。


f:id:NACK-y:20230105022252j:image広すぎる…

夏に初めてここへ来た時も、この景色に圧倒されましたね。


f:id:NACK-y:20230105022257j:image岩場を降りて行きます。

マーキング(ルート)は右手上の方でしたが、みんな無視  笑。


f:id:NACK-y:20230105022306j:image山荘が近づいて来ると登山者も増えてきました。


f:id:NACK-y:20230105022314j:imageつ、着いた、温泉(*°∀°)=3


f:id:NACK-y:20230105022320j:image法華院温泉山荘

かなり規模の大きい山小屋で、九州最高所の温泉でもあります。

法華院温泉山荘

 

日帰り入浴は500円

大晦日ということもあって、団体様で賑わっていました。

湯船の中でなんとか足を伸ばし、ゆっくりしつつ後編へ続きます!

 

 

 

こちらも劣らぬ絶景!

 

 

夏の坊ガツルテント泊

 

 

⬇︎もしよければ応援お願いします(^^)

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村