登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【阿蘇山】火口見学〜砂千里ヶ浜〜南岳〜皿山。観光とハイキングを一緒に満喫!《日帰り登山》2024年11月5日

南岳    皿山

みなみだけ  1496m     さらやま  1303m

熊本県南阿蘇村、高森町    阿蘇山

アクセス

九州自動車 熊本ICより75分。

阿蘇山上ターミナル駐車場《無料、65台、トイレ 有》

阿蘇山上ターミナル有料駐車場《500円、120台、トイレ 有》

ルート

山上ターミナル駐車場〜火口西展望所〜砂千里ヶ浜〜南岳〜皿山〜駐車場

標準コースタイム  4時間30分

f:id:NACK-y:20250314010322j:image中岳(阿蘇山)の最新登山情報 / 人気の登山ルート、写真、天気など | YAMAP / ヤマップ

難易度 【初中級】

火口見学〜砂千里ヶ浜は散策ルートです。南岳への登りは急ですが、タイムは短いので 装備とちょっと体力があれば初心者でも登れると思います。

火口見学はガスの濃度で規制がかかるので、事前に確認した方がいいです。

阿蘇火山火口規制情報

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:晴れ
  • メンバー:単独
  • 行動時間:4時間(見学、休憩等含む)

 

 

阿蘇山は言わずと知れた世界最大級のカルデラにして、活発に活動する現役火山。しかも間近で火口が見学できる人気の観光地でもあります。

 

前に東側から火口を見学し、中岳、高岳へ登りました。

今回は西側から火口を見学しつつ、周囲の山をサクっと登ってみました。

 

スタートは阿蘇山上ターミナル

 

f:id:NACK-y:20250314134220j:image平日なのに駐車場はほぼ満車。

 

f:id:NACK-y:20250313030507j:imageここから火口までシャトルバスが出ています。

自家用車でも行けますが、通行料取られます。


f:id:NACK-y:20250313025949j:imageなんだと? まずそうだな…

って 本物の火山灰が入ってるわけじゃ無さそうです(あたりまえ)

 

徒歩で火口まで行く場合は広い駐車場の方からです。


で、びっくりしたのが、ターミナルと駐車場の間にある建物群。


f:id:NACK-y:20250313030725j:image全部廃墟…( ;゚Д゚)

これらの施設は熊本地震の前後に廃業になったそうです。


f:id:NACK-y:20250313030050j:imageその目の前の広大な駐車場。

なんでやってないんだろって思いましたが、実はやってました。

 

ここは有料駐車場です。

来た時、無料駐車場からしかクルマが出入りしてなかったんで 全然気づきませんでしたが、無料駐車場の少し手前にここの入り口があることに 帰る時気づきました(^^;)


f:id:NACK-y:20250313030721j:image案内板のQRコードから最新情報を見てみると…

なんと! 火口見学は火山ガス増量で規制中とのこと。

 

しかし状況によって解除もあるとのことなので、とりあえず行けるところまで行ってみます。


f:id:NACK-y:20250313025855j:image廃墟の奥からゴー


f:id:NACK-y:20250313030230j:imageそれにしても廃墟コワイ。


f:id:NACK-y:20250313030135j:image車道沿いの道を歩きます。

規制中なのでクルマは走ってません。


f:id:NACK-y:20250313030227j:image終盤。なかなかしんどいやん。


f:id:NACK-y:20250313030619j:image振り返ると烏帽子岳(左)や杵島岳などの阿蘇五岳が。

 

そろそろ規制のエリアなんで、どうしよーと思ってたら…
f:id:NACK-y:20250313030426j:imageどんどんクルマが上がって来ました。

放送でも規制解除のことを伝えています。なんたるラッキー


f:id:NACK-y:20250313030305j:imageすでにそこそこの混み具合。

 

ちなみに かつて山上ターミナルの所からここまでロープウェイがあったようですが、2016年の噴火の影響で廃止になってしまったみたいです。


f:id:NACK-y:20250313030559j:image阿蘇山は7つも火口があるんですね。


f:id:NACK-y:20250313025845j:imageそれにしても外国人観光客凄い。

ヘタすりゃ9割くらいだったかも。

 

では、あの煙が出てる穴ボコの様子を見てみましょー


f:id:NACK-y:20250313025939j:imageおおっ 凄え…

f:id:NACK-y:20250315205749j:image二酸化硫黄ガスの濃度が増えると規制されるんですね。


f:id:NACK-y:20250313030006j:imageちょっと横に移動して広角で。

右の奥に東の展望所が見えています。

 

目の前いっぱいに広がる火口から、もうもうと煙が上がっている様は なんとも言いがたい迫力で、心の中で何度もゴイゴイスーを連発していました。


f:id:NACK-y:20250313030701j:image少し煙が晴れて、湯だまりが見えました。


f:id:NACK-y:20250313030654j:imageアップ。

温泉に見えてきた。入ってみたい…


f:id:NACK-y:20250313025804j:image横の火口壁も凄い。

奥に見えてるのは高岳かな?

 

少し南に下ると第4〜第7火口が見えます。


f:id:NACK-y:20250313025945j:image煙は出てないけど こっちもゴイゴイスー


f:id:NACK-y:20250313030131j:image遊歩道のすぐ下に裂け目が。


f:id:NACK-y:20250315225148j:image分岐を左に進み砂千里ヶ浜へ向かいます。

ちなみに右に行くと登ってきた車道に戻れます。

f:id:NACK-y:20250313030623j:image定規で引いたような一直線の木道を歩きます。


f:id:NACK-y:20250313030332j:image第5火口の辺りかな?大地が豪快に裂けてますね。


f:id:NACK-y:20250313030647j:image何もない砂千里ヶ浜。惑星タトゥイーンみたい…


f:id:NACK-y:20250313030258j:imageあんだけごっつい火山があればこうなりますよね。

 

f:id:NACK-y:20250316124330j:image木道はまだまだまだ続いています。


f:id:NACK-y:20250313030457j:image長い木道はこの分岐が終点。

登山装備のない人はここまでですね。


f:id:NACK-y:20250313030644j:image高岳方面へ向かいます。


f:id:NACK-y:20250313030118j:image少し高台から見下ろす砂千里ヶ浜。

今にもポッドレーサーが駆け抜けて行きそうですね。


f:id:NACK-y:20250313030158j:image高台の端っこ。左の方から降ります。


f:id:NACK-y:20250313030718j:image降りたら右の方へ。この辺全然道標ないです。


f:id:NACK-y:20250313030111j:image急な登りに取りつきました。

f:id:NACK-y:20250318055643j:image砂千里を振り返る。


f:id:NACK-y:20250313030054j:imageここも外国人観光客が結構登っています。まあまあの軽装で(^^)

 

写ってる人は違いますが、11月に半袖短パンとか、荷物はペットボトル1つとか 色々バグってます。


f:id:NACK-y:20250313030315j:image少しなだらかになりました。

 

f:id:NACK-y:20250318151004j:image眼下にはもうもうと煙を吐き出す火口。

吹きこぼれないか心配 笑

 

ちなみに この日は何度も規制と解除をくり返していました。

上空に雲が多いとガスの濃度が高まるみたいです。


f:id:NACK-y:20250313030735j:image中岳への道。南岳と中岳の分岐から。


f:id:NACK-y:20250313030738j:image分岐と言っても南岳はこのすぐ上です。

急な岩場をひょいっと登ります。


f:id:NACK-y:20250313025902j:image南岳着きました。360度の素晴らしい展望です。

 

f:id:NACK-y:20250319120742j:image高い高岳。


f:id:NACK-y:20250319120747j:imageギザギザ根子岳。


f:id:NACK-y:20250319120738j:image南の南阿蘇。


f:id:NACK-y:20250313030711j:imageコワイ足元。


f:id:NACK-y:20250313030241j:image南側の崖も 手前はなだらかだけど、先は下が見えなくてコワイ。


f:id:NACK-y:20250313030234j:image中岳へ向かう稜線。

 

軽くご飯を食べたら戻ります。


f:id:NACK-y:20250313030412j:image中岳、高岳は前に登ったので行きません。

実は南岳も来てるんだけど。


f:id:NACK-y:20250313030034j:image来た道を戻ります。


f:id:NACK-y:20250313030358j:image急なとこ。

まだまだ外国人登山者が(相変わらず軽装で)登ってきます。

f:id:NACK-y:20250313030148j:imageタトゥイーンまで戻ってきました。

 

f:id:NACK-y:20250313025929j:image何だろあれ…  ポチッと押してみたいけど、結構でかいです。


f:id:NACK-y:20250313030244j:image計測器?

杭とかプレステのボタンみたいなやつとか色々気になりすぎる…


f:id:NACK-y:20250313030552j:imageまっすぐ方面、皿山へ向かいます。


f:id:NACK-y:20250313025702j:image急な登りですが すぐ終わります。

f:id:NACK-y:20250313030433j:imageこっから皿山までは10分くらい。


f:id:NACK-y:20250313030626j:image気持ちのいい稜線を歩きます。


f:id:NACK-y:20250313025922j:image変わった名前の皿山

その由来はなんと…  分かりません(^^)


しかしここも絶景です。

 

f:id:NACK-y:20250322003856j:image火口から高岳までの展望。

f:id:NACK-y:20250322012829j:imageまた気持ちいい稜線を歩きながら戻ります。

f:id:NACK-y:20250313030545j:image火口と砂千里が一望できる高台。


f:id:NACK-y:20250313025858j:image火口を経由せず、直接駐車場へ戻ります。


f:id:NACK-y:20250313025915j:imageそれにしても火口の煙の勢いが凄い。

もう中のものは すっかり煮詰まってるでしょう。


f:id:NACK-y:20250313030141j:imageよく整備された歩道を歩きます。


f:id:NACK-y:20250313025713j:imageミヤマキリシマの迷路。

道を間違うとトラップとかありそう。もちろんないけど。


f:id:NACK-y:20250313030731j:image足場の悪い所もちょっとあります。

f:id:NACK-y:20250313030308j:imageひょっこり道路のとこに出ました。

f:id:NACK-y:20250313030121j:image廃墟群に戻りました。

改めてじっくり見てみます。


f:id:NACK-y:20250313030528j:image中の様子。スマホをガラス戸にくっつけて撮影。

馬油が売りだったんだ…  そーかあ 草千里に馬いるもんなー


f:id:NACK-y:20250313030355j:image哀愁が漂いまくりです。


f:id:NACK-y:20250323131952j:image阿蘇山本堂 西巌殿寺 奥之院

今後の山の無事を祈願して終了。しかしご利益は縁結びでした(^^)

 

景色だけの短い動画ですが、良ければこちらも。

まとめ

活動中でかつ、あんなにでっかい火口を間近で見られる所はそうそうないと思うので、阿蘇山は一度見ておいて損はないと思います。

ただガスの状況で見られない場合もありますが…

 

今回のルートは火口見学プラスちょっとハイキングって感じ。

最高峰の高岳まで行けば、コースタイム往復2時間弱プラスです。

 


 

温泉

火の山温泉  どんどこ湯

ホームページによると「西日本最大級の規模」。本当かは分かりませんが、大きいのは確か。

施設も綺麗で雰囲気もいいですが、赤牛丼のお肉の大きさが、違うもん頼んだかなってくらいホームページと違いすぎんだけど…
【個人的おすすめ度…★★★☆☆】

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火の山温泉 どんどこ湯

 

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【自分用山行データ】

山行回数:209   踏破数:241   百名山:40   撤退:7