登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【西穂高岳】冬の西穂!独標の先は危険なサバイバルアドベンチャー!《テント泊登山》2017年2月27〜28日

西穂高岳

にしほたかだけ  2907m    北アルプス

アクセス

中央自動車道  松本ICより90分(一部中部縦貫道利用)。

新穂高ロープウェイ 駐車場。

ルート

①日目  西穂高口駅〜西穂山荘[テント泊]

標準コースタイム  1時間30分

②日目  西穂山荘〜丸山〜西穂独標〜西穂高岳〜[ピストン]西穂高口駅

同CT  6時間10分

f:id:NACK-y:20211023000920j:image登山地図&計画マネージャ ヤマタイム - Yamakei Online / 山と溪谷社

難易度 …上級

独標〜西穂山頂まで、危険なトラバースや登り下りが続きます。雪山に慣れない人は、やめた方がいいでしょう。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:両日晴れ
  • 人数:2人(Y)
  • 行動時間:①日目 1時間30分 ②日目 不明

 

 

西穂高岳は穂高連峰の南西の端っこにあり、連峰の中では唯一3000mに満たない山ですが、岩峰が続く難易度の高い山です。

 

そんな高難度の山に夏シーズンも未踏ですが、冬山の師匠のYさんに誘われ登ることになりました。

しかも独標だけでなく、西穂山頂まで行こうと言うのです。

 

マジかー( ;゚Д゚)  大丈夫かな…?

とにかくダメそうなら引き返すつもりで、アイゼンをヤスリで研ぎ 準備しました。

 

西穂へはロープウェイを利用します。行きがけのコンビニでロープウェイのチケットを買いました。500円くらいは安くなった気がします。

新穂高ロープウェイは第一から第二への乗り継ぎがあるため、値段はお高めです(往復3000円)

【公式サイト】新穂高ロープウェイ

 

しかしなんでロープウェイが2つあるんだろう?と思ったら、ここに2003年までスキー場があったんですねー。

 

それにしてもここは駐車場も有料だし、荷物の料金も取るし(6kg以上)、下級国民になかなか厳しいところです 泣

 

ファミマの入店曲(今でもそうかな?)と共に出発!

f:id:NACK-y:20211020033014j:image所要時間は乗り継ぎを入れて約25分

この頃はまだ外国人観光客が多かったです。


f:id:NACK-y:20211020032910j:image焼岳。もはもはと煙出してます。


f:id:NACK-y:20211020033019j:image西穂高口駅に着くと絶景が広がっていました。

登るのがめんどくさくなった人はここで引き返してもOKですね!


f:id:NACK-y:20211020032857j:image迷路みたいな登山口。

千石園地という散策路になっているようです。

 

ここから西穂山荘までは樹林帯が続きます。…っと写真がないですね〜。いつもすみません(^^;)

 

急登を上りつめると山荘到着!


f:id:NACK-y:20211020033057j:image小屋の写真もなく、代わりに前にあった雪だるま。

気の抜けた表情になんだかホッとします。


f:id:NACK-y:20211020033026j:imageテン場は絶好のロケーション。奥に霞沢岳。

一番手前が私のテントです。このマウンテンダックスのレラ1というテントにはスノーフライの用意がないので、夏用のフライシートで頑張ります。

 

初日は西穂山荘までで、アタックは翌日です。

テント張って少しのんびりしたら、付近をうろうろしたのち、丸山へ夕焼けを見に行きました。

 

f:id:NACK-y:20211024114251j:image明日目指す山頂方面。

丸山まではストックで行けます。


f:id:NACK-y:20211020032931j:image少し登って見下ろしたところ。

テン場や小屋、雪だるまの後頭部が見えます。奥の山は乗鞍岳ですね。


f:id:NACK-y:20211020033101j:image丸山。日没までもうちょっと。


f:id:NACK-y:20211020032848j:image良い。


f:id:NACK-y:20211020032843j:image実に、


f:id:NACK-y:20211020032919j:image良い!!

雲海もキレイで、すばらしい夕焼けでした。

 

夕食はYさんが焼肉をご馳走してくれ、英気を養うことができました。しかしテントに煙が入ってしまって、香ばしくなってしまったみたいです(^^;)

 

冬の北アルプスのテン泊は初めてでした。もちろんめっちゃ寒いです。

しかしたまたまかも知れませんが、なぜだか八ヶ岳のようなカラダの隅々まで凍りつくような寒さは感じませんでした。

 

 

②日目。夜明け前にYさんに叩き起こされ起床。

ヘッデン点けてスタートです!


f:id:NACK-y:20211020033106j:image丸山から独標の間のどこかから。

風も弱くいい天気になりそう。

 

独標からのご来光を目指すべく、ガンガン登って行きましたが、Yさんが遅れ気味。なんだか体調悪いみたい…


f:id:NACK-y:20211020032954j:imageすでに独標に誰かいます。

 

独標へ至る登りはかなり急です。これまでの先行者さん達が作ったステップをたどり、壁のようなところを慎重に登りました。

雪は適度に締まっていて、ピッケルやアイゼンがよく刺さりました。


f:id:NACK-y:20211020032922j:imageやった! 間に合った!

独標到着&ご来光です。


f:id:NACK-y:20211020033021j:image遠くに富士山も見えています。

 

f:id:NACK-y:20211024235922j:image登ってきた方面。

奥に乗鞍岳、その右手前は焼岳です。


f:id:NACK-y:20211020032852j:image笠ヶ岳。

 

f:id:NACK-y:20211025000047j:imageこれから攻める峰々が見渡せます。

 

独標から山頂までやたらとギザギザしていますが、独標を11峰、山頂を1峰とし、間に小ピークが9峰あります。


f:id:NACK-y:20211025000045j:image絶景と調子の悪いYさんのコラボ。

でもここで持ち直したようです。良かった!


f:id:NACK-y:20211020032936j:image登ってきた斜面。

じっくり見てはいけません。帰りは降りるのです。

 

では! 先へ進みましょ〜


f:id:NACK-y:20211020033004j:imageこちらの下り口も急です。

滑落したら… 想像したくないです。

 

f:id:NACK-y:20211025001930j:image10峰辺りから独標を振り返ります。


f:id:NACK-y:20211020033006j:imageおおっ 遠くに白山(はくさん)。キレイです…

 

しばらくは狭い稜線を歩きますが、それほど危なくはありません。

それにしても独標から先は圧倒的に人が少ないです。そして我々以外はみんなソロでした。


f:id:NACK-y:20211025002500j:image何峰目かな? ピラミッドピークより手前です。


f:id:NACK-y:20211020033023j:imageピラミッドピーク(8峰)付近より。

 

小ピークがいくつかあるといっても、この辺はピークを通過せず巻いていくところも多いです。

名前のついたチャンピオンピーク(4峰)は行きも帰りもわかりませんでした。

 

f:id:NACK-y:20211025154943j:imageどこぞのトラバース。こういうところも危ないです。

近くに「3」て書いてあるから3峰かな?

ここでアイゼンが岩の間に挟まり、ちょっと泣きそうになりました。

 

そうこうしているウチに主峰(1峰)直下の取り付きまでやってきました。

遠くからソロの女性が、ためらいもなくサクサク登って行くのを見ましたが、近くに来ると垂直の壁のようです。

 

ここも先行者さんの作ったステップを頼りに一歩一歩慎重に登ります。

というか両手両足でよじ登るので「歩」というのも変ですね。

 

写真は撮る余裕がありませんでした…。

途中で何度か下を振り返ります。「こえぇ…( ;゚Д゚)」という感想はさておき、降りられるか確認します。

 

そして大丈夫と判断し、途中から一気に登りつめました。

 

f:id:NACK-y:20211025231209j:imageやった〜! 山頂だー!!

 

達成感&絶景に感動です。

独標からは1時間20分。岩がでこぼこしてない分早く歩けたみたいです。


f:id:NACK-y:20211020032933j:image左から奥穂、吊り尾根、前穂。


f:id:NACK-y:20211020033001j:image右から奥穂、涸沢岳、奥に槍の先っちょ。

いつか奥穂へ縦走したいですね。もちろん夏に。

 

数枚写真を撮ったところでプツっとケータイが使えなくなりました。

寒さのせいですね。チッ 肝心なところで…(ー ー;)

 

どのみち長居はしません。時間をかけてゆっくり降ります。

f:id:NACK-y:20211025232322j:image登って来たほうを見下ろすと、なぜか急さを感じない…

 

しかし間違いなく急です。とにかく一挙手一投足、超慎重に降ります。

ちょっと力が入り過ぎたのか、疲れて雪壁の途中で休みました。

 

Yさんが「あとちょっとですよー」と声をかけてくれたので少し安心。

なんとか山頂直下まで戻れました。

 

もちろんこの先の戻りもヤバいトラバースや独標もあるので、油断できません。

 

途中で山頂を振り返ると…
f:id:NACK-y:20211025234350j:image尖っておる!


f:id:NACK-y:20211020032907j:imageピラミッドピークへの登り返し。


f:id:NACK-y:20211020033008j:imageあいかわらずの絶景ですが、足元はキケン!


f:id:NACK-y:20211020032945j:image独標まで戻って来ました。

山頂直下よりだいぶマシですが、ここの下りも危険です。

 

そして独標を降りきったところで、やっと安心。

あとは目をつぶっても帰れ… る勢いです(^^;)

 

そしてようやく小屋へ到着。
f:id:NACK-y:20211020033031j:imageあいかわらず気の抜けた顔で、我々を迎えてくれました。

 

f:id:NACK-y:20211026000302j:imageどっと疲れと空腹が襲いかかり、迷わずラーメン。

 

あとはテントを片して撤収。
f:id:NACK-y:20211020033054j:imageさらば西穂山荘!

 

f:id:NACK-y:20211026000956j:image雪の回廊も迷うことなく帰還。

 

独標降りた時と山荘着いた時も安堵しましたが、観光客で賑うロープウェイの西穂高口駅に着いた時が、一番 人心地がつきました。

 

まとめ

とにかく緊張の連続だったこの山行。山行というよりはサバイバルなアドベンチャーでした。

もう一回行きたいか? と問われると… 今回のような締まった雪質、風のない天候、Yさんのサポート付きという同条件ならアリですね〜。

 

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温泉

中崎山荘  奥飛騨の湯

ロープウェイ乗り場のすぐ近く。硫黄泉で疲れが癒されます。食事処もあります。

ちょっと露天風呂が狭めかな…。

【個人的おすすめ度…★★★☆☆】
f:id:NACK-y:20211020032938j:image中崎山荘 奥飛騨の湯 | 奥飛騨温泉郷観光協会

 

【自分用山行データ】

山行回数:116   踏破数:115   百名山:32   撤退:5