宮崎県・尾鈴山は滝や沢が多く、雰囲気を楽しむ山。
展望は控えめだけど、トロッコ道跡や白滝など見どころ満載で、1度は登っておきたい個性派の山です。
尾鈴山
おすずやま 1405m 宮崎県児湯郡都農町
九州山地 日本二百名山 九州百名山
アクセス
東九州自動車道 都農ICから20分。
尾鈴山駐車場《無料、20台、トイレ 無》
ルート
駐車場〜正面登山口〜尾鈴山〜長崎尾〜矢筈岳〜白滝〜駐車場
標準コースタイム 8時間40分
尾鈴山・長崎尾・矢筈岳の登山ルート・コースタイム付き無料登山地図 | YAMAP / ヤマップ
難易度 【中級】
危険箇所はありませんが、行程時間が長く それなりに体力がいります。
尾鈴山ピストン(往復5時間50分)や白滝見学コース(往復4時間50分)ならだいぶ楽になると思います。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
山行記録
- 天気:晴れ
- メンバー:単独
- 行動時間:8時間17分(休憩等含む)
今回のぐるっと周る 周回ルートはなかなかのロングコース。
この頃痛めていた膝裏が心配ですが、ちょっと良くなってた雰囲気もあったので チャレンジしにやってきました。
スタートは尾鈴キャンプ場の辺り。
駐車場。
他にも、手前に矢研(やとぎ)の滝駐車場や尾鈴キャンプ場にも駐車場があります。
届け出してレッツゴ。
5分ほどで分岐が。
右はキャンプ場や矢研の滝方面です。矢研の滝は 日本の滝百選にも選ばれていますが、ここから片道30分くらいかかるので、今回パスします…
登山口までひたすら舗装路歩きですが…
地図に尾鈴山瀑布群とある通り、あちこちに滝があって つまらん舗装路歩きを和ませてくれます。
岩見滝。よく見えん…
道路脇の岩場が滝になってる。
水が豊富なんですね。
名もなき滝もたくさんあります。
名前あるのかもだけど。
次郎四郎滝。
三郎はわからんけど、太郎は他にいるようです。
それにしても舗装路長い…
大分も長い舗装路を歩く山が多くて、だいぶ慣れましたが。
デコボコ。この後どんどん道が荒れてきます。
この滝はなんだろ?
まー「なんだろう滝」ってことで。
えのは滝。
いこいの滝。
甘茶滝。
いよいよ舗装はなくなりました。
と思ったら、
つ、着いた…!
やっとのことで たどり着きました。ええ、登山口にですよ。
写真ばっか撮ってたんで、1時間以上かかっちゃいました。
とにかく ここから山登りスタートです。
いきなり急登です。しかもずっと続きます。
しかも景色も変わりません。
同じ景色の急登はなかなかの修行です。
2合目。
3合目。合目標識も もはやデジャヴ。
美味しそうな こんがりチーズナン発見。
食べ物くらいしか 楽しみがありません。
5合目。ここさっき通んなかったっけ??
7合目辺り。
あいかわらず、景色の変わらない樹林帯をえっほえっほと登っていきます( ´д`)
やっと9合目。
さすがに雰囲気変わってきた。
おっ 展望だっ
って、山頂までのルートで唯一の展望です。
鳥居が出てきました。
尾鈴神社です。
山頂着きました!
しかし展望はなく、あるのは立派なケルンのみ…
広いですが、休憩せず先へ進みます。
この長崎尾を目指します。
道がわかりにくいけど、テープの案内に従う。
まあまあの急坂を降りていきます。
早くも白滝のアピール。
だいぶ遠いですが。
稜線の縦走路ですが、展望はあいかわらずナッシング。
アップダウンはユルめです。
途中の小ピークで 今日イチの眺め。
突然「駐車場」の看板があらわれました。
さもその辺にありそうな感じですが、ありません。
すぐにあるのはこの長崎尾(ながさきお)。
変わった名前ですが、ピークのひとつです。
相変わらず展望はないので、次のピークへ向かいます。
ゆるい下りを10分ほど歩きます。
「駐車場」への分岐。
正面登山口方面へ降りられるようですが、矢筈岳へ向かいます。
また下っていきます。
この辺で なんとなく膝裏痛の予兆がしてきました…
なんて思ってたら、ズルっとやっちまいました。
全体的に道は滑りやすいです。
矢筈岳への分岐です。
なんだか道が荒れてます。
矢筈岳(やはずだけ)です。
展望は…
ちょっとあり。
ここで少し休憩しました。
春山方面封鎖中。
春山には行かないですが、この道は帰るのにちょっとショートカットになっていたので残念。
よく見ると「この表記マチガイ」と。
ま、時間的に大して変わらないんで戻ります。
分岐へ戻り、白滝方面へ。
ショートカットの下。
ここにもペンで 矢筈岳行けまっせと。
そしてここから、急坂の下りが始まります。
そしてそして、下り始めてすぐに右の膝裏が痛み出しました( ;゚Д゚)
しかしほんと白滝推しすげえ。
もっといっぱい看板あります。
ガレた谷を渡る。
ここだけコケが綺麗。
林道の分岐。
「九州自然歩道」の案内。
山には登らず、滝をめぐるコースなんですね。
だからそんなアピールせんでも行くってー
そしてまだまだ下りは続きます。
膝裏の痛みに耐えて降りていきます(> <)
白滝展望台から例のものが見えました。
確かに良さそうだな。
沢に出ました。
まさに白滝の下流のようです。
白滝への分岐。
脚痛いですが、もちろん行きます。往復15分くらいです。
傾斜はないけど歩きづらい…
着いた! 白滝(しらたき)です。
落差75m。尾鈴山瀑布群の中でも最大です。
あんだけアピールするだけあって、なかなかの迫力です。
てかしょぼかったら許せんアピール度だけど(^^)
満足したので戻ります。
この先は沢沿いを歩きます。
道もだいぶ平坦だし 分かりやすくて安心。
と思ったら違う道 進んでました…
ピンテもあり しっかりした道ですが、全然違う方向です。
かなりの人が迷い込んでるようです。
まあ地形図では登山道になってるしね。
分岐に戻ったところです。
左の白滝方面から来ますが、ここを左に折れ曲がります。
もちろん いつでも白滝アピールは忘れません。
渡渉。増水してたらヤバそう…
はがくれの滝。
一定の幅で平坦な道が続く。
尾鈴山の由来。
さらさの滝。
この辺の滝は、沢の対岸にあるんで 見づらい。
危険が危ないです。
手彫りのトンネル。
ここでピンときました。これは軌道(トロッコ)跡なのではと。
さぎりの滝。
おっ やっぱり。しかし50キロって凄いな…
九十九折りの道はショートカットしていきます。
急坂は膝裏にくるけど、少しでも早く降りたい…
ちゃんとピンテも付いてます。
平坦な軌道跡はほんと助かる。
おおっ 危なかった〜(^^)
尾鈴山は倒木が多い気がします。まあ宮崎県は台風多いしね…
その分滝も多いのでしょう。
下りのクライマックス。
膝裏の痛さもクライマックス(T дT)
ゴ、ゴォ〜ルっ
膝裏はもちろん、ストックに重心かけすぎて肘も痛くなってました。
なんかXがコワイんですけど…
まとめ
苦労の割に展望がなさすぎるのがツラい。
2度目はないと思う一方、沢や滝、トロッコ道跡など見どころは多く、雰囲気を味わう山って感じで、1度は登った方がいいかなとも思います。
膝裏痛は今は良くなりましたが、この時がピーク。ホントにツラかった…
温泉
かどがわ温泉 心の杜
この日の宿泊地が延岡だったので、途中にあるここへ。
温泉メインですが、宿泊棟や体育館、広場などがある複合施設。露天風呂は広め。
お腹減ってたので、レストランがあってよかった(^^)
【個人的おすすめ度…★★★☆☆】
かどがわ温泉 心の杜
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【自分用山行データ】
山行回数:220 踏破数:255 百名山:40 撤退:7