櫛形山
くしがたやま 2052m
南アルプス 日本二百名山 山梨百名山
アクセス
中部横断自動車道 増穂ICより60分。
池ノ茶屋登山口駐車場。
ルート
池ノ茶屋登山口〜櫛形山山頂〜裸山〜アヤメ平〜バラボタン平〜池ノ茶屋登山口
標準コースタイム 4時間5分
主観的難易度… 初級
- 天気:くもり
- 人数:3人(Y、M)
- 行動時間:データなし
櫛形山は南アルプスの東に位置し、南アルプスの前衛峰的な山です。
山頂一帯が長く、遠くから眺めると和櫛のように見えるのが山名の由来のようです。
今回はユルめに行こうとチョイスし、ろくにルートも決めずにやってきました。
スタートは池ノ茶屋登山口。山頂まで最短ルートです。
しかしここへ至る林道は、長く狭くうねっているので、運転に不慣れな人は注意です。
さらに冬期は閉鎖されています。
駐車場は20台くらい停められそうです。
こんな奥地にありながら、そこそこの広さとトイレがあることに驚きました。
この案内図の通りスタート地点の標高がかなり高く、(楽できそうだから)気持ちも高まります(笑
しかし登り始めてすぐ出てくるキツめの登り。
でもここさえ登ってしまえば、あとは楽なはず!
で、ある程度登りきると平坦な道が続きます。しかし天気は曇り…
幻想的… といえば聞こえはいいんですが、ガッスガスなだけです(泣
櫛形山山頂。一帯がなだらかなので山頂感ゼロ。展望もないです。
この辺は深い森といった感じで、鬱そうとした雰囲気が広がっていました。
ふと、たくさんの木にもじゃもじゃしたものがぶら下がっている光景を発見。
と、とろろ昆布だ…! とみんなが思いました。
これはとろろ昆布好きにはたまらないはず!
しかしこれはとろろ昆布などではなく、サルオガセという地衣類(ちいるい)です。
地衣類とは菌の一種で、内部に藻類が共生していて、その藻類が光合成をすることで生きているそうです。
ん〜 難しいな。
どでかいカラマツ。
樹齢ウン百年とかだった気が… 森の深さを感じます。
前述どおり元々ルートをはっきり決めてませんでしたが、流れ的に裸山へ向かいました。
裸山付近かな…? 本当は展望があるようですが( ´・ω・`)
裸山付近は鹿避けの柵の中にお花畑が広がっていますが、時期的には花のシーズンは終わり…
でも謎の花が咲いていました。
壊れかけの… じゃなくて萎れかけのアヤメも!
さらにアヤメ平へ向かいます。アヤメ平にはその名の通りアヤメが群生していたそうですが、近年は鹿の食害で激減しているとか。
この時もシーズンが過ぎていることもあり、萎れかけもありませんでした。
アヤメ平には避難小屋とトイレがあり、ここで休憩。
たいして歩いてないけど、花も展望もないのでもう帰ることにしました。
樹林帯にはあいかわらずのサルオガセがぶら下がってます。
ちなみに「サルオガセ」の名は下山後に調べて知ったもので、山行中はずっと「とろろ昆布」と呼んでいました(^^;)
しかし、とろろ昆布とか呼んどきながらなんなんですが、この原生林然とした光景には目を奪われます。
サルオガセは「霧藻」という別名もあり、霧の多いところに生えるそうです。
と言うことは、この山はしょっちゅうガスってるのかな? この日もここへ来るまでは晴れてたし…
一瞬の晴れ間から望む甲府盆地。
最後は、最初の急登をだ〜っと下っておしまい!
まとめ
サルオガセや原生林の森に囲まれ、静かな山歩きでした。
本来は展望もよくルートも多岐にわたり、避難小屋なんかもあってもっと色々楽しめそうな山です。
この記事を書いててまた行きたくなりました!
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温泉
富士川町 まほらの湯
どこに行ったか全然覚えてないんですよ(汗
行くならここかなぁ…
富士川町まほらの湯/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報
【自分用山行データ】
山行回数:96 踏破数:99 百名山:28 撤退:4