北岳
きただけ 3193m
南アルプス 日本百名山 山梨百名山
アクセス
中部横断自動車道 中富ICより60分。
奈良田駐車場《120台、無料、トイレ 有》
ルート
①日目 広河原〜大樺沢〜二俣〜右俣コース〜小太郎尾根分岐〜北岳肩ノ小屋[小屋泊]
標準コースタイム 5時間30分
※現在 大樺沢ルートは通行止めのようです。
②日目 肩ノ小屋〜北岳山頂〜吊尾根分岐〜八本歯のコル〜池山吊尾根〜あるき沢橋
同CT 6時間45分
ヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう!-ヤマレコ
難易度 …中級
それなりの体力が必要です。岩場等ありますが、危険度はそれほどではないと思います。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:晴れ一時曇り
- 人数:3人(S、K)
- 行動時間:①日目 6時間40分。②日目 約9時間(休憩等含む)
今回は過去の山行記で、季節外れにも程がある 真夏の北岳です。
北岳は富士山に次ぐ日本で2番目の高さを誇る山ですが、山に登らない周りの人に聞いたら 全然知らないですね。
まあ今の住まいが九州だからかもしれませんが…
南アルプスの北部にあり、登山口の広河原へ行くには芦安(あしやす)か奈良田(ならだ)からバスに乗ります。
我々は奈良田から乗りましたが、芦安の方が利用者が多くバスの本数も多いようです。
道路・交通状況 | 南アルプスNET|南アルプス市芦安山岳館
45分で広河原到着。
奇麗なインフォメーションセンターで準備を整えます。
早くも正面に北岳が待ち構えています。
どこから登っても急そうで萎える…
橋を渡ってスタート!
橋を渡ったところに広河原山荘という小屋がありますが、写真もなく記憶にもほとんど残ってません。
このように当ブログの関東甲信越編は、過去の山行記録です。
ブログ始める前なので写真が少ないのと、記憶が薄めです。どーかご容赦ください<(_ _)>
山荘から少し先に分岐があり、我々は大樺沢(おおかんばさわ)コースから登りました。
しかし現在は近年の台風などの影響で通行止めとなっています。
【北岳 大樺沢白根御池分岐点―二俣間の通行止めについて】 | 一般社団法人 南アルプス市観光協会
最初は樹林帯、のようですね(覚えてねー)
こんな沢沿いを歩いたのは覚えてます。
北岳が奇麗に見えて「キター」とか、
後ろに鳳凰三山が見えて「ほ〜」とか「お〜」とか言ってたんでしょうね。
沢を上り詰めると二俣に出ます。
さらに谷筋を上り詰めて八本歯のコルに出る左俣コースと、我々の宿泊地の肩ノ小屋方面の右俣コースの分岐です。
たぶん二俣の辺り。
バイオトレイもあって休憩に最適でした。
そしてここから急登が始まります。S大師匠が、そっと差し出してくれた甘納豆で気合いを入れます。
写真がないので細かいことは覚えてませんが、右俣コースはジクザクの急な登りが続いた記憶があります。
花の写真は少しありました。
オニユリだか、コオニユリだか、クルマユリだかのどれか。
素人にはジャッジ不能…
ハクサンフウロ、でいいのかな?
花と戯れているいるうちに小太郎尾根分岐にたどり着きました。
ちょうど稜線に出たところですね。
後ろに富士山が見えています。
こっちのバックは鳳凰三山。
小太郎尾根の先に甲斐駒ヶ岳がおっ立ってますね。
左は仙丈ヶ岳ですね。
北岳が待ってます。行くの明日だけど。
小太郎尾根との分岐からは、ほぼ稜線に沿って歩いていきます。
森林限界歩きのキモチよさはクセになりますね。
北岳が近づいて来ました。
なかなかごっついのー。
途中少し急な岩場があります。
それにしても小太郎尾根とその先の甲斐駒がキレイ過ぎて、首やられそうなくらい何度も振り返ってしまいます。
イイ。
鳳凰三山も上から目線で 笑。
小屋が見えて来た!
北岳肩ノ小屋到着です。
テン場はヒャッハーもののローケーションですね。
富士山も見えるし。
しかし今回は小屋泊なので、ノーヒャッハーです。
小屋の標高は3000m。
真夏ですがみんなダウンジャケットを着ています。
ご飯は小屋の前のベンチで自炊。
レトルトとかアルファ米なんで「自炊」と呼べるか謎ですが(^^;)
夕飯の後はゆっくり夕焼け観賞。
アーベントロートな北岳(のニセピーク)
なんか地味な富士山…
富士山が地味に見えたのは、やっぱこの夕焼けがキレイ過ぎたせいでしょ〜
さえぎるもののない展望と、真っ赤に染まる空。
ずーっと見てられますね。
この後就寝…。もちろん小屋の中の写真とかもないです( ´д`)
部屋はもちろん雑魚寝状態ですが、そんなに混んでなかったですね。平日だったし。
今は分かりませんが、当時寝袋持参だと宿泊代が安くなった記憶があります。
②日目は夜明けと共に出発しました。夜に雨が降っていたので心配でしたが、なんとかご来光は拝めました。
鳳凰三山からキラーン。
富士山にも何とか雲はかからず。
肩ノ小屋から山頂までは50分です。
朝は身体が温まるまでツライですね。なんかぜーぜーしちゃう。
振り返ると山肌がグリーンに輝いてキレイ。
でも雲が上がって来てる感じ 汗。
皆んなで「来るなー」と言いながらフーフーしました(?)が…
果たして山頂は…?
やっぱりガスってました 泣。
ダメだこりゃー
ホントは「北岳に来ただけ〜!」と叫びたかったんですが、テンションも下がったのでやめときました…
いや、展望もないんで ホントに来ただけですね 泣。
晴れそうもなかったので早々に下山。
仕方ないので、普段そんなに見ない花などを観賞しました。
もちろん名前は一生懸命調べました。
タカネビランジ
イワベンケイ。これは前に調べたんで覚えてました。
コバノコゴメグサ
ウスユキソウ? エーデルワイス??
もー分からん(^^;)
北岳から八本歯ノコルまで一気に降りていきますが、写真は残っておらずいきなり登りのシーンです。
八本歯ノ頭へ向かうところですね。
ちなみに下山は左俣コースではなく ボーコン沢の頭付近を経由し、池山吊尾根(いけやまつりおね)を降りるルートです。
楽しそうなポーズのK師匠。
このポーズは当時K師匠がハマっていた、サ◯ケン(東京五輪エンブレム事件の…)ポーズです。
いや、全然 山関係ねーし( ;゚Д゚) つーかこの時ほぼ全部このポーズでした…
でも岩場の通過は真剣 笑。
八本歯ノ頭辺り?
いつの間にか青空が広がってました。
まだまだ稜線歩きは続きます。
そして振り返ると迫力のバットレスが!
山頂はまだ雲の中ですね。
ボーコン沢の頭付近かな?
間ノ岳だと思うのですが…
雪形がなんか見たことあるやつみたい…
あ、Appleやん!
樹林帯を前に、名残惜しく稜線を振り返った所と思われます。
この後またもや登山道の写真はなく、代わりに今度はキノコの写真がいっぱい残ってました(^^)
ちなみに池山吊尾根は破線ルートで、ヤブなんかも結構あったと思います。
リンゴ?
パンケーキ?
ポップコーン?
ナン?
腐ったパンケーキ?
次に出てきた写真は池山御池。
池は干上がってるのかな?
近くに無人小屋がありました。
池山吊尾根のきっつい下りはこの辺からが本番。とにかく足が痛くなっても、飽きてタメ息が止まらなくても、ひったすら降りまくりです。
つ、着いた(T дT) あるき沢橋バス停。
慣れた靴なのに、軽く靴擦れができていました…
バスの時間はタイミングよく、あまり待ちませんでした。
明らかに後からやって来た中年夫婦が、しれっと先にバスに乗り込んでびっくら仰天しましたが、なんとか座れて無事に奈良田に到着しました。
まとめ
山頂のガスは残念でしたが、どこも展望が素晴らしく良き山行でした。長い池山吊尾根の下りはつらかったけど…。
北岳オンリーなら左俣コースで広河原へ戻るのがいいかもです。
しかし次回はぜひ、白峰三山縦走したいですね!
甲斐駒を黒戸尾根からテント泊!
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温泉
西山温泉 湯島の湯
世界最古の温泉宿慶雲館、の近くにある日帰り施設。
休憩用の広間や食事処はありませんが、川沿いで開放感のある露天風呂が気持ちいいです。
【個人的おすすめ度…★★★★☆】
【自分用山行データ】
山行回数:153 踏破数:168 百名山:35 撤退:5