登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【北岳】広河原から右俣コース〜池山吊尾根。素晴らしい展望を堪能!(山頂以外…)《小屋泊登山》2017年8月29〜30日

北岳

きただけ  3193m

南アルプス  日本百名山  山梨百名山

アクセス

中部横断自動車道  中富ICより60分。

奈良田駐車場《120台、無料、トイレ 有》

ルート

①日目  広河原〜大樺沢〜二俣〜右俣コース〜小太郎尾根分岐〜北岳肩ノ小屋[小屋泊]

標準コースタイム  5時間30分

※現在 大樺沢ルートは通行止めのようです。

②日目  肩ノ小屋〜北岳山頂〜吊尾根分岐〜八本歯のコル〜池山吊尾根〜あるき沢橋

同CT  6時間45分

f:id:NACK-y:20230118014906j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう!-ヤマレコ

難易度    …中級

それなりの体力が必要です。岩場等ありますが、危険度はそれほどではないと思います。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:晴れ一時曇り
  • 人数:3人(S、K)
  • 行動時間:①日目  6時間40分。②日目  約9時間(休憩等含む)

 

 

今回は過去の山行記で、季節外れにも程がある 真夏の北岳です。

 

北岳は富士山に次ぐ日本で2番目の高さを誇る山ですが、山に登らない周りの人に聞いたら 全然知らないですね。

まあ今の住まいが九州だからかもしれませんが…

 

南アルプスの北部にあり、登山口の広河原へ行くには芦安(あしやす)奈良田(ならだ)からバスに乗ります。

我々は奈良田から乗りましたが、芦安の方が利用者が多くバスの本数も多いようです。

道路・交通状況 | 南アルプスNET|南アルプス市芦安山岳館

 

f:id:NACK-y:20230117192945j:image45分で広河原到着。

奇麗なインフォメーションセンターで準備を整えます。


f:id:NACK-y:20230117192948j:image早くも正面に北岳が待ち構えています。


f:id:NACK-y:20230202024408j:imageどこから登っても急そうで萎える…


f:id:NACK-y:20230117192957j:image橋を渡ってスタート!

 

橋を渡ったところに広河原山荘という小屋がありますが、写真もなく記憶にもほとんど残ってません。

 

このように当ブログの関東甲信越編は、過去の山行記録です。

ブログ始める前なので写真が少ないのと、記憶が薄めです。どーかご容赦ください<(_ _)>

 

山荘から少し先に分岐があり、我々は大樺沢(おおかんばさわ)コースから登りました。

しかし現在は近年の台風などの影響で通行止めとなっています。

【北岳 大樺沢白根御池分岐点―二俣間の通行止めについて】 | 一般社団法人 南アルプス市観光協会


f:id:NACK-y:20230117193000j:image最初は樹林帯、のようですね(覚えてねー)


f:id:NACK-y:20230117193003j:imageこんな沢沿いを歩いたのは覚えてます。


f:id:NACK-y:20230117193007j:image北岳が奇麗に見えて「キター」とか、


f:id:NACK-y:20230203022824j:image後ろに鳳凰三山が見えて「ほ〜」とか「お〜」とか言ってたんでしょうね。

 

沢を上り詰めると二俣に出ます。

さらに谷筋を上り詰めて八本歯のコルに出る左俣コースと、我々の宿泊地の肩ノ小屋方面の右俣コースの分岐です。

 

f:id:NACK-y:20230202191144j:imageたぶん二俣の辺り。

バイオトレイもあって休憩に最適でした。

 

そしてここから急登が始まります。S大師匠が、そっと差し出してくれた甘納豆で気合いを入れます。

 

写真がないので細かいことは覚えてませんが、右俣コースはジクザクの急な登りが続いた記憶があります。

 

花の写真は少しありました。


f:id:NACK-y:20230117193022j:imageオニユリだか、コオニユリだか、クルマユリだかのどれか。

素人にはジャッジ不能…

f:id:NACK-y:20230203022315j:imageハクサンフウロ、でいいのかな?

 

花と戯れているいるうちに小太郎尾根分岐にたどり着きました。


f:id:NACK-y:20230203022851j:imageちょうど稜線に出たところですね。

後ろに富士山が見えています。

 

f:id:NACK-y:20230203022903j:imageこっちのバックは鳳凰三山。


f:id:NACK-y:20230117193043j:image小太郎尾根の先に甲斐駒ヶ岳がおっ立ってますね。

左は仙丈ヶ岳ですね。


f:id:NACK-y:20230117193055j:image北岳が待ってます。行くの明日だけど。

小太郎尾根との分岐からは、ほぼ稜線に沿って歩いていきます。


f:id:NACK-y:20230117193117j:image森林限界歩きのキモチよさはクセになりますね。


f:id:NACK-y:20230117193120j:image北岳が近づいて来ました。

なかなかごっついのー。


f:id:NACK-y:20230117193123j:image途中少し急な岩場があります。

 

それにしても小太郎尾根とその先の甲斐駒がキレイ過ぎて、首やられそうなくらい何度も振り返ってしまいます。


f:id:NACK-y:20230117193126j:imageイイ。

f:id:NACK-y:20230117193149j:image鳳凰三山も上から目線で 笑。


f:id:NACK-y:20230117193152j:image小屋が見えて来た!


f:id:NACK-y:20230205185241j:image北岳肩ノ小屋到着です。

【北岳山頂まで50分】肩の小屋 公式サイト


f:id:NACK-y:20230205185622j:imageテン場はヒャッハーもののローケーションですね。

 

f:id:NACK-y:20230205185659j:image富士山も見えるし。

しかし今回は小屋泊なので、ノーヒャッハーです。


f:id:NACK-y:20230204164613j:image小屋の標高は3000m

真夏ですがみんなダウンジャケットを着ています。

 

f:id:NACK-y:20230204230725j:imageご飯は小屋の前のベンチで自炊。

 

レトルトとかアルファ米なんで「自炊」と呼べるか謎ですが(^^;)


f:id:NACK-y:20230117193225j:image夕飯の後はゆっくり夕焼け観賞。


f:id:NACK-y:20230117193228j:imageアーベントロートな北岳(のニセピーク)


f:id:NACK-y:20230204232804j:imageなんか地味な富士山…

 

富士山が地味に見えたのは、やっぱこの夕焼けがキレイ過ぎたせいでしょ〜

 

f:id:NACK-y:20230206023644j:imageさえぎるもののない展望と、真っ赤に染まる空。
ずーっと見てられますね。

 

この後就寝…。もちろん小屋の中の写真とかもないです( ´д`)

部屋はもちろん雑魚寝状態ですが、そんなに混んでなかったですね。平日だったし。

今は分かりませんが、当時寝袋持参だと宿泊代が安くなった記憶があります。

 

 

②日目は夜明けと共に出発しました。夜に雨が降っていたので心配でしたが、なんとかご来光は拝めました。


f:id:NACK-y:20230117193313j:image鳳凰三山からキラーン。

 

f:id:NACK-y:20230205020543j:image富士山にも何とか雲はかからず。


肩ノ小屋から山頂までは50分です。

朝は身体が温まるまでツライですね。なんかぜーぜーしちゃう。

f:id:NACK-y:20230205183403j:image振り返ると山肌がグリーンに輝いてキレイ。

 

でも雲が上がって来てる感じ 汗。

皆んなで「来るなー」と言いながらフーフーしました(?)が…

果たして山頂は…?

 

f:id:NACK-y:20230205183411j:imageやっぱりガスってました 泣。

 

f:id:NACK-y:20230205183725j:imageダメだこりゃー

 

ホントは「北岳に来ただけ〜!」と叫びたかったんですが、テンションも下がったのでやめときました…

いや、展望もないんで ホントに来ただけですね 泣。

 

晴れそうもなかったので早々に下山。

仕方ないので、普段そんなに見ない花などを観賞しました。

 

もちろん名前は一生懸命調べました。


f:id:NACK-y:20230117193330j:imageタカネビランジ

 

f:id:NACK-y:20230117193516j:imageイワベンケイ。これは前に調べたんで覚えてました。


f:id:NACK-y:20230117193522j:imageコバノコゴメグサ

 

f:id:NACK-y:20230205201912j:imageウスユキソウ? エーデルワイス??


f:id:NACK-y:20230205201914j:imageもー分からん(^^;)

 

北岳から八本歯ノコルまで一気に降りていきますが、写真は残っておらずいきなり登りのシーンです。


f:id:NACK-y:20230205235303j:image八本歯ノ頭へ向かうところですね。

 

ちなみに下山は左俣コースではなく ボーコン沢の頭付近を経由し、池山吊尾根(いけやまつりおね)を降りるルートです。


f:id:NACK-y:20230206001521j:image楽しそうなポーズのK師匠。

 

このポーズは当時K師匠がハマっていた、サ◯ケン(東京五輪エンブレム事件の…)ポーズです。

いや、全然 山関係ねーし( ;゚Д゚)  つーかこの時ほぼ全部このポーズでした…


f:id:NACK-y:20230205235443j:imageでも岩場の通過は真剣 笑。


f:id:NACK-y:20230206002759j:image八本歯ノ頭辺り?

いつの間にか青空が広がってました。

f:id:NACK-y:20230206004119j:imageまだまだ稜線歩きは続きます。

 

そして振り返ると迫力のバットレスが!


f:id:NACK-y:20230117193611j:image山頂はまだ雲の中ですね。


f:id:NACK-y:20230117193616j:imageボーコン沢の頭付近かな?


f:id:NACK-y:20230117193622j:image間ノ岳だと思うのですが…

雪形がなんか見たことあるやつみたい…

 

f:id:NACK-y:20230206005147j:imageあ、Appleやん!


f:id:NACK-y:20230117193628j:image樹林帯を前に、名残惜しく稜線を振り返った所と思われます。

 

この後またもや登山道の写真はなく、代わりに今度はキノコの写真がいっぱい残ってました(^^)

ちなみに池山吊尾根は破線ルートで、ヤブなんかも結構あったと思います。


f:id:NACK-y:20230117193631j:imageリンゴ?


f:id:NACK-y:20230117193637j:imageパンケーキ?


f:id:NACK-y:20230117193645j:imageポップコーン?

 

f:id:NACK-y:20230206011106j:imageナン?


f:id:NACK-y:20230117193648j:image腐ったパンケーキ?


次に出てきた写真は池山御池


f:id:NACK-y:20230206011306j:image池は干上がってるのかな?

近くに無人小屋がありました。

 

池山吊尾根のきっつい下りはこの辺からが本番。とにかく足が痛くなっても、飽きてタメ息が止まらなくても、ひったすら降りまくりです。


f:id:NACK-y:20230206013102j:imageつ、着いた(T дT) あるき沢橋バス停

慣れた靴なのに、軽く靴擦れができていました…

 

バスの時間はタイミングよく、あまり待ちませんでした。

 

明らかに後からやって来た中年夫婦が、しれっと先にバスに乗り込んでびっくら仰天しましたが、なんとか座れて無事に奈良田に到着しました。

まとめ

山頂のガスは残念でしたが、どこも展望が素晴らしく良き山行でした。長い池山吊尾根の下りはつらかったけど…。

北岳オンリーなら左俣コースで広河原へ戻るのがいいかもです。

しかし次回はぜひ、白峰三山縦走したいですね!

 

 

甲斐駒を黒戸尾根からテント泊!

 

 

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