登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【赤岳(八ヶ岳)】2013年3月8日 いきなり冬の赤岳! しかも日帰りで… 《日帰り登山》[2回目]

赤岳

あかだけ  2899m

八ヶ岳 日本百名山    山梨百名山

アクセス

中央自動車道  小渕沢ICより20分。

八ヶ岳山荘駐車場(150台、1日500円、トイレ有)。

ルート

美濃戸口〜美濃戸〜南沢ルート〜赤岳山頂〜地蔵ノ頭〜赤岳鉱泉〜北沢ルート〜美濃戸〜美濃戸口

標準コースタイム  9時間25分

f:id:NACK-y:20211115011409j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! - ヤマレコ

難易度 …上級

アルパインクライミング等やらない一般登山者からしたら、難易度は高めになります。

赤岳日帰りは体力的にもキツめです。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:曇り
  • 人数:2人(Y)
  • 行動時間:データなし。

 

 

もう少し本格的な雪山に行ってみたいなーと思って、雪山経験の豊富なYさんに「どっか連れてってー」と相談するといきなり赤岳の提案。しかも日帰り!( ;゚Д゚)

 

私「道具も無いし、いきなり赤岳なんて大丈夫ですかねー?」

Y氏「大丈夫、大丈夫〜。道具も貸すし!」

と。ん〜 ちょっと不安だけど、Yさんのフォローがあるなら大丈夫か…。て感じで赤岳行きが決定しました。

 

夜中に八ヶ岳山荘(美濃戸口、みのとぐち)に着き、ロビーで仮眠させてもらい、夜明けくらいに出発。

美濃戸まで4WDのクルマなら行けなくもないですが、凍結等で危ないので、念の為徒歩で行きました。

 

f:id:NACK-y:20211115012718j:image美濃戸山荘前の分岐。ここから登山道です。

 

ここは南沢ルートで行きました。ちょっと雪は深いけど傾斜もあまりないので、さくさく歩けます。

危険なところもありません。ていうか写真なくてすみません(^^;)


f:id:NACK-y:20211115012830j:image行者小屋に着きました。除雪作業中ですね。


f:id:NACK-y:20211115013925j:image夏用のトイレは使えず、裏に狭くて暗い冬用があります…

 

ここで軽食です。ここから先はゆっくりご飯を食べるところはありません。

アイゼン、ピッケルもここで装着。気が引き締まります!(`・ω・´)

滑落停止方法耐風姿勢もここで教わりました。

 

初のピッケル歩行、慎重に登ります。そういえばここまで寝不足&花粉症の薬が効いて眠かったんですが、寒さと緊張感で急激に目が覚めました。

 

ここから文三郎尾根で登ります。しばらくは樹林帯が続きますが、草木がなくなるあたりから急な登りになってきます。

 

f:id:NACK-y:20211115013942j:imageだいぶ登って来た…。

 

一心不乱に登ってきましたが、ふと下を振り返ると予想以上の角度に「ヒャッ!」と情けない声が出ました。

 

ここの少し上辺りの急斜面で、借りた10本歯アイゼン(のちに譲ってもらいました)の前爪が少し短く、キックステップが出来ず苦戦しましたが気合で登りました!


f:id:NACK-y:20211115014335j:imageちょっとテンション上がって来た〜↑↑

 

f:id:NACK-y:20211115014356j:image中岳阿弥陀岳

分岐のところに出ました。迫力の阿弥陀岳!


f:id:NACK-y:20211115014422j:imageそれにしても、夏とはあまりにも景色が違い過ぎる…

 

f:id:NACK-y:20211115014517j:imageそれほど風は強くなかったので、小休止。

Yさん何食ってんだろ? アップにしても分かりませんでした…(^^;)

 

f:id:NACK-y:20211115014721j:image今回買った装備はモンベルで買ったバラクラバ(目出し帽)のみ。

休憩中、風で飛ばされないようにグローブは懐の中。

 

f:id:NACK-y:20211115014752j:image稜線は岩岩。緊張してきた…

 

ここからはルートも岩岩。夏場でも鎖が連続するところです。

 

f:id:NACK-y:20211115014811j:imageコワイ… でも楽し〜!


f:id:NACK-y:20211115014906j:image初本格雪山でこれはなかなかシビれる( ;゚Д゚)

 

やった〜!
f:id:NACK-y:20211115014937j:imageやってやったぜ〜! 風が強くてしがみついてるけど、やった! 景色ないのが残念だけど…

 

それにしても寒すぎ。とどまったらこのまま凍る…

ということで長居は無用、さあ降りましょう。

 

f:id:NACK-y:20211115015710j:image地蔵尾根へ向かいます。

 

f:id:NACK-y:20211115015733j:image荘厳な景色。しかし稜線は冷風地獄。

 

f:id:NACK-y:20211115015755j:image赤岳天望荘。風を避けられたので、愛煙家のYさんやっと一服。

 

f:id:NACK-y:20211115015818j:imageもちろん営業してません。吹き溜まっちゃってます。


f:id:NACK-y:20211115020207j:image山頂方面。むむっ? さっきより雲が取れただと…?

 

下山は地蔵尾根からでした。視界が悪く一瞬プチロストしましたが、別の登山者が「こっちですよー」と教えてくれました。

 

また、ヤバいことにサングラス忘れて困ってたら、偶然にもサングラスを拾うというラッキーも! 安物っぽかったので、貰っちゃいました…(^^;)

 

そんなこんなで無事樹林帯へ入った時は、ホントに安堵の溜息が漏れました…

 

帰りは赤岳鉱泉経由の北沢ルート


f:id:NACK-y:20190908001756j:image赤岳鉱泉のアイスキャンディー。いつかやってみたい。


f:id:NACK-y:20190908001753j:image3月でもこの辺は雪もりもり。

なんか疲れたし、もうもふもふしながらのんびり帰るか!

 

まとめ

こうして初の本格雪山は無事終了しました。行動時間は10時間をゆうに超えてたと思います。

 

疲れたけど楽しかった、という感想で自分で装備を整えてまた来るっきゃない! と思うと共に、初めての本格雪山に日帰りの赤岳はちょっと無いかなー、とも思いました…(^^;)

 

 

1泊八ヶ岳縦走!でも初の赤岳は雨だった…

 

 

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温泉

八峯苑  鹿の湯

この地域の特徴、フォッサマグナから生まれた温泉。時間帯によって翠色の湯が楽しめますが、我々が行った時はダメでした…

【個人的おすすめ度…★★★☆☆】

ホテル八峯苑 鹿の湯(富士見高原リゾート) - ホテル八峯苑 鹿の湯(公式サイト)

 

【自分用山行データ】

山行回数:32   踏破数:36   百名山:12    撤退:2