赤岳 2899m
あかだけ 八ヶ岳 日本百名山 山梨百名山
アクセス
中央自動車道 小渕沢ICより20分。
八ヶ岳山荘駐車場(150台、1日500円、トイレ有)
ルート
①日目 美濃戸口〜美濃戸〜南沢ルート〜行者小屋[テント泊]
標準コースタイム 3時間30分
②日目 行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳山頂〜地蔵ノ頭〜行者小屋〜南沢ルート〜美濃戸〜美濃戸口
同CT 5時間50分
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難易度 …上級
雪山に慣れた人なら大丈夫だと思いますが、急な登りもあり、しっかりしたピッケル&アイゼンワークが必要です。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 人数:単独
- 天気:両日晴れ
- 行動時間:両日不明
冬の赤岳はこれまでに日帰りとテント泊それぞれ1回ずつ来ていましたが、いずれも複数人のパーティ登山。
ついにひとり立ちの時がやって来ました。
まあすでに天狗岳はソロでやってるし、前回の西穂登頂で自信もついたし、きっと ひとりでできるもん! と冬の赤岳ソロチャレンジです。
スタートは美濃戸口。赤岳山荘の駐車場まで車で入れれば1時間短縮できますが、道路の凍結で侵入禁止になっていました。
八ヶ岳山荘の駐車場に車を停め出発! 美濃戸までの林道は雪と氷に覆われていました。
で、いきなり美濃戸の分岐に到着。
宿泊地の行者小屋に近い南沢ルートで行きます。
美濃戸からは沢沿いで、なだらかめな道を行きますが…
場面はまたいきなり終盤に。
写真ないもんで… (^^;) このように広い場所から赤岳が見えたら、小屋はもうすぐです。
行者小屋。
雪に埋まってますが、奥のトイレは使用可能です。
テント張りました!
誰かが張ってた跡がいくつかあったので、あざーす!と便乗。
そーいやこの辺は、夏場は水場だったような。
キレイな夕焼けが見られました。
奥に見える北アルプスが、またなんとも言えない情景を醸し出します。
そして恐怖の夜。さっっむ! 3月中旬というのはウソだ。八ヶ岳だけ2月で時が止まってる…
というくらい寒かったです。
②日目。6時起床。
ランプが凍ってました…。
パンなどでテキトーにご飯を済ませ出発!
赤岳へ向かうルートは、登り 文三郎尾根、下り 地蔵尾根。
稜線から文三郎尾根の間の岩場が、下りではちょっと怖いかなーってことで、毎回同じなんですねー。
行者小屋から文三郎尾根へは、しばらく樹林帯で、阿弥陀岳への分岐を過ぎ、しばらくすると急に傾斜がキツくなります。
分岐が見えているので、結構登って来た所ですね。
振り返るとなかなかの角度。
ミスったらいい感じに滑り落ちていきそう 汗。
そして遠望の北アルプスが素晴らしい。
中岳への分岐に到着。
迫る阿弥陀岳。どんなに迫られても今回は行きません。
北側は横岳、硫黄岳、天狗岳と続き、奥に蓼科山。
ここからが本番て感じ。自分に向けてグッドラック!
この時期でも雪は締まり、ピッケルもアイゼンもよく効きました。
キレット方面への分岐。
トレースはなかったと思います。
ゴツゴツした岩が出てきます。
この辺の岩場は大変ですが、楽しくもあります。
だいぶ見晴らしが良くなってきました。
権現岳の奥には、北岳やら甲斐駒やら。
けっこう鎖が露出してます。
前に登った時は1月でしたが、ほとんど雪に埋まってました。
もう稜線近くです。
冬の八ヶ岳は稜線に出ると、突風のような風が吹いていますが、この時はかなり穏やかでした。
少しは吹いていましたが、普段に比べると そよ風レベルです。
山頂です!
感動的な360度の展望です。
富士山&南アルプス。
阿弥陀岳の奥に左から御嶽山、乗鞍岳、北アルプス。
諏訪湖や平たい霧ヶ峰もよく見えます。
しかしスゲーです! 天気も今までで一番良かったかもです!
風も弱く寒すぎず(寒いことは寒い)、ゆっくり景色を堪能できました。
すぐそこに赤岳頂上山荘があります。
おっ ティータイム キター!って… もちろん冬期休業中です。
山荘の軒先にライトセーバーが!
お土産にしようと思いましたが、ちょっと持ち帰りづらかったのでやめました。
では地蔵尾根方面へ降ります。
下に見えているのは赤岳天望荘。遠くには浅間山が見えています。
山頂からこちらへ降りる方も急なので、慎重に行きます。
風が強いと怖いところですが、弱くてよかったですね〜 と、すれ違った方と話しました。
振り返って、山頂と富士山。
地蔵の頭まで来ました。登山者の安全祈願のお地蔵さんがいますが、撮り忘れ。
ここからの赤岳、中岳、阿弥陀岳(早口言葉みたい 笑)が圧巻…
ですが、ワイド過ぎて写真に収まり切れません。
ちなみに後年訪れた時はパノラマで撮りました。
左・2020.8月、右・2021.5月。ほんとに季節で色んな顔がありますね。
地蔵尾根もけっこう急なので、慎重さが求められます。
ナイフリッジ コワイ…
上を見上げると… 一直線に急!
しかしこの地蔵尾根も樹林帯に入ってしまえば、緩やかになり、行者小屋までもそんなにかかりません。
テン場に帰って来ました。
冬の赤岳は稜線でゆっくり出来ないので、改めてゆっくりご飯タイム。
お昼前にはテントを畳んで、行者小屋を後にしました。
沢にはまだ雪がもりもり。
登山道には氷がカチコチ。
実はアイゼンを外した後このカチコチに出くわし、うっかりズルっとスッコケました。
ちくしょーぅとぶつぶつ言いながらアイゼン再装着。
赤岳山荘に到着後、そこからは未舗装とはいえ車も走る道だしと、またアイゼンを外すと…
またカチカチやんけー( ;゚Д゚)
と、アイゼン着けたり外したり… 春先はコレがあるから嫌ですね。
結局、美濃戸口までほとんどアイゼン着けて帰りましたよ。
まとめ
初めての冬の赤岳ソロでしたが、西穂の直後ということと、天候にも恵まれ ずいぶんと楽に感じました。
しかし3月中旬に、あの夜の寒さには驚きです。
いや、一応想定内でしたがやっぱり寒いんだ…と。
それにしても赤岳は、これまでに季節を問わず8回登っていますが、何回登ってもいい山だと思います。
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初の冬の赤岳は地獄の日帰りロード!
温泉
武田乃郷 白山温泉
八ヶ岳の見える露天風呂、落ち着いた雰囲気の施設。お気に入りの温泉です。
お蕎麦屋さんが併設されていますが、食べたか覚えてません…(^^;)
【個人的おすすめ度…★★★★☆】
武田乃郷 白山温泉 日帰り温泉
【自分用山行データ】
山行回数:117 踏破数:115 百名山:32 撤退:5