登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【大船山〜久住山〜中岳(くじゅう連山)】坊ガツルでテント泊。温泉と雄大な景色に癒される!【後編】《テント泊登山》2022年5月24〜25日

大船山〜久住山〜中岳

後編です!  前編はこちら↓↓

 

ルート

②日目  坊ガツル〜北千里ヶ浜〜久住分れ〜久住山〜天狗ヶ城〜中岳〜稲星山〜白口岳〜鉾立峠〜法華院温泉山荘〜坊ガツル[テント撤収]〜吉部登山口

標準コースタイム  8時間15分

f:id:NACK-y:20220613202649j:image登山地図&計画マネージャ ヤマタイム - Yamakei Online / 山と溪谷社

 

 

坊ガツルキャンプ場の夜はさほど冷えず快適でした。

テント内は寝る直前で16℃。限界温度0℃の寝袋でちょうど良かったです。

 

ちなみにガスってて 星は見えませんでした 泣。

 

前日、法華院温泉の小屋番さんに ご来光情報を聞いたところ、大船山(たいせんざん)がいいとのこと。

やっぱりかー。方角的にそうかと思ったけど、その日に登ってんのよね…

 

ご来光はあきらめて、のんびり出発することにします。

 

翌日。
f:id:NACK-y:20220613203016j:imageまさに北大船山の辺りから朝日が出ました!


f:id:NACK-y:20220613202850j:image炊事場で水を補給してから出発。


f:id:NACK-y:20220613202235j:imageまずは法華院温泉山荘へ。


法華院温泉へ着き 脇の舗装路を登って行きましたが、小屋を抜けてよかったみたいですね。

気づきませんでした…。


f:id:NACK-y:20220613202644j:imageひーっ。しかもこっちの道はデンジャー。

 

ちょっと上がった砂防ダムのところで、小屋からの道と合流。


f:id:NACK-y:20220613202216j:image上まで砂防ダムが続いています。

きっと土砂災害が多いんですね…。

 

10分ほど登ると岩場が出てきました。
f:id:NACK-y:20220613202134j:imageおりゃー と登ったら写真撮り忘れたんで 振り返った所。

 

f:id:NACK-y:20220613203121j:image登り切ると突然 平らで広い空間が!

 

実は私はこんなブログを書いときながら、山に登る前にネット等での下調べをあまりしません(^^;)

地図で平面な場所があるのは確認してましたが、想像と全然違ったので、この景色にはホントに驚きました。

 

それにしても やけに荒涼としてるし、誰もいない。まさか立ち入り禁止区域とかじゃ…?

f:id:NACK-y:20220613202148j:imageあ、道標あった(ホッ)

 

この広い所は北千里ヶ浜

f:id:NACK-y:20220613202822j:imageまるで火星みたいですね。知らんけど。


f:id:NACK-y:20220613202121j:image進行方向はこっち。正面に久住山が見えています。


f:id:NACK-y:20220613202711j:image硫黄山から噴気が出ています。

あそこは登山禁止のようです。

 

広々平らゾーンが終わると岩場の登りになります。f:id:NACK-y:20220613202742j:imageってマーカー多すぎじゃね? 逆に戸惑う(^^;)

 

f:id:NACK-y:20220614022320j:image久住分れ到着。


f:id:NACK-y:20220613202751j:image北千里ヶ浜越しの三俣山(みまたやま)。迫力ありますね。

 

ちょっと降りた所に久住山避難小屋トイレがあります。
f:id:NACK-y:20220613202232j:imageなんか絶好のロケーション。

いい感じにテントも張れそうだし、営業小屋になんないかなー?


f:id:NACK-y:20220613202836j:image避難小屋の前からは久住山の頂が目の前に。

今 行っから待ってろよ〜

 

久住分れから久住山頂までは、ガレ場が続きます。


f:id:NACK-y:20220613202955j:imageなかなかやっかいな足元。しかも回り道…

 

f:id:NACK-y:20220614024145j:imageこれは登ってきた方を振り返ったところですが、最後まで岩岩です。


f:id:NACK-y:20220613202042j:image着いたー!

 

そーいや ここ久住山が九重山(くじゅう連山)の(ややこしいな…)主峰だと言われてますが、「日本百名山」の標柱がないですね。

んじゃ最高峰の中岳にあるんかな?


f:id:NACK-y:20220613203114j:imageいやー それにしても 絶景!

左の方にも山の上なのに 広くて平らな所がありますね。不思議な光景だな。


f:id:NACK-y:20220613202652j:image南側。もっと晴れてればキレイだったかも。

戻って中岳を目指します。


f:id:NACK-y:20220613202158j:image二つぽっこりしてるのが天狗ヶ城中岳

道が繋がってるのが奇麗だったのでパノラマで撮影。


f:id:NACK-y:20220613203001j:image天狗ヶ城が近づいて来ました。

途中の分岐を右に行けば中岳への近道になりますが、天狗ヶ城から攻めて行きます。


f:id:NACK-y:20220613202208j:imageこの先、道標・保護柵・手すりが無いと。

なに急にビビらそうとしてんの!? よく分かりませんが、恐るるに足りませんでした(`・ω・´)


f:id:NACK-y:20220616010614j:image途中で見える御池(みいけ)。

下の火口跡には水は流れないんですね。


f:id:NACK-y:20220615032733j:image天狗ヶ城への登りは急です 汗。

上から降りて来たおじさんが、なぜかぜーぜー言ってました。

f:id:NACK-y:20220613202055j:image途中の玉ヒュンスポット。

出っぱった岩の上からです。


f:id:NACK-y:20220613203104j:image天狗ヶ城(てんぐがじょう)。

奥に中岳が見えています。

 

中岳へ向け、ちょっと降りて ちょっと登ります。


f:id:NACK-y:20220613203110j:imageその途中の稜線から。

こりゃー キレイだ〜。

 

f:id:NACK-y:20220615095534j:image中岳山頂

九重山最高峰にして九州本土最高峰でもあります。

ちなみに九州地方最高峰は屋久島の宮之浦岳(1936m)です。

 

そしてここにも「日本百名山」の標柱はありませんでした。別にいーんだけどね(^^;)


f:id:NACK-y:20220613202654j:imageそれにしてもここも絶景ですね〜


f:id:NACK-y:20220613202647j:image坊ガツルも見えます(あそこまで戻るの嫌だな…)

 

そしてまた降りて登ります 汗。


f:id:NACK-y:20220613202000j:image次は稲星山。

また広いとこがあります。東千里ヶ浜です。あそこでサッカーやりたいですね。


f:id:NACK-y:20220613202145j:image下りは結構急でした。


f:id:NACK-y:20220613202756j:imageコル(鞍部)です。

あの草原で思いっきりボール蹴りたい! 取りに行くの面倒だけど。


f:id:NACK-y:20220613203028j:image稲星山へ向かいます。

急ですがちょっとの我慢。


f:id:NACK-y:20220613202910j:image稲星山

この山が一番草木がなく 荒涼としていました。


f:id:NACK-y:20220613202023j:image今日登って来た峰々が勢揃い。


f:id:NACK-y:20220613203102j:image中岳を正面に据え、カレーメシの時間がやって参りました。

こんな時食べるカレーメシはほんと最高ですねー。

 

カレーメシの時間が終わったら、いよいよ下山開始です。

 

しばらく平坦な稜線を歩きます。
f:id:NACK-y:20220613202949j:image危うく直進しかけましたが、このちょっと先で左へ。


f:id:NACK-y:20220613203035j:imageうーわっ また狭い道かよー 泣。

また枝が腕を引っかきます。

 

稲星越しを経由し最後のアップダウン。白口岳へ登ります。


f:id:NACK-y:20220613202044j:image白口岳。大船山が見えてきました。

 

そしてここからの下りが一気に急になります。


f:id:NACK-y:20220613203025j:image岩場 垂直だし! 容赦ないな…


f:id:NACK-y:20220613202820j:image坊ガツル見えたー。

と思っても全然安心できません。坂 急過ぎ、足場 悪過ぎです。

 

そういえば、大船山の山頂付近でヘリが飛んでました。
f:id:NACK-y:20220613202113j:image結構長い時間飛んでました。

遭難じゃなきゃいいけど…。

 

と、ヘリの音に若干気を取られながらも、黙々と降りていきます。


f:id:NACK-y:20220613202039j:imageこんな崩落地っぽいとこも降りるんかーい。

しかも泥と浮岩のコラボに手を焼きます。

 

岩や浮石がなくなってきて安心、と思ったら…f:id:NACK-y:20220613202641j:image今度は泥オンリー。マジか。


f:id:NACK-y:20220613202657j:imageあちこちに杭やロープがあるものの、ズルった跡もあちこちにありました。


f:id:NACK-y:20220613202028j:imageわ〜 杭もロープもねえ。

絶望…。もうヨチヨチ歩きしかありません。


f:id:NACK-y:20220613202943j:imageなんとか転ばずに鉾立峠(ほこたてとうげ)到着。

すっごい疲れましたね。精神的に!


f:id:NACK-y:20220613202026j:image降りて来た白口岳を振り返る。

なかなか強敵だったよアンタ…。今度は登りで使おーっと(^^;)

 

あとは割と平坦な道を20分ほど歩いて、法華院温泉です。

 

鉾立峠から5分ほど歩いたところで、前から二人組の女のコがやって来ました。

こんな時間(13:30)にどこ行くんだろ? と思い尋ねると、大船山とのこと。

 

ここからだと片道2時間半…  ん〜 無理じゃね? とやんわり伝えるも、行けるとこまで行ってみると。

大丈夫だったかな?


f:id:NACK-y:20220613202258j:image法華院温泉まで戻って来ました。

ジュースの自販機に誘惑されましたが、ここは我慢して帰路を急ぎます。


f:id:NACK-y:20220613202931j:imageテントもサクッと撤収。

帰ります!

 

f:id:NACK-y:20220616021827j:imageホントこのルートは平坦なんで助かりますねー

f:id:NACK-y:20220613202110j:imageおっと、こんな急なとこもあったっけ。

 

帰りは 駐車場にジュースの自販機があったのを思い出し、脳内で「ジュース! ジュース!」の大合唱。

とにかく喉が渇いてました。

 

そしてようやく、
f:id:NACK-y:20220613202020j:imageあった 自販機!

ドデカミンをぐいっとやりながら、帰り支度に勤しんだのでした。

 

まとめ

とにかくどこを歩いても、関東甲信越エリアの山には無いような景色ばかりで感動しました。

関東から来たって方も結構いましたね。

 

坊ガツルキャンプ場は広いし、温泉にも入れるしで最高でした。

 

今回登らなかった平治岳 (ひいじだけ)はミヤマキリシマが見ものですが、今年は虫の被害でイマイチとのことでした。

なので次回はまた坊ガツルにテント張って、平治岳&三俣山ですかね!

 

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温泉

九重星生(ほっしょう)温泉  山恵(さんけい)の湯

ホテルの入浴施設です。コロナ禍の影響で休憩所が閉鎖されていましたが、硫黄泉&山が見える広い露天風呂ってだけで最高です!

【個人的おすすめ度…★★★★☆】

f:id:NACK-y:20220613202115j:imageHome - 九重星生ホテル

 

【自分用山行データ】

山行回数:132   踏破数:136   百名山:33   撤退:5