大船山〜久住山〜中岳
後編です! 前編はこちら↓↓
ルート
②日目 坊ガツル〜北千里ヶ浜〜久住分れ〜久住山〜天狗ヶ城〜中岳〜稲星山〜白口岳〜鉾立峠〜法華院温泉山荘〜坊ガツル[テント撤収]〜吉部登山口
標準コースタイム 8時間15分
登山地図&計画マネージャ ヤマタイム - Yamakei Online / 山と溪谷社
坊ガツルキャンプ場の夜はさほど冷えず快適でした。
テント内は寝る直前で16℃。限界温度0℃の寝袋でちょうど良かったです。
ちなみにガスってて 星は見えませんでした 泣。
前日、法華院温泉の小屋番さんに ご来光情報を聞いたところ、大船山(たいせんざん)がいいとのこと。
やっぱりかー。方角的にそうかと思ったけど、その日に登ってんのよね…
ご来光はあきらめて、のんびり出発することにします。
翌日。
まさに北大船山の辺りから朝日が出ました!
炊事場で水を補給してから出発。
まずは法華院温泉山荘へ。
法華院温泉へ着き 脇の舗装路を登って行きましたが、小屋を抜けてよかったみたいですね。
気づきませんでした…。
ひーっ。しかもこっちの道はデンジャー。
ちょっと上がった砂防ダムのところで、小屋からの道と合流。
上まで砂防ダムが続いています。
きっと土砂災害が多いんですね…。
10分ほど登ると岩場が出てきました。
おりゃー と登ったら写真撮り忘れたんで 振り返った所。
登り切ると突然 平らで広い空間が!
実は私はこんなブログを書いときながら、山に登る前にネット等での下調べをあまりしません(^^;)
地図で平面な場所があるのは確認してましたが、想像と全然違ったので、この景色にはホントに驚きました。
それにしても やけに荒涼としてるし、誰もいない。まさか立ち入り禁止区域とかじゃ…?
あ、道標あった(ホッ)
この広い所は北千里ヶ浜。
まるで火星みたいですね。知らんけど。
進行方向はこっち。正面に久住山が見えています。
硫黄山から噴気が出ています。
あそこは登山禁止のようです。
広々平らゾーンが終わると岩場の登りになります。ってマーカー多すぎじゃね? 逆に戸惑う(^^;)
久住分れ到着。
北千里ヶ浜越しの三俣山(みまたやま)。迫力ありますね。
ちょっと降りた所に久住山避難小屋とトイレがあります。
なんか絶好のロケーション。
いい感じにテントも張れそうだし、営業小屋になんないかなー?
避難小屋の前からは久住山の頂が目の前に。
今 行っから待ってろよ〜
久住分れから久住山頂までは、ガレ場が続きます。
なかなかやっかいな足元。しかも回り道…
これは登ってきた方を振り返ったところですが、最後まで岩岩です。
着いたー!
そーいや ここ久住山が九重山(くじゅう連山)の(ややこしいな…)主峰だと言われてますが、「日本百名山」の標柱がないですね。
んじゃ最高峰の中岳にあるんかな?
いやー それにしても 絶景!
左の方にも山の上なのに 広くて平らな所がありますね。不思議な光景だな。
南側。もっと晴れてればキレイだったかも。
戻って中岳を目指します。
二つぽっこりしてるのが天狗ヶ城と中岳。
道が繋がってるのが奇麗だったのでパノラマで撮影。
天狗ヶ城が近づいて来ました。
途中の分岐を右に行けば中岳への近道になりますが、天狗ヶ城から攻めて行きます。
この先、道標・保護柵・手すりが無いと。
なに急にビビらそうとしてんの!? よく分かりませんが、恐るるに足りませんでした(`・ω・´)
途中で見える御池(みいけ)。
下の火口跡には水は流れないんですね。
天狗ヶ城への登りは急です 汗。
上から降りて来たおじさんが、なぜかぜーぜー言ってました。
途中の玉ヒュンスポット。
出っぱった岩の上からです。
天狗ヶ城(てんぐがじょう)。
奥に中岳が見えています。
中岳へ向け、ちょっと降りて ちょっと登ります。
その途中の稜線から。
こりゃー キレイだ〜。
中岳山頂。
九重山最高峰にして九州本土最高峰でもあります。
ちなみに九州地方最高峰は屋久島の宮之浦岳(1936m)です。
そしてここにも「日本百名山」の標柱はありませんでした。別にいーんだけどね(^^;)
それにしてもここも絶景ですね〜
坊ガツルも見えます(あそこまで戻るの嫌だな…)
そしてまた降りて登ります 汗。
次は稲星山。
また広いとこがあります。東千里ヶ浜です。あそこでサッカーやりたいですね。
下りは結構急でした。
コル(鞍部)です。
あの草原で思いっきりボール蹴りたい! 取りに行くの面倒だけど。
稲星山へ向かいます。
急ですがちょっとの我慢。
稲星山。
この山が一番草木がなく 荒涼としていました。
今日登って来た峰々が勢揃い。
中岳を正面に据え、カレーメシの時間がやって参りました。
こんな時食べるカレーメシはほんと最高ですねー。
カレーメシの時間が終わったら、いよいよ下山開始です。
しばらく平坦な稜線を歩きます。
危うく直進しかけましたが、このちょっと先で左へ。
うーわっ また狭い道かよー 泣。
また枝が腕を引っかきます。
稲星越しを経由し最後のアップダウン。白口岳へ登ります。
白口岳。大船山が見えてきました。
そしてここからの下りが一気に急になります。
岩場 垂直だし! 容赦ないな…
坊ガツル見えたー。
と思っても全然安心できません。坂 急過ぎ、足場 悪過ぎです。
そういえば、大船山の山頂付近でヘリが飛んでました。
結構長い時間飛んでました。
遭難じゃなきゃいいけど…。
と、ヘリの音に若干気を取られながらも、黙々と降りていきます。
こんな崩落地っぽいとこも降りるんかーい。
しかも泥と浮岩のコラボに手を焼きます。
岩や浮石がなくなってきて安心、と思ったら…今度は泥オンリー。マジか。
あちこちに杭やロープがあるものの、ズルった跡もあちこちにありました。
わ〜 杭もロープもねえ。
絶望…。もうヨチヨチ歩きしかありません。
なんとか転ばずに鉾立峠(ほこたてとうげ)到着。
すっごい疲れましたね。精神的に!
降りて来た白口岳を振り返る。
なかなか強敵だったよアンタ…。今度は登りで使おーっと(^^;)
あとは割と平坦な道を20分ほど歩いて、法華院温泉です。
鉾立峠から5分ほど歩いたところで、前から二人組の女のコがやって来ました。
こんな時間(13:30)にどこ行くんだろ? と思い尋ねると、大船山とのこと。
ここからだと片道2時間半… ん〜 無理じゃね? とやんわり伝えるも、行けるとこまで行ってみると。
大丈夫だったかな?
法華院温泉まで戻って来ました。
ジュースの自販機に誘惑されましたが、ここは我慢して帰路を急ぎます。
テントもサクッと撤収。
帰ります!
ホントこのルートは平坦なんで助かりますねー
おっと、こんな急なとこもあったっけ。
帰りは 駐車場にジュースの自販機があったのを思い出し、脳内で「ジュース! ジュース!」の大合唱。
とにかく喉が渇いてました。
そしてようやく、
あった 自販機!
ドデカミンをぐいっとやりながら、帰り支度に勤しんだのでした。
まとめ
とにかくどこを歩いても、関東甲信越エリアの山には無いような景色ばかりで感動しました。
関東から来たって方も結構いましたね。
坊ガツルキャンプ場は広いし、温泉にも入れるしで最高でした。
今回登らなかった平治岳 (ひいじだけ)はミヤマキリシマが見ものですが、今年は虫の被害でイマイチとのことでした。
なので次回はまた坊ガツルにテント張って、平治岳&三俣山ですかね!
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温泉
九重星生(ほっしょう)温泉 山恵(さんけい)の湯
ホテルの入浴施設です。コロナ禍の影響で休憩所が閉鎖されていましたが、硫黄泉&山が見える広い露天風呂ってだけで最高です!
【個人的おすすめ度…★★★★☆】
【自分用山行データ】
山行回数:132 踏破数:136 百名山:33 撤退:5