登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【恵那山】広河原からピストン。ラッセル、プチ道迷い、まさかのビバーク! でも結果オーライ!《テント泊登山》2014年3月14日

恵那山

えなさん  2191m

中央アルプス 日本百名山

アクセス

中央自動車道  飯田山本ICより30分。

広河原登山口駐車場。

ルート

①日目  駐車場〜広河原登山口〜広河原ルート〜[ビバーク]稜線手前

標準コースタイム  4時間(山頂避難小屋まで)

②日目  ビバーク地〜恵那山頂〜[ピストン]駐車場

同CT  3時間30分(山頂〜駐車場)

f:id:NACK-y:20211101135823j:image登山地図&計画マネージャ ヤマタイム - Yamakei Online / 山と溪谷社

ビバーク地は大体です…。

難易度… 中級

夏は全然難しくないと思いますが、そこそこロングコースです。トレースもなかったこともあり、道が分かりづらい所がありました。

※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。

  • 天気:①日目  曇り時々雪 ②日目  晴れ
  • 人数:2人(K)
  • 行動時間:①日目  9時間半くらい? ②日目  6時間。

 

 

恵那山は中央アルプスの最南端にあり、天照大神の胞衣(えな、胎盤とか)が埋められたという伝説が山名の由来らしいです。

 

この時は八ヶ岳に登る予定でしたが、関東甲信越全般で天気予報があまり良くなく、行き先変更を余儀なくされました。

 

元々山頂の避難小屋で一泊の予定で、遠いので車中前泊とし、少し早いかなくらいの時間に登り始めました。

 

f:id:NACK-y:20211101142427j:image林道にゲートがあり、手前に5〜6台駐められるスペースがあります。

ここから登山口まで30分ほど舗装路を歩きます。


f:id:NACK-y:20211101142440j:image雪に埋もれて見落としそうな広河原登山口

 

f:id:NACK-y:20211101142920j:imageすぐに橋を渡ります。って雪ついてる…

こんなとこで落っこちたら涙ちょちょ切れますね。

 

f:id:NACK-y:20211101151507j:imageいきなりそこそこの積雪量でしたが、初めのうちはトレースもあり快適に登れました。


f:id:NACK-y:20211101143200j:image案内もちゃんとある。

 

樹林帯を抜けそうになる辺りから、雪が深くなりトレースも無くなっていきました。

 

f:id:NACK-y:20211101143214j:imageK師匠、ワカン装着!

ラッセルお願いします(^^;)


f:id:NACK-y:20211101144401j:image1716m地点でしょうか?

ちょっと雪も降ってきた…

 

f:id:NACK-y:20211101143437j:image尾根上はトレースが所々ありましたが、樹林に入ると無くなってしまい、ちょいちょい迷いました。

 

しかしK師匠が事前に予習してくれていたので、ルートを大きく外すことはありませんでした。

 

f:id:NACK-y:20211101143518j:imageラッセルはK師匠がしてくれているものの…

アイゼンしかない私は私で、何度も膝上まで埋まりました。

 

ホントはラッセルも交代でやらないといけないんですけどね( ´д`)

そのうちK師匠のワカンのバンドが何度も緩んだりもして…

 

ラッセル、踏み抜き、道迷い、降雪、寒さ… と苦行のデパート。

 

f:id:NACK-y:20211101143914j:image手袋に雪の結晶が! この日唯一のほっこりシーン。

 

 

そうこうしてるうちに、いよいよ疲労も出始め辺りも薄暗くなり始めました。

 

山頂まで1時間も掛からないくらいの所だったと思いますが、「どーしようか?」と話している時、ふと登山道の横を見やると、テントを張るのにおあつらえ向きのスペースがあるじゃないの!

 

もしかしたら誰かが張った跡かもしれません。

これならほとんど整地せず張れそうだったので、もうここでビバークだぁ!とあいなりました…!

 

ちなみにビバークと言っても、山頂避難小屋が雪に埋まってる可能性を考慮して、テントを持って来ていました。

 

そして寒く薄暗い中せっせとテントを張り、ようやくホッとしたのでした。

この時点であまり天気も良くなく、明日は降りるだけかなー、としょんぼりしながら寝袋に潜り込みました…( ´・ω・`)

 

 

翌日テントから外をのぞくと、青空が見える!

 

f:id:NACK-y:20211101145336j:image「どーします? 山頂行ってみます?」とテント撤収しながらまだ考えていました。

 

しかしどうも一時的でなく、完全に晴れてるようなので山頂を目指しました。


f:id:NACK-y:20211101145559j:image山頂近くの展望台。

半分くらい埋まってます。

 

f:id:NACK-y:20211101145621j:image中央アルプスがキレイ!

 

そして山頂に着くと… あれ? 泊まる予定だった小屋が無い(ー ー;)

と、探しながら先を歩いていたK師匠が「あ! あった!」と言う。

えっ どこ??って感じでしたが…

 

f:id:NACK-y:20211101145717j:imageなんとK師匠は小屋の上に乗っかってました!

やっぱり雪に埋もれたんですね。昨日無理して山頂目指さなくて良かった〜


f:id:NACK-y:20211101145835j:image小屋の上の展望岩から見下ろしても、パッと見分からない…。

 

f:id:NACK-y:20211101150130j:image思わず夏の時(’18年8月)と比べてみました。

この年は記録的大雪が続いたので3月中旬にしては積雪が多いのではないでしょうか?


f:id:NACK-y:20211101150316j:image展望岩からは素晴らしい景色。


f:id:NACK-y:20211101150352j:image
南アルプスはいつもと違う逆側から。

 

小屋のちょっと先に最高地点がありますが、寄るの忘れつつの下山…。


f:id:NACK-y:20211101150428j:image稜線は当然我々のトレースしかありません。

 

しかし降りていくと徐々に登ってくる人が増え、すれ違い様に皆、「トレースありがとうございます!」と口にするのでした

ヤッタ〜(^^) ってラッセル全部K師匠ですけど!


f:id:NACK-y:20211101150610j:imageそれにしても諦めていた天気がウソのように回復!

f:id:NACK-y:20211101150802j:imageスキーかスノーボードをつけていたら、楽しく降りられそう。

f:id:NACK-y:20211101150828j:imageこの景色を見ながらの下山は最高でした!

 

f:id:NACK-y:20211101150910j:image疲れていたのかスローペースでしたが、無事下山。

 

まとめ

色々あった初日から、快晴のフィニッシュ。「色々」はまあ、いい経験になりました(^^;)

後年、夏に登りましたが別ルートで天気もイマイチだったので、この広河原ルートで夏に再チャレンジしたいですね! 

 

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温泉

月川温泉 野熊の庄 月川(げっせん)

あんまり覚えてませんが、HPを見る限りでは露天風呂の開放感が良く、自分好みの感じです。

南信州阿智村 月川温泉郷 野熊の庄 月川

 

【自分用山行データ】

山行回数:54   踏破数:64   百名山:18    撤退:3