登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【硫黄岳(八ヶ岳)】赤岳鉱泉テント泊。寒すぎてトイレに行けない?そんな夜を越え、爆裂火口の上へ!《テント泊》2015年2月19〜20日[3回目]

硫黄岳

いおうだけ  2760m    八ヶ岳

アクセス

中央自動車道  小渕沢ICより20分。八ヶ岳山荘駐車場。

ルート

①日目  美濃戸口〜美濃戸〜北沢ルート〜赤岳鉱泉[テント泊]

標準コースタイム  3時間

②日目  赤岳鉱泉〜赤岩の頭〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜北沢ルート〜美濃戸〜美濃戸口

同CT  6時間15分

主観的難易度… 中級
  • 天気:①日目  晴れ一時曇り ②日目  曇り時々晴れ
  • 人数:2人(K)
  • 行動時間:①日目  4時間 ②日目  8時間20分(休憩、テント撤収等含む)

f:id:NACK-y:20200523142108j:imageヤマプラ - 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう!-ヤマレコ

 

冬の八ヶ岳3回目(2015年2月時点)は硫黄岳です。

テントで一泊、森林限界も超える標高で存分に雪山を味わうことができます!

ただし、極寒でした…

 

クルマで行けたら赤岳山荘まで行こうかな… などと思っていたら、林道は通行止めでした。

なので美濃戸口の、八ヶ岳山荘にクルマを駐めました。

 

f:id:NACK-y:20200524231224j:image1日 500円。1泊なら2日分で 1000円。山荘内は仮眠所もあります。

http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html

 

林道に取り付くと、すぐに通行止めの理由がわかりました。

なんと最初の下りのカーブで、ランクルが道を外れ横転しているじゃあーりませんか!

冬のこの林道は、4WDでも危険なことがよく分かりました…( ;゚Д゚)

 

そして美濃戸まで歩くこと約1時間。

 

ちなみに、美濃戸口のところにあるのが、八ヶ岳山荘。

林道の終点美濃戸にあるのが赤岳山荘美濃戸山荘

ん〜  なんかややこしくて、いつもこんがらがる…(ー ー;)

 

f:id:NACK-y:20200526004808j:image北沢南沢の分岐。

今回は赤岳鉱泉へ向かうので、北沢へ。


f:id:NACK-y:20200526004743j:imageもふもふだ〜


f:id:NACK-y:20200526011327p:imageでもトレースはバッチリ。

たくさんの人が歩くルートなんで、当たり前ですけどね。

 

凍結もなく、なだらかな道なのでアイゼンは不要でした。


f:id:NACK-y:20200526004737j:imageカモシカ様に遭遇しました!

お食事どきでしたようで、我らのことはガン無視…。


f:id:NACK-y:20200526004746j:image沢に沿ったルートなので、何度も川を渡ります。


f:id:NACK-y:20200526011821p:imageK師匠、なんだか左足の付け根が痛くなってきたようです…。


f:id:NACK-y:20200526004800j:image開けてきた!

K師匠、あとちょっとですよ〜

 

そしてようやく到着!

 

f:id:NACK-y:20200527213701j:imageペロペロキャンディー… じゃなかった、アイスキャンディー

楽しそう! いつかやってみたい…


f:id:NACK-y:20200527213644j:image赤岳鉱泉。ここでテント泊です。

中に泊まれば美味しいご飯が食べられます。

https://userweb.alles.or.jp/akadake/i/index.html


f:id:NACK-y:20200524231229j:image今回はK師匠のメスナーのテント。

いい感じの跡地に設営(^^)

 

f:id:NACK-y:20200527010814j:imageキレイな夕焼け。

そして、さっぶい夜がやって来る…

 

冬の八ヶ岳の夜はシビれるほど寒いです。

気温は−10℃〜−15℃か… それ以上かも…

 

トイレに行きたくなっても、行くのやめるか迷うほど。まぁ行くんですけど(^^;)

トイレに行ったら行ったで、トイレ内が暖かくて戻るのやめるか迷うほど。まぁ戻るんですけど!

 

ダウンジャケット、ダウンパンツ、ダウンシューズに厳冬期用シュラフですが、寝入っても顔が冷たくなって目が覚めたり…

なかなか熟睡はできないですねー

 

 

②日目はなかなかの晴れ模様。

K師匠の足もだいぶ良くなったようなので、硫黄岳へGO!

 

序盤はさくさく進み、あっという間(?)に樹林帯を抜けます。
f:id:NACK-y:20200524231236j:image夏道とちょっと違う気がするけど、トレースを辿れば大丈夫。


f:id:NACK-y:20200527154456j:image赤岩の頭まであとちょっと!

右上にはグローブ着けた指!

 

f:id:NACK-y:20200527220126j:imageおりゃ〜 っと一気に登れば…


f:id:NACK-y:20200527211037j:image突然視界が開け 迫力の南八ヶ岳。


f:id:NACK-y:20200527174140j:image赤岩の頭。ここまで来れば山頂まであと少し。


f:id:NACK-y:20200527174106j:imageほぼ山頂! アーティスティックな吹き溜りが。

 

硫黄岳の山頂は広く、どっからどこまでが山頂かよくわかりません(^^;)


f:id:NACK-y:20200527214548j:image爆裂火口壁

3回目の登頂で、やっと間近で見られました。


f:id:NACK-y:20200527214603j:image双耳峰の天狗岳

冬は前年(2014年)に登りました。

 

f:id:NACK-y:20200527215807p:image山頂標。

の横に「周辺案内図」 。ちょっと違和感。山頂にあんまりなくない?


f:id:NACK-y:20200527214612j:imageうぉーーっ 迫力の展望ですっ

左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳。

 

すっきりと晴れないものの、にび色の岩峰が幻想的でした。

 

f:id:NACK-y:20200527220956j:imageたまに晴れ間が見えると、風で飛ばされた雪がキラキラと光って奇麗でした。


f:id:NACK-y:20200527214559j:image寒く風も強いので、昼食はとらず降ります。

 

山頂を背に降りてきて、赤岩の頭の方へぐるっと回ると、また赤岳が。

f:id:NACK-y:20200527223110j:imageあ、ちょっと晴れてる…

 

f:id:NACK-y:20200527221409j:image稜線から降りるところを撮ってもらった写真がいい感じ。


f:id:NACK-y:20200527214554j:imageもふもふなので、だ〜っと降ります。

f:id:NACK-y:20200527174048j:image赤岳鉱泉に帰って来ました。

 

すっかり腹も減って、テントでのんびりランチ。

ちょっとまったりし過ぎたかも…


f:id:NACK-y:20200527223326j:imageまた もふもふの北沢ルートを帰ります。

 


f:id:NACK-y:20200527174109j:image美濃戸口に帰って来たところで、キレイな夕焼け…

ってヤバいヤバい、もっと早く帰って来ないと!

 

朝の出発が遅かったのと、ランチでのんびりし過ぎたのが原因ですね(^^;)

 

まとめ

硫黄岳は展望もよく、危険度が少ないので雪山初心者にはちょうどいいと思います。

ハンパない寒さなので、小屋泊がおすすめですが!

 

 

山頂はガスだった…  夏の硫黄岳。

 

こちらも極寒、冬の天狗岳。

 

 

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温泉

八ヶ岳温泉  もみの湯

八ヶ岳の定番です。ベーシックな施設なので安心感があります。

泉質もよく、露天風呂もあります。

【個人的おすすめ度…★★★☆☆】

温泉・泉質|原村で遊ぼ♪|樅の木荘 公式サイト|八ヶ岳高原・信州公共の宿

 

 

【自分用山行データ】

山行回数:69   踏破数:78   百名山:20    撤退:4