貫山
ぬきさん 712m
北九州市 平尾台 九州百名山
アクセス
東九州自動車道 行橋ICより20分。 九州自動車道 小倉南ICより15分。
吹上峠駐車場《無料、40台、トイレ 有》
ルート
吹上峠駐車場〜大平山〜四方台〜貫山〜四方台〜岩山〜広谷湿原〜中峠〜キス岩〜吹上峠駐車場
標準コースタイム 4時間35分
YAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォーム
難易度 【初中級】
急な所や危険な所はほとんどありません。時期的なものか 藪が深い所もあり、そういう所は道が不明瞭です。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:晴れ
- メンバー:単独
- 行動時間:4時間37分(休憩等含む)
平尾台は、山口県の秋吉台と愛媛県と 高知県にまたがる四国カルストとともに「日本三大カルスト」とよばれています。
カルスト地形とは、地表に露出した石灰岩が 雨水などで侵食されて出来た地形のことで、ボコボコとあちこちで岩が露出しているのと、侵食で凹んだ窪地もあちこちにあるのが特徴です。
平尾台は広いのでルートがたくさんありますが、今回のスタート地は吹上峠です。
吹上峠駐車場。
9時前なのに だいぶ暑いせいか、誰もいない…
解説板。色々たくさんありました。
しかし 車やオートバイの乗り入れが〜 ってあるけど、車なんてどっから入るんだよ…
ではレッツゴ。
序盤の道はとても歩きやすいです。
開放感がたまりませんねー
カルスト地形は主成分が石灰岩ということから、大きい木が生えないらしいです。
さらに毎年2〜3月頃に野焼きされているので、より開放感はマシマシです。
そのせいか 稜線は気持ちいい風が吹いていました。というか今回はそれ狙いで来たんですけどね。
序盤に少し急なところがあります。
突然だだっ広いところ出現。グラウンドみたいですね。
あちこちに石灰岩が転がっています。
まー 厳密には転がってるわけじゃないか…
振り返った先に見えるのは 石灰石の採石場ですね。
なんかミニチュアの山みたい。
表面はぶつぶつしてて裸足で乗ったら痛そうです。
乗んないけど。
大平山に着きました。
読みはなんと「おおへらさん」。
なんか気が抜けるな… なんで「へら」なん?
でも素晴らしい展望です。
まー さっきからずっと素晴らしいんだけど。
先へ進みます。
ヒオウギ。
この辺りは石灰岩が密集しています。
密集している岩が ヒツジがいっぱいいるように見えることから、この辺を「羊群原(ようぐんばる)」と呼ぶそうです。
マザー牧場もびっくりですね。
貫山方面へ向かいます。
すぐに塔ヶ峯への分岐に出ます。
この塔ヶ峯を経由して行こうかと思いましたが…
エェ…( ´д`) 藪 凄すぎ。無理。諦めます。
なので四方台を経由して貫山へ。
いったん降ります。
キキョウ?とちゃっかり写りこむアブ。
ウツボグサ?
四方台へ向けて登り返します。
この四方台への登りの斜面は 風が無く灼熱地獄でした。
あちーあちー言いながら上り詰めると…
もうひと山あるんかい 泣
オニユリかコオニユリかクルマユリのどれか。
ここにもヒツジが群れてました。
四方台を通らず南へ向かうルート。
「吹上峠・大平山。貫山」
指導標に句点があるの初めて見た(^^)
もうひと踏ん張り。
でも急登&ちょっと藪&暑さで ひっくり返りそう。
もう暑すぎて写真もモヤってるよ…
やっと四方台到着。
ここはまあまあ涼しい風が吹いてるんで 休憩します。
それでも暑すぎです。しばしここで撤退するかマジで考えました。
実は暑いのがめちゃくちゃ苦手なんですよ…
でもここまで来たらあとちょっと。
行こう、貫山へ。シャツに冷え冷えスプレーかけまくって。
四方台から軽く下った後 がっつり登り返します。
もうあとはメンタル勝負。
貫山(ぬきさん)山頂! 平尾台の最高峰です。
しかーし… 曇りやがりました。
風が吹いて涼しいですが、晴れそうもないので降りちゃいます。
こっちはいい景色。
四方台へ戻り、この木陰で休憩。
一応 昼飯タイムですが、暑さで食欲がなく パン1個くらいしか食べられず、主食は水でした。
青龍窟へ行くか悩みつつ、とりあえず吹上峠方面へ戻ります。
稜線が気持ちいい。
こういう景色は他ではなかなか無いですね。
容赦なく太陽が照りつけます。
ほんと風が無かったらタヒぬ…
ナデシコ。
これもナデシコ。
大平山。登って来たやつ。
分岐を右へ行き岩山へ寄って行きます。
あれです岩山。
なんか雑な名前だけど…
景色はいいです。
戻って西へ向かいます。
パラグライダーな人。
また分岐に差しかかりました。
ここまで来たら青龍窟へ行ってみます。なので左へ。
舗装路に向かって降りて行きます。
舗装路をちょっと歩いて…
広谷湿原の入り口へ。
ちなみに水に溶けやすいカルスト地形に湿原があるのは 珍しいらしいです。
広谷湿原。
ちょっと地味だし暑いんで、見学は手短に。
分岐に青龍窟の道標発見…
指導標には「200m」の表記。この道を自分的に200mくらい歩いたつもりでしたが見当たらず。
地図ではこの辺のはずだけど藪に隠れてるのかなー? と ちょっとウロウロ。
しかし暑くてもう無理。戻ります…
後で調べたら、どうやらあとちょっとの所で引き返してしまったようです。
てか地図記号の位置おかしくね?
戻って車道を歩きます。
中峠。あとはひたすら西へ進んで戻るだけ。
「キス岩」なるものを拝んで行きます。
目の前に大平山。
ほんとに独特な景観ですね。
キス岩へは少し左にルートを外れる感じでした。
で、これがキス岩…?
ファイナルファンタジーに出てきたプリンみたいだなー
名もなき十字路。
このちょっと先を左に曲がる道から帰ります。
わっ なかなかの藪。
まー 最初だけでしょ。と思ったんですが…
えっ これは結構厳しい。しかもまだまだ続きそう。
ちょうど程よい岩があったので 登って周りを見渡してみました。
ほとんど道がわからねぇ( ;゚Д゚)
でもYAMAPで確認すると道の上にいるぞ…
戻るのもめんどいし、YAMAP信じて藪に凸ります。
藪こぎだけじゃなくて、暑いのがつらい。
いや、つらすぎる。今日イチの地獄。どこでもドアかタケコプター欲しい…
あ〜 抜けたぁ
と思ったらまた! もうルーラだ。ルーラを唱えるしかないっ
やっと道っぽいとこに出たらゴールは間近でした。
登山口近くの仏様に無事のお礼をして終了〜
しかしあまりの暑さに、駐車場の東屋で しばしへたり込んでしまいました…
その後、千仏(せんぶつ)鍾乳洞を見物しました。
カルスト地形は水に浸食されやすいので、地下も浸食され 鍾乳洞が多くできるらしいです。
駐車場から結構な坂を降ります。
おどろおどろしい入り口。
明るくて歩きやすい。
千仏鍾乳洞のウリは この水中歩行です。
サンダルは入り口で貸してくれますが、膝下まで濡れます。
なぜか電飾。
楽しい(*°∀°)=3
けどシビれるほど足が冷たかったです…
まとめ
この様な景観は関東甲信にはなかなか無いので、大分に来て2年以上経ちますが 改めて九州の自然の奥深さに感銘を受けました。
しかし ぶっ倒れる寸前の暑さだったので、ここへ来るのは野焼きの直後くらいが良さそうですね…
温泉
源じいの森温泉
自然に囲まれたキャンプ場併設の温泉。広くてキレイな施設です。
単純泉ですが、雰囲気のいい露天風呂もあります。
【個人的おすすめ度…★★★☆☆】
温泉 – 源じいの森
⬇︎もしよければ応援お願いします(^^)
【自分用山行データ】
山行回数:201 踏破数:234 百名山:39 撤退:6