登山やってみっか

これまでの登山の軌跡を、イチからピンキリ全てをたどる山行記です

【田原山】別名 鋸山。熊野磨崖仏 拝観セット山行。危ない岩尾根歩き、滑落事故に注意!《日帰り登山》2023年11月8日

田原山

たわらやま  542m

国東半島    九州百名山    大分百山

アクセス

東九州自動車道  大分農業文化公園ICより25分。

熊野磨崖仏駐車場《無料、約20台、トイレ 有》

ルート

駐車場〜胎蔵寺〜熊野磨崖仏〜行者尾根〜八方岳〜大観峰〜囲観音堂〜駐車場

標準コースタイム  2時間50分

f:id:NACK-y:20231219224141j:imageYAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォーム

難易度    …初中級

体力的には大したことないですが、登山道全般ほぼ岩の稜線を歩きます。

岩場や鎖場や高い所が苦手な人は、難易度はワンランク上がると思います。

  • 天気:晴れ
  • 人数:単独
  • 行動時間:2時間49分(休憩等含む)

 

 

田原山は国東(くにさき)半島の付け根あたりにあり、山頂部がギザギザしていて別名鋸山(のこぎりやま)とも呼ばれています。

 

また、山の西側の中腹に熊野磨崖仏があります。

 

岩場や鎖場があるのは承知してましたが、最近疲れ気味なので コースタイムが短いってだけでチョイスしました。

大丈夫かな〜?

 

f:id:NACK-y:20231208221902j:image熊野磨崖仏駐車場

もう少し上にも駐車場がありますが、歩いてもすぐだしトイレもないそうなので ここに停めました。


f:id:NACK-y:20231208221346j:image受付は左の建屋です。磨崖仏の拝観料300円を納めます。

登山者は受付で名前、電話番号、下山予定時刻を書き記します。

 

以前下山予定時刻を大幅に過ぎた登山者がいて、大騒ぎになったらしいです。

ちょっと遅めに書いとこ…(^^;)


f:id:NACK-y:20231208221207j:image鬼が一晩で作ったと言われる石段を登ります。

これはさぞかし大変だったことでしょう。鬼氏に頭が下がります。

 

f:id:NACK-y:20231212035046j:image熊野磨崖仏。デカいです。

 

f:id:NACK-y:20231212035052j:image不動明王。

と言えばいかついイメージが強いですが、なんかポッチャリ系?

 

f:id:NACK-y:20231212040617j:image大日如来。

こちらも普段見る大日如来像とはちょっと違って 妙にぷくぷくしてる…


f:id:NACK-y:20231212143625j:image900年の歴史があるようです。


f:id:NACK-y:20231208221955j:imageさらに登ると熊野神社が鎮座。


f:id:NACK-y:20231208222034j:image社殿の後方が岩にめり込んでます。


f:id:NACK-y:20231208221512j:image向かいの社務所? を抜けると本格的な登山道になります。


f:id:NACK-y:20231208221742j:imageいきなり道がえぐれててビビる…


f:id:NACK-y:20231208221911j:imageぐいぐい登っていきます。


f:id:NACK-y:20231208221726j:image稜線出ました。さっそく細い岩稜帯です。

 

ここからは行者尾根と呼ばれる岩尾根を歩きます。


f:id:NACK-y:20231208221528j:imageちょっと盛り上がった岩に登ってみると いい景色。


f:id:NACK-y:20231208221225j:image鶴見岳と由布岳。

f:id:NACK-y:20231216032125j:image周りにも荒々しい岩が聳え立ってますね。


f:id:NACK-y:20231208221349j:image樹林帯でもロープの急登があったりして侮れません。

 

f:id:NACK-y:20231216032135j:imageこの「登山口」は登って来た方じゃなくて、南側の登山口ですね。


慎重にナイフリッジを歩いていると…


f:id:NACK-y:20231208221559j:imageあら? 行き止まりだー

 

しかし、左右の崖を見下ろしても 他に巻くような道はないので、行き止まりっぽい岩の先を覗き込んでみました。


f:id:NACK-y:20231208221745j:imageここ降りるんか。コエー・・

慎重に逆向きで降りました。


f:id:NACK-y:20231208221325j:image下から見ると大したことないけど。

 

岩尾根は開放的な景色ですが、狭い痩せ尾根で 岩のアップダウンがあります。

 

f:id:NACK-y:20231208221635j:image無名岩という名前の岩か…?


f:id:NACK-y:20231208221402j:image溶岩ドームの類かな? こんな感じの岩がたくさんあります。


ルートは岩峰を歩くのが基本ですが、ちょいちょい樹林帯に入ります。


f:id:NACK-y:20231208221216j:image尾根に対して登ったり降りたりが多いからか、急な所が多い。


f:id:NACK-y:20231208221143j:imageロープ場などの難易度はさほどではありません。

 

f:id:NACK-y:20231219182104j:imageそれにしても この開放感はほんとにきもちE〜


f:id:NACK-y:20231208221340j:imageまー油断したら奈落の底へダイブだけど。


f:id:NACK-y:20231208221934j:image道狭いなぁ 汗


f:id:NACK-y:20231208221711j:imageその先もヤバそ…


f:id:NACK-y:20231219000323j:image段差の大きい岩場は金属製のホールドを掴みます。

って、ホールド足元だし。ここも慎重に逆向きに降りないといけません。

f:id:NACK-y:20231208222001j:image振り返ったところ。ステキな痩せ尾根ですね〜(^^)


f:id:NACK-y:20231208221303j:image股覗き岩。ん?なんだ?

 

f:id:NACK-y:20231219003541j:imageむっ あれか? あれが股なのか??

よく分かりませんが股と言えば股か…

 

f:id:NACK-y:20231219004618j:imageアップはセーフサーチに引っかかってしまいそうなので、こーしときましょ(^^)


f:id:NACK-y:20231208221624j:imageあらら? また道がねぇ…

 

今度はほんとの行き止まり。股を見過ぎて分岐を見逃してしまいました。

手前に左へ降りる箇所がありました。


f:id:NACK-y:20231208221720j:imageなかなか危ない。


f:id:NACK-y:20231208221213j:imageこんなの久々に見た。楽し〜


f:id:NACK-y:20231208221411j:imageいよいよクライマックスな鎖場が出て来ました。


f:id:NACK-y:20231219153453j:image登り切ったその先に注意喚起の看板。

「この箇所」? だけじゃないっしょー


f:id:NACK-y:20231208221131j:image八方岳。四方八方見渡せられるからかな?

 

ここが山頂かと思いましたが、
f:id:NACK-y:20231208221809j:imageこの先にもラスボス感漂うピークが。

もちろん行きます。

 


f:id:NACK-y:20231208221158j:imageいったん降ります。


f:id:NACK-y:20231219181536j:imageおおっ ラスボスにふさわしい鎖がっ

f:id:NACK-y:20231208221241j:imageかなりの急角度ですが、ホールドもしっかりあるので難しくはないです。


f:id:NACK-y:20231208221522j:image最後の岩場。左右切れ落ち系です。


f:id:NACK-y:20231208221134j:image大観峰到着。 360度のパノラマビューです(*°∀°)=3

 

ちなみに 八方岳、大観峰共に「田原山」の山頂標が無いので、どちらが正式な山頂かは分かりません。


f:id:NACK-y:20231208221254j:image東側。


f:id:NACK-y:20231208222007j:image北側。


f:id:NACK-y:20231208221331j:image西側。登って来た方ですね。

 

のんびりしたいですが、今回は写真多く撮り過ぎて結構時間かかっちゃったので早々に降ります。

予定の下山時刻を過ぎたら大変です 汗


f:id:NACK-y:20231208221356j:image慎重に降りていきましょー


八方岳まで戻って来ましたが、やっぱお腹が減ったの我慢できなくておにぎりを食べました 笑

そこまで時間の余裕無いわけじゃないし。


f:id:NACK-y:20231208222019j:image途中ですれ違ったおじさんが大観峰に登頂する所を見届けて出発。


f:id:NACK-y:20231208221112j:image帰りも絶景&危ない岩尾根を歩きます。


f:id:NACK-y:20231208221343j:imageピストンで帰ろうと思いましたが囲観音に寄って行きます。


f:id:NACK-y:20231208221248j:image道はちと荒れ気味。

 

f:id:NACK-y:20231219182013j:image囲観音堂

鬱そうとしてて荘厳な雰囲気… とゆーかちょっとコワイ。


f:id:NACK-y:20231208221717j:image経岩。何かはよく分からん…


f:id:NACK-y:20231208221515j:image岩尾根の下を歩きます。


f:id:NACK-y:20231208221152j:image尾根へ合流する道はテープがあるも 分かりづらい。

 

その後尾根へ無事合流。あとは来た道を戻るだけです。


f:id:NACK-y:20231208221818j:image行きの時 降りるのが怖かった岩。

登るのは楽勝だけど、ここも左右切れ落ち系( ;゚Д゚)


f:id:NACK-y:20231208221921j:image逆から来て磨崖仏を通過する人はほとんどいないと思われます。


f:id:NACK-y:20231208221953j:image帰りに胎蔵寺をアピールするキャッチーな看板。


f:id:NACK-y:20231208221537j:imageって通行止めやないかーいっ

 

胎蔵寺は受付の方からすぐ行けるけど 行きませんでした。

今思えば行ってもよかったな。「貴方に何かが起きる!」ですからね。

 

無事下山後、受付のおばちゃんに報告。


f:id:NACK-y:20231208221641j:imageなぜかハートチョコくれた(^^)

まとめ

岩場や危ない岩尾根はそれなりに楽しめたものの、疲れた身体には少しこたえました。

前に似たような岩尾根が続く、津波戸山に登りましたが、そこより難易度はやや高めに感じました。

 

磨崖仏方面からの岩尾根は何箇所か降りづらい所があり、南側の登山口から周回する場合 左回りがいいと思います。

 

 

ここも危ない岩尾根歩きの山

 


 

 

温泉

べっぷ温泉  鬼石(おにいし)の湯

近くの良さげな温泉(山香温泉)は改装中。別府まで戻りました。

別府地獄めぐりの一つ「鬼石坊主地獄」と併設されている温泉です。

 

木々に囲まれた露天風呂は展望イマイチですが、辺りから聞こえるシューシューがなんとも言えない地獄感を醸し出しています。

【個人的おすすめ度…★★★☆☆】
f:id:NACK-y:20231208222026j:image鬼石の湯

 

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【自分用山行データ】

山行回数:177   踏破数:201   百名山:39   撤退:6