槍ヶ岳 北穂高岳
やりがたけ 3180m きたほたかだけ 3106m
北アルプス 日本百名山(槍ヶ岳)
アクセス
長野自動車道 松本ICより45分。
沢渡 市営第四駐車場(岩見平駐車場)《700円、140台、トイレ 有》
ルート
①日目 上高地〜明神〜徳沢〜横尾〜槍沢ロッヂ[小屋泊]
標準コースタイム 4時間45分
②日目 槍沢ロッヂ〜大曲〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜南岳小屋[テント泊]
同CT 7時間50分
③日目 南岳小屋〜大キレット〜北穂高岳〜涸沢ヒュッテ[テント泊]
同CT 5時間30分
④日目 涸沢〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地
同CT 5時間
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難易度 …上級
槍ヶ岳は急なハシゴや鎖場が続きます。さらに大キレットは危険な岩場が連続し、緊張を強いられる時間も3〜4時間続きます。
知識、経験、技術、体力をフル稼働してのチャレンジが必要です。
※難易度はあくまで私のざっくりとした主観です。
- 天気:初日のみ雨、②〜④日目 晴れ。
- 人数:2人(K)
- 行動時間:①5時間30分 ②8時間 ③8時間40分 ④5時間30分(バス移動時間は含まず、休憩等含む)
遠くから見ても高くてとんがってる憧れの槍ヶ岳。
あのとんがった山頂はどーなっているのか? 刺さるのか? 刺さらず立てるのか? ついに確かめる時がやって来ました。
しかも戻りはサクッと大キレットを通るというおまけ付きです。
なーんて、どう考えても一般登山道では最難関と呼ばれる大キレットの方がメインですが、とにかく満を持しての挑戦!
という過去の山行記です(^^)
ルートは上高地からの周回です。
ということで、いきなり上高地バスターミナル。
雨の中装備を整えたり、身を軽くしたり(トイレ)してスタート。
上高地からは明神→徳沢→横尾とおなじみのコースを雨の中歩きます。
けっこう樹林帯を歩くので雨に濡れないことを期待していましたが、所々工事をしてて回避ルートとして、木々のない川の方を歩かされました。
横尾の手前くらいか。どんより梓川。
ちなみにこの時レインウェアを着たのは3年ぶり。奇しくも前回も上高地〜涸沢間でした。
屏風ノ頭。
横尾で休憩を入れ、さらに梓川沿いを北上します。
ずっと川沿いなんで写真も川しかない…。雨で絶賛増量中?
ちなみに梓川は、途中から源流の槍沢へと名前を変えます。
槍沢ロッヂ到着。
「ロッジ」じゃなくて「ロッヂ」なのいい(^^)
実はこの先のババ平でテン泊の予定でしたが、この雨ですっかり戦意喪失。
結構混み合っていましたが、泊まれるとのことなので槍沢ロッヂにお世話になりました。
なんとここには、しっぽり濡れた身体に嬉しい お風呂もありました。
②日目。
雨は止んでいましたが、辺りはもやもやな感じでスタート。
テン泊する予定だったババ平は水浸しで「小屋にしといて良かったー」とか思った記憶があります。
あー なんかもやもやする…
槍沢のルートはしばらく平坦ですが、東鎌尾根へ出る分岐の大曲を少し過ぎた辺りから急になっていきます。
そしてその辺から青空が見えてきました。
晴れたぞサルくん!
と声をかけるも「オレ関係ねーし」と冷たい態度。
ツレないサル氏に別れを告げ、ひたすらに谷を登って行きます。
しかし3泊4日分のテント泊の荷物が重い…(ー ー;)
ぜーはー言いながら上を見上げるも、まだ少し雲がかかっていたこともあってか、なかなか槍ヶ岳が見えませんでしたが…
キター! テンション上がるー
テンション上がるといえば、この辺りで外人さんが「スバーラシ〜」とか「ガーンバレー」と何度も叫んでいました。
楽しそうでなによりです。
奇麗な槍ヶ岳に目を奪われそうですが、足元がガレてるので注意。
振り返るとカール状の地形も美しい。
あとちょっとかな?
それにしても、これはもうどう見ても とんがりコーンだろ…
えいっ と、思わずつまんでしまいました 笑
そしてようやく槍ヶ岳山荘に到着。ここに荷物をデポって槍ヶ岳に登ります。
ちなみにここから先は槍の穂先と呼ぶようです。
山荘前からみた槍の穂先。
楽しそうな岩場が待ってます。
天に向かって鎖が伸びてますね。
ちなみに登りも降りも一方通行になってます。
足元がおっかない所も。
鎖でもハシゴでもない鉄の杭がぶっ刺さってる…
全体的に岩の部分も含め ホールドはしっかりあるので、焦らず登ればそれほど難しくはないと思います。
下を見ると高度感は感じますが。
ラストに2連ちゃんでハシゴがあります。
急なので怖い人は下を見ないよーに。
そして遂にとんがりコーンの先端に到着です。
素晴らしき常念山脈。
槍ヶ岳山荘の先は南岳へ続く稜線。
右に伸びるのは西鎌尾根か。
奥の方は雲が出ちゃってますが、昨日の天気を思えば万々歳ですね〜
山頂はこんな感じ。
刺さるほどとんがってないですが、さすがにあんまり広くはないですね。
ちょい混んでたので、待ってから記念撮影。
まだまだじっくり楽しませてもらおうかのー
東鎌尾根。いつか表銀座もやりたい…
うほー 奥穂見えた(*°∀°)=3
ではそろそろ降りますかー
ハシゴに身を投げ出す時はちょっと緊張…
右足からかな? いや左足? ってどっちでもえーわっ
降りの方が危ないので とにかく慎重に…
慎重に〜
眼下のカールがキレイだなー
と、無事山荘までたどり着き ご飯にしました。
こりゃええロケーション。
ご飯(カレーメシ)もおいしい。
ご飯の後は南岳へ向かいます。今日の宿営地です。
テン場を抜けて行きます。
なんかみんな岩の隙間とかにテント張ってるけど 汗
まずは大喰岳を目指します。
あ、ここもテン場ですね。
大喰岳(おおばみだけ)は20分くらいで到着。
槍ヶ岳の展望がゴイスーです。
やや右曲がりのとんがりコーン。
中岳の直下は岩場。
中岳。ん〜 雲来てる…
中岳を降りてからは 緩めの道が続きます。
南岳。雲がぁ…
真っ白な南岳小屋到着。
テン場もまっちろ。
明日の天気は大丈夫かな? とか気にしつつテントでうだうだ。
もちろん夕焼けなんて気にもしてませんでしたが、ふと外に出てみると…
あらー なんかキレ〜
日は落ちた後みたいですが、いいもん見させてもらいました。
この日は何食って何時に寝たかとか全然覚えてませんが、気持ちよく爆睡したのは覚えてます。
③日目、いよいよ大キレット挑戦です。
素晴らしいご来光が拝めました。
右に富士山も見えています。真ん中は八ヶ岳かな?
そして「岩から落っこちませんように!」とかなりマジで手を合わせる…(ー人ー)
モルゲンロートな大キレットと穂高連峰。
テン場は笠ヶ岳が望める好ロケーションでした。
大キレットの入り口は南岳からすぐです。
看板が立てられ「天気や体調を再確認」とか「無事を祈る」的なことが書いてありました。
さて、装備を整え 精神を統一して いざ…
行くぞー 大キレットっ と気合が入ったところで後編↓↓へ続く!
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槍ヶ岳や大キレットのような岩場では必須です。記事中では違うものを着けていますが、現在はこれを使用。
軽いし通気性がよいのでお気に入りです(^^)